金澤syugen
金澤syugen オフィシャルサイト
オフィシャルサイトはこちら 金澤syugen オフィシャルサイト
最近のエントリー
最近のコメント
アーカイブ
金澤syugen 過去ブログ 2010年8月以前はこちら
ブログ
 
「虹のような黒」
2020年10月23日

連城三紀彦さんの「虹のような黒」はとにかく
分厚い長編小説で、はたしてあきずに読めるのかしらん
っと、晩ご飯のあとに読み始めたところ犯人が
気になって夜更かし一気読みしてしまいました。



連城三紀彦さんと言えば「隠れ菊」の作家さんです。
今、木村佳乃さん主演で再放送していますね。
四年くらい前の観月ありささん主演の
「隠れ菊」は着物姿が観たくて録画していました。
映画やドラマの女優さんの着物姿を
いつも楽しみにしています。
最近では「細雪」は豪華だったし
武井咲さんの「黒革の手帖」の着物姿は
さし色の使い方が良くってホント素敵でした。
小さい頃から、女優さんの着物姿を観るのが
好きでわかりもしていなかったであろう
シリアスな大人のテレビドラマを観ていました。
女優さんの着物姿はまさに「お勉強させていただきます」なのです。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年10月23日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「明け方の若者たち 」
2020年10月20日

カツセマサヒコさんの「明け方の若者たち」は
各章のタイトルの文字、紙質とかがおしゃれなのです。



主人公が脳内で考えていることや比喩する時の
言葉の選び方が斬新で新鮮でした。
時間が行ったり戻ったりの純愛のお話しに
一生懸命に恋をした頃のことをふわりと
思い出していたら、なんと!読み進めて
2/3あたりで、え!ー???まさかの展開です。

 

人生のマジックアワーか、人生の全盛期って
いつだったのだろうって考えてみました。
とっくに若者ではなくなった私ではありますが
今が一番楽しくて好きってずっと思い続けています。

 

カツセマサヒコさんのデビュー作なのだそうで、次作も期待しています。

 

2020年10月20日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」
2020年10月15日

岸田奈美さんのエッセイ「家族だから
愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」は
前書きからすでに泣けて
ずっと、鼻セレブをかかえて読みました。



切なかろう苦しかろうということが続いた岸田さん。
試練を乗り越えたからこその優しさがあって
その経験がユーモラスに語られています。
亡くなった父上への思い
車椅子の母上とダウン症の弟くんとの
家族愛が愛おしいことでした。
障害の人への寄り添いかたや
家族が末期癌になった時のサポートの
ありかたとかも考えさせられました。

 

障害のある人にも住みやすい社会を願っての
言い得て妙な言葉は

ハード(施設)は変えられなくても、ハート(人の心)は変えられる。

母上も明るく逞しく努力家でかっこいいのです。

 

金澤syugenでは神社さんや料亭さんに
ご案内の折に車椅子のかたにも安心して
過ごしていただけるよう工夫しておます。
段差のあるとこは4人で掛け声を合図に
車椅子を持ち上げるのですが
私の(腹の底から系)の掛け声が
可笑しいと段差を抜けた瞬間にご家族と
大笑いになったことがありましたっけ。

 

愛溢れる宝石のような言葉があちこちに
ちりばめられていて関西弁のリズムも
心地よくあっという間に読めました。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°.

