| 扇雀飴とお茶漬け |
2015年7月25日
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石川県立音楽堂に「松竹大歌舞伎 四代目
中村鴈治郎襲名披露」を観に行きました。

音楽堂の一階の「勧進帳」の人形さんはすごい精密ですね。
歌舞伎の演目は「引窓」では、女房役の中村壱太郎さんの
所作が女性もうっとりするしなやかさでした。
幕間があって口上では、みなさんが紋の付いた裃(かみしも)を
着ていらっしゃいます。

裃はこういうのです。
![]()
中村扇雀さん中村虎之介さんの紋があの懐かしの扇雀飴の
マークなのです。
(開演中は、写真NGですので裃と紋の写真はHPからお借りしました)
何か関係があるのかしらんと扇雀飴本舗さんのHPで調べてみましたら
梨園の名園”成駒屋”中村扇雀(現 四代目坂田藤十郎)が命名した
「扇雀飴」という商品がきっかけで社名が誕生しました。
寒雀のなかに扇の文字を配した成駒屋中村扇雀の芸紋をそのまま登録商標したものです。
そうだったのですね!
飴のマークに似てるんじゃなくって
飴に紋柄を付けたのですね。
幕間では、セッテングしている様子が楽しい。
こういう風にポコポコっと人が動いている。

この幕の柄を見ると永谷園のお茶漬けが食べたくなります。

花道に台を敷き詰めているのを見て
「いい音がでるんじゃない」
「滑りが良くなるんじゃないかな」なんて話していました。
所作台と言うのだそうです。
以下、「伝統芸能ラボ」さんのHPから引用です。
普通の舞台の表面は釘を打ったりして、
近くで見ると結構デコボコしています。
舞踊では足のすべりがよくないといけませんので、
表面がなめらかな「所作台」を敷くのです。
また舞踊では足拍子(足で音をならせる)を踏んだり、
飛び上がったりすることもありますが、床が固いといい音が出ませんし、
足をいためることもあります。
所作台は、ほどよくクッションになりまた、音を響かせる役目もしているのです。
あながち間違ってもいませんでした(*^▽^*)。
中村扇雀さんと17歳の中村虎之介さんの実の親子での
「連獅子」したたる汗もすごいことで迫力ありました。
虎之介さんは華奢で小柄なのですが
重たい衣装を纏い軽がるっと動き
そのままカタチかえず
すごい勢いで幕の中にスルスルと入って行ったり。
好奇心旺盛につき花道の真横の席とっておったので
赤のフサフサの「毛振り」は顔にかかりそうで
その臨場感が嬉しくてワクワクでした。
「歌舞伎観てんだなぁ!」を実感♫•*¨*•.¸¸♪✧

荷物搬出の作業しているトラックでちょこっと記念撮影。
浴衣に襦袢の襟と足袋でお着物風に着ました。
半巾帯でラクチンなお遊びモードです。
歌舞伎にちなんだもの食べようと言うことになって
あげせんべいの「歌舞伎」か永谷園の「お茶漬け」か。

やっぱ、和食よね。
歌舞伎の感想を話しあいながらお魚と日本酒
いただきました♫•*¨*•.¸¸♪✧
投稿者 rin5chan : 2015年7月25日 カテゴリー: 和ごころ文化 | コメントはまだありません »
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