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「白鳥とコウモリ」
2021年6月21日

東野圭吾さんの「白鳥とコウモリ」は
522ページの長編で分厚いので飽きずに
読めるのかしらんと思っていたのです。
ですが読み始めたら先が気になって
一晩でどんどん進みました。



タイトルの意になるほどでした。
白鳥とコウモリは並んで飛ぶことありません。
光と影、昼と夜、正義と悪、
対極に存在しているようで実は表裏一体であり
さらに、いとも簡単に思わぬ逆転もあるようです。

 

読みながら「容疑者Xの献身」を何度も思い出しました。
「容疑者Xの献身」では殺める側の感情を
思い泣けたけど今作は、ただただ嫌悪感で
何かトゲが刺さったままの不快な気持ちで読み終えました。

 

ほんのちょっとの偶然や誤差で
何人もの人生に大きなずれが生じるものなのですね。

 

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金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
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和婚式の会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
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「インドラネット」
2021年6月18日

怖い物見たさで読んだ桐野夏生さんの
「インドラネット」はやはりおどろおどろしい内容でした。



怠惰で無気力な暮らしをしていた青年が
日本から逃げるようにカンボジアに行きます。
出会う人、関わる人はみなうさん臭く
怪しい限りの怒涛のストーリーに翻弄されてゆきます。
終盤はどんどんスケールが大きくなってゆき
ドキドキ感も加速します。

 

時事ネタが織り込まれていて、その端っこの
ほうだけ聞いても怖じ気づくようなことが
見事な描写力で表現されています。
アジアを拠点とした大きな組織の
振り込め詐欺の日本人集団。
読んでいると誰でも詐欺にひっかかるかもで
ちょっとしたことで詐欺をやる側の
末端にもなっちゃうんだとゾクっとしました。
不穏な物には近づかない、心します。

 

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「神さまのいうとおり」
2021年6月15日

谷瑞恵さんの「神さまのいうとおり」は
昔の風習を絡めた6つのお話が繋がっています。



生まれた子供を橋の下に捨てる(もちろん
拾う役がいる)や猫の集会、古民家にいる小鬼、
嫁入りの決まり事、刺繍の背縫い、雛人形、
杉玉、疳の虫などなど昔の人の知恵や言い伝え、
おまじないや魔除けの風習は科学的ではないけれど
不思議とどうにかしてくれる、願いを叶えてくれる気がします。

 

着物の背縫いは魔よけの意味があると言います。
その昔、石川でも加賀刺繍で飾り縫いをする
「背紋飾り」をお守りとして背縫いの無い
子供の着物に付けられていたと聞きました。
庶民の着物に背守として縫い付けた
押絵はアップリケぽくって可愛いのです。
いつの時代にもどの地域でも母親が我が子を思う気持ちは尊いものです。

 

からまった糸をほぐす様子を人間関係に
例えていたり、あったかくて
各章の結びでほろりときます。
田舎町のゆったりとした空気にも癒されます、オススメです。

 

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「エレジーは流れない」
2021年6月11日

三浦しをんさんの「エレジーは流れない」は
寂れた海沿い温泉街で「母親が二人いる」という
環境に育つ少年と彼を取り巻く人々のお話です。



高校生の主人公がとにかくいい子なのです。
生い立ちに疑問を持ちながら反抗もせず
家の店番をし夕食の支度もし弁当も自作。
友人に恵まれ自分の家だけじゃなく
互いの家業のお手伝いにも行き来する。
寝ても寝ても眠たいさかりの年頃で
ともすると遊びに行けば加減がなくなるもの。
が、この主人公は勉強もできるのです。

 

同級生たちがいい味を出していて
脳筋と思わせておきながら
案外と細やかな思いやりがあったり
穏やかに見えても熱いものを持っていたり。
愉快な仲間たちと悩みながらも
成長してゆく青春小説でした。

 

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「日向を掬う」
2021年6月8日

朝倉宏景さんの「日向を掬う」は笑いながらも
度々、涙したユーモラスな家族小説でした。



精子提供という出生の事情に傷つき
自分の存在を否定する中学生の女の子の
頑なな心が、頼りなく甲斐性なしの
残念すぎるダメダメな父親とその周囲の優しさに
ほぐされていく過程がなんともいい。

 

我が子が生まれた時「命がけで守る」
って強く思ったこと覚えています。
なんならお腹に命がやってきた時から
「この子のためなら」って覚悟したものです。
ボウズはたまらなく愛おしい存在で
それまで身体の中になかったような
感情を知ることができて本当に幸せでした。
ボウズが笑っていると我がこと以上に嬉しかったものです。

 

なかなかうまくお話できずの子が
3歳の頃、寝かしつけていると
「かちゃん(お母さんと言えない)に
キラキラの宝石、買ってあげる」
「どこで?」
「ご飯食べたお店☆”」
ココスのことだね
おかしくて可愛いくって涙が出たなぁ
S音をうまく発することができない
あの頃の言葉の質感まで思い出せます。

 

誰かを幸せにするために生まれてきた
命の堂々巡り
人は存在することだけで
他の誰かを幸せにできるし
救い救われ生きているっていう
家族の愛に気づかせてくれるお話でした。
読みやすかったから1日で読み切りました。

 