2020年10月15日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「私は女になりたい」
2020年10月12日

窪美澄さんの「私は女になりたい」は勝ち組
バツイチのアラファー独身の美容皮膚科医が主人公です。



14歳下の男性が現われてからは年齢を気にして
自身を卑下したり、時には若さに嫉妬したりします。
年を重ねると失うものは多く
で、自信も削られていくのです、確かに。
だけど年齢を理由に恋や仕事、新たな可能性を
諦めるは残念なことです。

 

この小説の中で一個そりゃーやっちゃぁーいけない
っと、思ったのは恋人を自宅に招き入れているとこ。
いくら同居していないからって年頃の子息が
傷つくのはごもっともで青年の胸の内の痛みが
描かれているシーンでは涙しました。

 

パトロン的な男性の生い立ち、母親への思いに
影響されてのその後の思考(嗜好も)がグロテスクでした。
それでも、作品の読後感は爽やかで主人公女性の力強さは
カッコ良く応援したくなりました。

 

年を重ね良いこともあります。
些細なことであっても幸せを感じられるし
感動の振れ幅が大きくなりました。
感動をしなやかに表現できる女性ってのが理想です。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年10月12日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「彼女が天使でなくなる日」
2020年10月8日

寺地はるなさんの「彼女が天使でなくなる日」は
子育てや親子関係、夫婦関係に悩みを持つ人々の
物語でそこかしこで様々な価値観がぶつかりあいます。



島には御利益があるという母子岩があって
そこに人々は願かけに訪れるのですが主人公は
パワースポットとか信用しておらず

願いを自覚した人間がどのように行動するか。

とうことに意味があると言うのです、なるほど。
飾り気なく正しくないと思った事に違うと伝える
主人公の熱い言葉がかっこ良かったですね。

 

誰もがすぐに立派な親になれるわけじゃない。

読んでいて我が子の幼い頃を思い出し、もっと
余裕持って相手をしてあげたら良かったと反省。
「個性です」なんて言葉で納得できないくらいの
暴れん坊の怪獣は寝顔と笑顔は天使だったけどね。
周りが無理解だと感じられ孤立感に悩み
仕事から遠ざかっているいることや
我が身をかまえないことに自分が社会から
取り残されていくよな焦りもありました。
夜泣きがひどく寝不足で、自分の時間が欲しいと
ひたすら願った心も体もしんどかったあの時期・・・・。
ですが、人生の中で幸せで尊い季節だったと今は思えます(*^^*)。
もう一度あの頃に戻って小さくて
可愛かった怪獣に会いたいっ!抱きしめたいっ!
っと、あいかわらずちっとも立派じゃない
母は思うのです(*^_^*)。

 

主人公を見守る島の人達がとにかくファンキーで
温かく逞しくて時々は、うるっときます。
子供にかかわることで悩む人にオススメ本☆”
読後感がとても良いです。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年10月8日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「CAボーイ」
2020年10月5日

宮木あや子さんの「CAボーイ」は軽快なお仕事小説です。



主人公の男性の関西弁と標準語をフレキシブルに
使い分けている感じがかっこ良く
トランスジェンダーのシンガポール人女性の
話す言葉がおもしろく大笑いし
登場人物がみな個性的で楽しいのです。

 

ホテルや航空業界の裏側もお勉強できたキブン。
国の文化によっては膝まづくことが
「服従」の意になるというのは驚きでした。
作り笑顔の奥についてふれることが多いのですが
確かにCAさんのあの笑顔はチト怖い、
それでなくとも飛行機が怖くてびびっているとこに
あの笑顔をむけられるとますます緊張します。

 

コロナ禍で航空業界を取り巻く環境が大きく
変わり当初オリンピックで最終章という予定
だったのを書き直したということです。
作中の「捉え方次第で時間の経つスピードは
変えられる」という前向きの言葉が好きです。
登場人物達の夢が叶いますようにと読み終えました。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年10月5日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「アスク・ミー・ホワイ」
2020年10月2日

古市憲寿さんの「アスク・ミー・ホワイ」は
オレンジデイズのあの電撃引退の俳優さんを
イメージさせるプロローグから始まります。
全編アムステルダムが舞台で現実の出来事や
人物や店名、作品名がそこかしこに出てきて臨場感があるのです。



人の能力はさほど変わらない
違いは勇気なんだという言葉が好きでした。
主人公が元俳優に影響され仕事にも恋にも
人との関わりにも積極的になってゆく姿に好感が持てました。

