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「ひとりでカラカサさしてゆく」
2022年1月27日

江國香織さんの「ひとりでカラカサさしてゆく」は
登場人物がとにかく多くコロコロと視点が
変わる展開につき時間をかけると物語を
見失いそうでさっさと読み進めました。



家族がいても子や孫に頼りたいという
時代でもなく子育てが終って静かな
孤独を味わう世代の三人が一緒に死のうと
決めるところから物語りは始まります。

 

仕事にも恵まれた人生で
見た目も良さそうな知的でユーモアある
会話も楽しめる80代の三人は
家族でもなく、恋人でもなく、
親友と呼ぶにはちょっと違和感がある。
でも、絶対の信頼感がある友人同士です。

 

コロナ禍も絡めながらのお話で
人間関係が希薄になりがちな昨今だけど
時に繋がり合うことの心強さがあって
それはとても大切なことなのだと感じました。

 

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金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
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「求めよさらば」
2022年1月23日

「求めよさらば」の主人公の30代の
夫婦はお互いに愛おしみ思いあっている穏やかな関係です。



不妊治療を続け原因が分からないことから
周りが見えなくなっていく妻と自身の過去を責め続ける夫。

 

ある日、夫が失踪するのです。
近くにいることが当たり前だった人を
失って初めて妻は気付き考えます。
近くにいるからこそ見えないこと
気付けないことがあって。
やはり夫婦は他人、本音や本質を
完全に理解することはできないから
言葉にして伝えることが大切なんですね。

 

奥田亜希子さんの作品は五冊目。
深刻な展開もありましたが
やはり穏やかになるラストでした。

 

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「ミトンとふびん」
2022年1月20日

吉本ばななさんの「ミトンとふびん」は
暖かみある表紙の色もスクエア型も可愛いのです。



それぞれに悲しみや生き辛さを抱えている
家族や男女、友人が海外や国内を旅する6つのお話でした。

 

一ページ目が金沢旅から始まって
大野のお醤油の味にもふれています。
どこの温泉なのだろうって考えるのも楽しかったです。

 

新婚旅行先の海外のレストランでクローク係の
男性の「あなたたちは、見る方が微笑んで
しまうような、とてもいいご夫婦です。
もし私があなたたちの親だったら、
誇らしく思うでしょう」という
言葉がうん、なんかわかるその感じって思えました。
相性の良いお二人がしっくりな時
とても良い絵画を前にいるような
しばらく眺めていたい気持ちになりますから。

 

生きていくってきれいごとばかりじゃくって。
そういう嫌な感情をちょっとだけ
息がしやすいまあるいものに変えてくれる
さりげなく優しい言葉が沁みました。

 

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「皆のあらばしり」
2022年1月17日

乗代雄介さんの「皆のあらばしり」を読みました。



「あらばしり」って言葉から日本酒の
お話と思い込み借りたら中盤にちょこっと
「日本酒をしぼったときに一番初めに
出てくる酒」の説明があっただけでした。

 

博識の中年男性の関西弁のリズムが楽しく
ボクと男との2人の駆け引きとも思える
会話に臨場感があります。
お互いの懐のうちを探りながら
心理ゲームのようにお話が展開してゆくミステリーです。

 

江戸時代の学問の歴史の知識のない
私には難解なとこが多々多々あったけど
最終三頁のドンデーンでホォーっと驚き
クスッと笑えて清々しいことでした。

 

読み終えてから知ったのですが
芥川賞候補作なのですね。
どうりでなんだか難しかった。。。
ですが、ページ数少なく
軽妙さもあったので一日で読めました。

 

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「あたいと他の愛」
2022年1月14日

もちぎさんの「あたいと他の愛」は
LGBTの少年のエッセイで軽い話
なんかじゃないのだけどジョークや
文体のリズム感の良さもあってスルスル読めました。



まだ、たったの10代の子供が
親にこんな虐待をうけていいものかと
その壮絶な体験に泣けました。
学校の先生や友人と良き出逢いがあって良かった。
寡黙な姉上が愛情をそそいでくれて良かった。

 

貧困、親の無理解、地方、ゲイであることが
重なるとここまでに生き辛いのだと感じました。
今まで辛く苦しい思いをいっぱいしたであろう
もちぎくんと姉上にはこれからはきっと
いいことのほうが多く訪れるはずって信じています。

 

セクシュアリティのことに限らず
苦しんでる人には明るい光になる本だと思います。

 

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「ペッパーズ・ゴースト Pepper’s ghost」
2022年1月11日

伊坂幸太郎さんの「ペッパーズ・ゴースト」は
物語の中でもう一つの物語が進行します。



お話は猫への虐待シーンから
始まるもので一度はリタイアしました。
が、他人の未来が見える普通の
中学教師のことが気にかかり
残虐なとこはフィルターかけての
ぼかし読みで数々のバイオレンスシーンをのりきりました。

 

動物虐待、理不尽な出来事に
会った時の気持ちの整理の仕方
愛する人を喪失した深い憂いなど
考えさせられました。

 

哲学的なことがかかれていて
ちょっぴり難しい箇所が多々ありました。
が、終盤のドキドキなスリリング展開
からの結末はスッキリできました。

 