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「カード師」
2021年6月4日

中村文則さんの「カード師」は占い師で
違法賭博のディーラーを生業とする
洞察力するどい男性が主人公のミステリー小説です。



神話、物理学とともに様々な時代の信仰、
犯罪、災害、貧困、差別、戦争、疫病、魔女狩り
などなど、そしてさらに主人公の幼少期の
トラウマなども詰め込まれています。

 

人の持つ残酷さは恐怖で度々、気分が悪くなり
難しくって辛くって暗くなりながらもなんとか
最後まで読むも、よくわからんないことの
ほうがやっぱり多くて。。。
10代の頃、クラスでマルキド・サドが
流行って背伸びして文庫本を読んだ時の
「理解できない」あの感じを思い出したりでした。

 

スマホを観ていたら前頭葉が抑制されて
考えることができなくなり小説も
読めないくらいになっちゃうよという教訓を
はい、ほどほどにしますと自身の戒めにしました。

 

良き方向に向かえるように背中を押す一言
そんな存在の占いは未来にもあって欲しいなぁと思いました。

 

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「ひきなみ」
2021年5月31日

千早茜さんの「ひきなみ」は二人の小学生の
女の子が瀬戸内の海で出逢うことから始まります。



出自や経歴からの差別や偏見
そして、性差別があからさまにある
そんな田舎特有(時代もある)の
閉塞感に苦しむ二人の成長と交流が描かれています。

 

船で島を行き来する海の描写がきれいで
10年前にボウズと行った直島を幾度も思い出しました。
草間彌生さんの大きな赤色かぼちゃの中に入って
サザエさんの曲を口ずさむとエコーがきいて
キブンが良かったなぁ。
自転車を借りて島一周は登り坂こいでこいで
しんどかったけれど高台から観た青緑色の海が
キラキラきれいで瀬戸内海が大好きになって。
島のあちこちの開放的な現代アートを散策して
きれい ♫•おしゃれ*¨*•.¸¸♪✧ってのも
ナンナンダ??ってオブジェも楽しくて。
ウルトラマンの整列が愛らしかったなぁ。
ベネッセのレストランでおやつに海老天丼を
一つ頼んでボウズと半分ずっこ✦
そこからまた古い街並みを散策しながら
自転車で下ってゆくと民家にカフェの
看板があって縁側でピザを半分ずっこ✦
仕上げに直島銭湯 「I♥湯」でひとっ風呂あびたいという
ボウズを待つあいだ港で凪いだ海を眺め
ソフトクリームを食べてゆるりと過ごしたことなどなど。
うん、素敵な島(ू•ᴗ•ू❁)

 

小説の最終章でやっぱ直島だったのかしらんって思いました。

 

大人になった主人公が生きづらさを
感じながらも我慢する姿はなんとも
もどかしく話ができる人が一人でもいれば
心が楽になれるのに・・・っと、感じました。
二人が囚われから自由になれそうな未来を
想像させてくれる終わり方でした。

 

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「この場所であなたの名前を呼んだ」
2021年5月27日

加藤千恵さんの「この場所であなたの名前を呼んだ」は
様々な形でNICU(新生児集中治療室)に関わる人々が
主人公となって語る連作短編集です。



それぞれが自身の生活の中でも苦悩を抱えてる
医師、看護師、清掃員、臨床心理士そして母親達。
「願う場所」の章で旅立つ新生児を見送る
医療スタッフの尊い姿勢、そして
パパとママの深い愛情にもう大泣きしました。

 

私も緊急の帝王切開だったので
産後は喜びよりも不安ばかりの
辛い日々を過ごしたことを思い出しました。

誰もがみな、無意識のうちに、赤ちゃんは
元気に生まれてくるし、
すくすくと育っていくものだと思っている。」

母親が自分を責めたり、愛おしい我が子から
目を背けたくなったり、落ち込む気持ちもよくわかります。

 

最終章、こみ上げてくる感動に震えました。
辻家の墓が誰のお墓だったのか
はっきり書かれていなかったけれど
読み終えて「なるほど、きっとそう」と
余韻に浸りました。

 

命の大切さを改めて考えさせられました。
オススメです。

 

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「モモコとうさぎ」
2021年5月24日

大島真寿美さんの「モモコとうさぎ」は
自分探しをするモモコと不思議なうさぎの放浪記でした。



女子力たっぷりのファンタジー小説かと
思いきや勢いがつくと改行のない文章が
何頁も続くこと多々あって目が疲れ息も絶え絶えです。

 

自分が好きなこと、人から喜ばれること、
やりたいことを発見して
モモコはモモコを見つけたのでした。

 

自分らしく自分を極めていく事が
仕事や人生に繋がっていけば
それは、とても素敵なことだなぁと感じました。

 

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「僕と彼女の左手」
2021年5月20日

辻堂ゆめさんの「僕と彼女の左手」は
テンポ良きハートフルミステリーでした。



子供の頃の列車脱線事故のトラウマから
挫折する医大生と、右手が不自由で
左手だけでピアノを奏でる少女の微笑ましい
ラブストーリーでまったくミステリっぽさは感じられず💓
だったのが中盤以降、謎が膨らんでゆきます。

 

終盤、伏線回収で、あ、そか、そういえば、
そういうシーンあったね、そういうことね
っと、なるのす。
事故という題材ゆえに事故現場や心情の
描写とかで苦しくなるのかもと心配したけれど
登場人物がみんないい人で心があたたまりました。
終盤、泣いた泣いた大いに泣いた。

 

ところどころ文字からピアノの音色が
聞こえてくるように感じられる作品でした。
一気読みがオススメです。

 

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