 

人が人を好きになっていくのは自然なこと。
そんな切なさ甘さを描いたボーイズラブは
物語の終わり方も良かたったです。
古市さんって毒舌キャラだけど
ピュアな人なんだろうなーっと感じました。

 

追記
いっこだけ気になるのが紙質というか
紙の色なのでしょうか、ペカペカ光って
読みにくく何度も何度も照明の角度を
変えながら読み進めるも目が疲れたぁーでした(^_^;)。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年10月2日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「fishy」
2020年9月29日

金原ひとみさんの「fishy」は年齢も仕事も環境も
思考も異なる三人の女性の視点でかわるがわる語られます。



居酒屋で会う飲み仲間の三人は常にマウントの
取り合いをし、互いのことを冷酷に観察しあっています。
さらに会う度、理屈っぽく相手をやりこめて
お酒うまいですか?って感じでした。
良い関係を構築したく意見したりされたりは
あるけどこういうのは経験がないため
遠慮のない言葉に自分が言われている訳じゃないのに
息が詰まるようなしんどさを感じました。

 

終盤はこの虚無の繋がりに互いが救われて
前進してゆく女性達の姿が頼もしいことでした。

 

.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年9月29日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「夢魔の牢獄」
2020年9月25日

西澤保彦さんの「夢魔の牢獄」は主人公が
過去へとタイムリープし他人に憑依し
その人の視点と感覚でその時間を体感できます。



同じ時間に何度もループしその都度、
憑依する身体が違うって、最初は
こういう体験できたらおもしろそう!
なんか思ったのです。
が、憑依する度にその人の感情も入ってくるわけで
主人公は心理的に同化できないから
大変なストレスになるのです。
そして、自分が知っている人柄じゃなかったり
知らなくて良かった人間関係や嗜好が
見えるのはしんどかろうと。
裏表ってことだけではなくやはり相手によって
見せる顔も境界線も違って当然ですから。

 

昭和の殺人事件の真犯人が令和になって
明らかになる結末、もしかしてなんて
思っていたけど・・・・・・
身も凍るような真実がありました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°.
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年9月25日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「やわらかい砂のうえ」
2020年9月22日

寺地はるなさん「やわらかい砂のうえ」に
ほっこり癒されました。



潔癖で真面目すぎ融通きかなさすぎの主人公が
自意識や他者とのつきあい方に何かと理屈っぽく悩み
いとも簡単にしょっちゅう傷つきます。
親しい人との意見の違いにしっくりこなくて
深刻になるのも若い女子にありがちです。

 

心の機微の描写が細やかで「脳内一人反省会」や
自身に突っ込みを入れる感じが
可愛らしく微笑ましいことでした。
そんな主人公がずいぶん年上で立場も考え方も
大いに違う素敵な大人女性3人と出会い
その中でぶつかったり刺激を受けるとこが
臨場感あって良かったです。

 

さらに主人公の父親のお人柄があたたかく
主人公の職場の所長さんとお父さんの
会話シーンがほのぼのしていて泣きました。

 

成長した主人公がラストでは自信を持って
一歩踏み出す姿は清々しく応援したくなりました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°
.金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年9月22日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「銀花の蔵」
2020年9月11日

遠田潤子さんの「銀花の蔵」は健気な少女の
一世一代記で歴史ある醤油蔵がその舞台です。



読み始めて、主人公の少女が可哀想すぎて
「幸薄いにもほどがある」「そんな理不尽な」
と読むのをやめようかと迷ったりもしました。
読み進めるとさらなる衝撃が続くのですが
後半は先が気になってイッキ読みしました。

 

物づくりのお話しがもともと好きなのだけど
お醤油ってとこが興味深かったです。
お醤油大好きでイタリアンでもフレンチでも
チラチラっとお醤油をかけたくなります。
美味しいですよね♫•*
お醤油の国に生まれて良かったって心から思ってます。

 