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「胃が合うふたり」
2022年1月8日

「胃が合うふたり」は新井見枝香さんが
書いた文を受けて千早茜さんが書くという
スタイルの共作エッセイです。
一緒に経験した食にまつわる出来事が
お互いの視点で描かれています。



千早さんの作品は好きでずっと新作を
追いかけていて食事と香りが好きなことは察していました。

 

新井さんは現役書店員さんで以前読んだ
エッセイがリズム良くおもしろかったので期待していました。

 

自由人で予想外のことを楽しむ新井さんと
キチンと整っていないと落ち着かず
想定にないことは受け入れられない千早さん。
ですが、二人は違いをおもしろがれる
素敵な関係で互いを信頼し尊敬しあっています。

 

新井さんはストリッパーとしての活動も始めます。
このことについて千早さんが
「次々に新しいことに挑んでいく新井どんの
人生は面白い。羨ましいとは思うが、
自分にはできないとわかっている。
嫉妬というのは自分ができると思うから抱く気持ちだ。
だから、嫉妬はしないし、する権利もない。」と
書いています。
互いの違いを認めて「羨む」という感情は
あっていいんだ。
私も友人を羨ましく感じることあるし
その魅力的な友の友人でいられることを誇りに思ったりします。

 

気があっている二人ですが過度に干渉し合わず
適度な距離がある。
ここなんだと思う、距離感を測るセンスが
ぴったりな二人。
美味しい食のエッセイかと思えば
時に深い人生論があってなるほども多々ありました。

 

ストリップに一緒に行ける女友達が
いるっていいなぁ。
羨ましい、と感じました(ू•ᴗ•ू❁)

 

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「答えは風のなか」
2022年1月5日

重松清さんの「答えは風のなか」は
10話の短編がすべて最終で結末は知らされない
まさに読者に問いかけながらの〆なのです。



クラスメイトとの関係、命の優先順位、
コロナ禍での理不尽、親族の認知症、
男尊女卑や差別、親戚づきあい、
ヘアドネーション、隣国との関係などなど、
日常的にありがちなことから世界レベルまで
小学生の悩みがほっこり描かれています。

 

昭和の頃のエモさいっぱいの作品から
コロナをからめた令和背景作品まで
時代も様々です。
かなり深刻なテーマもファンタジーに
仕上げられている作品もありました。

 

「ケンタの背中」が優しく良いお話で
ポロポロ泣けました。
小学生のキモチも親世代のキモチもわかるから。
ミロコマチコさんの挿絵も可愛くて癒されます。

 

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「新しい星」
2022年1月2日

彩瀬まるさんの新作をずっと楽しみに
追いかけていて今作「新しい星」で7冊目でした。
やはり彩瀬さんの日常の空気感をきりとる
言葉が柔らかく美しくて好きです。



普通の人生を謳歌していた4人の
人生が理不尽に残酷に暗転します。
ある程度の年齢の人だったら4人の経験は
他人事ではないと感じられると思うのです。
なので、4人の家族の気持ちをも思いばかり
時々は読んでいて辛くなりました。

 

自分自身のことに精一杯でありながらも
互いを思いやり、そして互いを必要としている
4人は、付かず離れず、程よく互いに支え合い
仲間の人生をも愛おしんで生きています。
一人で背負いきれない苦しみがある時には
誰かの力を借りて前に進めることもあるようです。
そのような存在が一人でもいれば生きやすくなりそうです。

 

テーマは凄く重たいのだけれどそれぞれが
抱える喪失の苦しみから友人の力を借りて
心を再生させてゆく様がとても清々しいことでした。
オススメです。

 

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「傘のさし方がわからない」
2021年12月30日

岸田奈美さんのエッセイ「家族だから
愛したんじゃなくて愛したのが家族だった」が
可笑しくて楽しくって好きだったから、続く今作
「傘のさし方がわからない」を楽しみしていました。



表紙は著者と車いすの母上とダウン症の弟くんです。

 

日常の描写がとにかく克明でおもろい。
ある日、お寿司屋さんでのこと
まずはお店に入った時のワクワク感
いっぱいの実況食レポ中継的な
描写から始まります。
で、そうこうするうちにカウンターで
隣に座っていたずっと年上の人に
失礼なことを言ってしまうのです。

直前に大トロを食ったのがよくなかった。
気が大きくなっていた。
こはだくらいだったらよかった。

って、そんなことある訳ないよー!
と、大笑い(ू•ᴗ•ू❁)
けど、あるのかもね。
とにかくそれがご縁でお仕事に繋がるのです。
世界がひろがったわけなのでやはり
引力ってのはあるようです。

 

父親の死を認めらず医者が父を助けられなかった
と、物語をつくっていたという話では
岸田さん流に言うとこの爆泣きしました。
そして、仕事のことで心を病んでいる
時期の話は読んでいて本当に辛かったです。

 

差別は以前に比べ格段に無くなったけれど
「思い込み」が存在すると。
ああ、なるほどです。
悪意のない思い込みが誰かを傷つけることだって
あるかもしれないって考えました。

 

なるほどと思う話、変てこな話、心が洗われる話、
岸田さんはそんな風に思われたくない
かもだけどやはり立派です。
いい家族で微笑ましいことでした。

 

ページ番号は、字が書けない弟さんによる
手書きでそれが良きデザインとなっていて
なんとも愛嬌のあるエッセイ本です。

 

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