「お父さん」「お母さん」という言業は特別だ。
見かけは小さくてなんの変哲もないのに、
ありとあらゆる言葉が詰まっている魔法の箱

この言葉好きでした。
それぞれの「お父さん」「お母さん」に
いろんな言霊が詰まっているというのです。

 

波瀾万丈すぎるファミリーヒストリーは
読後はあたたかい気持ちになれました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年9月11日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「クローゼット」
2020年9月8日

千早茜さんの「クローゼット」は洋服愛が
いっぱいのお話しで勉強になりました。



3人のメーンの登場人物が魅力的なのです。
トランスジェンダーの男の子の
キラキラした好奇心が素敵で、
才能を持ちつつ男性に恐怖心を持つ
補修士の女性が弱々しく心配になります。
そして、その友人をいつも優しく守る
女性はおしゃれでカッコ良くって強いのです。

 

さて、私の母は「服育」ってことを
非常に大切にしていたところがあり
小学校は制服があったのに
始業式や終業式の日は節目の行事ってことで
母が仕立てた新しいワンピースを着せられました。
おかげで私も少し主張の強い子に育ち
中学校に入ると指定のスクールコートが
あったのですがグレンチェックのコートで
通学していて先生に目をつけられていましたっけ。

 

お話しの中で

ファッションは幸福のイメージを体現するもの

なるほどです。
嬉しい時、大切なハレの日は特別な衣を纏い
装うことでさらに気持ちがあがります。
ウェディングにかかわっていることもあり
晴れ着を纏う文化はずっと大切にしたいですね。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートも
いたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年9月8日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「家族じまい」
2020年9月5日

桜木紫乃さん「家族じまい」は気持ちが
重たくなるようなテーマを扱っているのですが
読後感は爽やかでした。



桜木さんがおっしゃるにこの物語での
『しまうは終わりの「終う」ではなく
ものごとを片付ける「仕舞う」』ということであると。

 

長く連れ添った認知症の妻との「最後の旅」と
船旅をする老夫婦が愛おしく
泣けて泣けてしかたなかったです。
船のラウンジで懐かしい映画音楽の演奏に
感動する認知症の老女の描写に切なくなりました。

「映画音楽には百人百様の記憶がついてくる」

聴いただけでなんだか泣きたくなる曲ってありますよね。
私は「ニューシネマパラダイス」の
「愛のテーマ」を聴くと映画の感動がよみがえって
鎖骨の下あたりがゾワっとします。

 

記憶の痛みが忘れられる認知症は神様からの
贈り物なのかもしれないと考えたりしました。

 

 .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートも
いたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年9月5日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ミライヲウム」
2020年8月31日

水沢秋生さんの「ミライヲウム」は
好きになった人の未来がみえるという
サイエンス・ファンタジーです。



主人公の父親が穏やかで優しくて
父親との会話のシーンでは
ウルウルしっぱなしでした。

 

触れ合うと、好きな人の未来、
それも不幸なことが見える体質って
恐怖でしかないですよね。
その不思議な能力ゆえに過去のことが
トラウマになっていて恋ができない
そんな、主人公が少しずつ心を
とかしてゆく感じも好きでした。

 

主人公の叔父さんが言う

出会ったから今の自分があるし、
出会ったことには意味がある

っていい言葉です。
終盤は逆境に負けずに進む
主人公達を応援していました。

 

未来が変えられるのか
先が気になってしかたなく
何度もハラハラしてイッキ読み。
あ、今ジャケット見ていて気づきました!
「未来を生む」なのですね☆”

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。挙式サポート、
ご自宅支度、和装コーディネート、フォト、
オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談くださいませ。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年8月31日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「君が夏を走らせる」
2020年8月27日

瀬尾まいこさんの「君が夏を走らせる」は
金髪の不良少年が髙二の夏休みに
戸惑いながらも1歳10ケ月の女の子の
子守をすることで自身も成長してゆくというお話でした。



おさな子の描写にわかるわかると
我が子の幼い頃の可愛かったこと
困らされたこと感動したことなどなどを
懐かしく愛しく思いだし涙ぐみながら読みました。
我が子が小さい時、こんなに丁寧に
接していなかったなぁと反省もしきり。
あわせて、卒業新郎新婦様達の
お子さん達の思い出をあれこれたぐり
どの子も可愛かったなぁとニヤニヤ(o^^o)

 

少年は運動ができて掃除も得意で料理上手
相手の思いを想像するチカラもある
さらに母親は働き者で情があり親子仲もいい
なぜ?そんな子が?小学生デビューで
不良になったんだ???
と、そこだけがずっと違和感でした。

 

21日のバイトが終わりに近づく頃
私も寂しくなって平和なお話なのに
メソメソ泣きながら読み進みました。
読後は、少年と女の子の家族が
幸せでありますように
と、祈る清々しい気分です。
続編待っています☆”

 

PS
腕を広げて「おいで」と言うと
全力で走ってきて飛び込んでくれる喜び
わかるわかる!
「ゆうくん、おいでー」と言うと
笑いながら走ってきてくれたウチの坊主
可愛いかったなぁー。
こういう思い出貯金があるから
生きてゆけますね\(^_^)/

2020年8月27日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「一人称単数 」
2020年8月24日

村上春樹さんの「一人称単数 」は
ノンフィクションっぽいお話と
おとぎ話っぽい感じもする短編が八つです。



「ヤクルトスワローズ詩集」では
ファンである著者が球場で観戦のさい
勝利を祈りながらも負けを覚悟していたそうで
「人生、負けることになれておくのも大事」に
クスリと笑えました。

 

著者が普段着ない スーツを着てバーに
出かける「一人称単数 」。
スーツを着ると違和感があって
なにやら気恥ずかしい、ってのわかるのです。
私には過去、スカートをはくことが
どうにもこっぱずかしい時期があって
着物は平気なのにスカート姿は
我が身が女装化趣味の人っぽく思えて
落ち着かずでしばらく遠ざかっていました。
が、昨年あたりからシャツワンピースが流行って
夏のワンピースを楽しめるようになりました。

 

この夏、石田ゆりこさんの高温多湿の日本の夏を
オーバーサイズのナチュラルなワンピースで
過ごすという投稿が話題になりましたね。
勝手に親近感♫•*¨*•.¸¸♪✧

 

麻や木綿の涼しげな色合いワンピースを
纏うことでお目にかかる方の体感温度が
少しは下がったらいいなぁと願っています。

 

小説に話は戻ります。
良かったのは「ウィズ・ザ・ビートルズ」で
冒頭から、あ!そういうことかって共感&納得しきりとでした。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。挙式サポート、
ご自宅支度、和装コーディネート、フォト、
オリジナルアイテムのデザインなどポイントサポートも
ご相談くださいませ。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年8月24日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「カケラ」
2020年8月17日

湊かなえさんの「カケラ」は美容整形がテーマで
各章でその人物から見た一人の少女の自殺についての
”事実”が口語体でつづられています。



外見の自意識や幸せの感じ方って多様で
他人にはわからない苦悩もあって当然で
どんなことも主観の問題なんだよねーっと感じました。

 

エピローグでの美容外科医の主張
「あなたというカケラがぴったり
はまる場所は、必ずあるから」はなるほどで
タイトル「カケラ」の意に納得しました。

 

イヤミス苦手でおそるおそる読み始めるも
真実が気になって二日で読み切りました。
読後の今も真実はどうもわからずで
しっくりこない思いがひっかかる・・・・・
ぁ、これがイヤミスってことか。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年8月17日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ファルセットの時間」
2020年8月14日

坂上秋成さんの「ファルセットの時間」は
かっては女装を楽しんでいて今は妻子もいる
34歳の主人公が16歳の見目良く歌声美しい少年に惹かれます。



女装化というだけでひとくくりにはできない
様々な人々の生きにくさが描かれていました。
女性であればマニッシュスタイルやボーイッシュも
ファッションとして公にできるのに
男性が女性っぽい装いをすることはとても大変なようです。

 

話し言葉はカギカッコで囲んでいなく
改行もされていなくて誰が話したという説明もなく
ですが、まったく混乱することなく
リズムもあって読みやすくきれいな文体でした。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年8月14日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「奈緒と私の楽園」
2020年8月11日

藤田宜永さんの「奈緒と私の楽園」で
昭和ノワールの世界を楽しみました。



主人公の作家がずっと昔に女性のふりをして
雑誌に書いたフィクションの人生相談。
数十年後、それを手に「これは私の母です」と
母親を探す若い女性が現わるという
不思議なはじまりかたでした。
終盤、刺激的な内容へと変わってゆきます。

 

藤田作品は今まで何冊か拝読し
最近の作品であっても昭和っぽく
どこか湿度もあって懐かしさが感じらます。

 

今年お亡くなりになった藤田さんは
福井から東京、そしてパリで勤め人となり
結婚、離婚とかなり波乱万丈の人生だったようです。

 

帰国されてからは小池真理子さんと
小説家になることを夢みて同居されたそうです。
小池作品には、時折軽井沢のお家や風景が
紹介されていますがそこに藤田さんも
お住いだったのですね。
お二人が寄り添って笑う写真に
素敵なご関係だったことがうかがい知れます。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年8月11日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ただいま神様当番」
2020年8月7日

青山美智子さんの「ただいま神様当番」は
神様が願い事を叶えてくれるのではなく
神様の願い事を叶えなければならないというお話です。



ジャ-ジ姿の神様はちっとも威厳がなくて
人間くさくもある可愛いキャラクターです。
五つの連載短編のそれぞれの主人公に
当番がまわってきてお当番さんの間は
神様は左腕に宿っていて
その左手は時に、本人の思いとは違う
勝手で大胆すぎな行動をします。

 

神様の願いは、ワガママを言っているようで
お当番さんに気づきをもたらせてくれるものなのです。
抱える不満や悩みが次第に変化し
お当番さんが成長するといつのまにか
当番が終わっていたという
ユーモラスであったかいお話でした。

 

今作品も作者さんの猫好きが伝わってきます。
昔の人は猫の目を見て時計代わりに
したにはへぇーでした。
ウチのモコちゃんが赤ちゃんの頃
朝と夕では瞳の色が違って見えました。

 



ミニチュアアートの田中達也さん(Instagramで
フォローしています)のカバー写真も可愛いのです。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年8月7日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「夜の向こうの蛹たちは」
2020年8月4日

近藤史恵さんの「夜の向こうの蛹たちは」は
本来なでるくらいの関係で終わるはずの
三人の女性の人生が深くからみあい
人生が大きくかわっていく心理サスペンスです。



主人公はキャリア7年の女流作家が
文壇のパーティーで話題の
美貌の新人作家と挨拶を交わします。
主人公はこの時、新人作家の作品と
本人の話し言葉とのあいだに違和感を覚えるのです。

 

新人作家には秘書がいて
主人公はその秘書に興味を持ち
会話するうちにこの子が小説を書いている
のではないだろうかと考え始めます。

 

容姿が邪魔をしていると思い込む女性と
誰かに寄生しないと生きていけない女性に
疑惑の目をむける主人公。
そして、真相を知るうちに三人の関係は
意外すぎる方向に流れてゆきます。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年8月4日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「片想い」
2020年7月31日

東野圭吾さんの「片想い」は600ページの
厚みに圧倒され我が家の本棚に積読状態。
けど、読み始めるととまらなくなって
二日続けての夜更かしをしての読破です。



表紙の「メビウスの輪」は、男と女は
裏と表ではなく、人はみな両方の面を
持ってるという象徴で性同一性障害が
大きなテーマとなっています。

 

性はグラデーションとは言い得て妙で
比率はそれぞれだけど、誰もが
男性の気質と女性の気質を持っていて
自身の中でシーンによっても男女比が変わる
そういったことを再認識しました。
ジェンダーに限らず、善人の面と悪人の面や
Sな時とMの時なども言えますよね。

 

一個だけ違和感をぬぐえなかったのは
美月の置いてきた我が子への想いです。
心にひっかかっているくらいではなく
いつも胸のうちに重たい石のような
暗雲をかかえて生きているはずで
そのへんの描き方だけはしっくりこなかったです。

 

終盤、主人公がかかえていた秘密と
スポーツマンの友情にホロリでした。
セクシャルマイノリティのかたへの深い配慮も感じました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年7月31日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「コンビニたそがれ堂花時計」
2020年7月23日

村山早紀さんの「コンビニたそがれ堂花時計」は
時を戻したい、もう一度やり直したい
と、願う人々の三つの物語です。



中学生の女の子の友情を描いた
『踏切にて』がいちばん好きでした。
人の心の中には、善だけでなくちょっとした
妬みの感情など悪の部分もあって当然なわけで、
仲良しの二人でさえも互いへの負の感情があり
それに気づいてもいます(ここが賢い!)。
友を大切に思う姿は健気で愛おしく
泣けてしかたなかったです。

 

ねここさんの着物の柄が桜、金魚、烏瓜と
季節にあわせて変わるのも楽しかったです。
ねここさんが言うように「過去はかえられない」
過去の後悔を未来に向けての糧にしなきゃね
と、思える優しい余韻が残るお話でした。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年7月23日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「アーモンド」
2020年7月20日

ソンウォンピョンさんの「アーモンド」は
感情を持てないという障害を持った少年ユンジュのお話です。



暴力的なシーンに度々、嫌な気分になったり
ユンジュに恐れの感情もないがゆえの
行動にハラハラもけっこうありました。

 

終盤「あちゃー!」と声を上げてまいました。
ネタバレになってはいけないから書けないけど
そんな!理不尽な!って感情です。
小説を読んで泣くことや声を立てて笑うことは
あれど、叫ぶは初めてでした。

 

一章から四章へと主人公の挿絵の背景の色が
明るくなってゆくことで少年の心の成長を表現しているようです。
恋心や友情、大事なものを守りたいという
気持ちはとにかく尊いことで
明るい未来を感じさせる終わり方でした。

 

追記
ユンジュが映像と小説について思うことです。

映像の中の物語は、ただ撮られて描かれている通りにだけ存在している。
その世界に、僕が変化させられるものは何もないのだ。
本は違う。本は空間だらけだ。

ああ、そうか!私が小説を好きなのは
こういうことか!と思えました。
私が小説を読む時、モノの質感を想像したり
話し方や声質を描いたり
そういうふうに自由に脳内変化させることが
とても好きなようです。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年7月20日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「まだ温かい鍋を抱いておやすみ」
2020年7月17日

彩瀬まるさんの「まだ温かい鍋を抱いておやすみ」は
ファンタジーも人情話もあります。
穏やかでありながら人間関係の難しさや厳しさが
描かれていて時にピリリと辛く痛みもあります。



「大きな鍋の歌」は余命わずかな友人に
不器用ながら寄り添う主人公が
友との食の記憶を通し我が人生を見つめ直します。
無骨な男牲なのだけど、友はその気質が心地よいのです。
これ相性ですね、食の記憶が友の最期の時に
幸せをもたらせたこと良かったよかった
と、ボロ泣きしました。

 

食は命の源で心を育てること。
そして、食をともにすることは
最大のコミニュケーションで
人との関係を築ける素敵な時間です。
コロナ自粛中は
「また、(以前のように)ごはん行こうね」
と、励まし合いながら生活していました。
それが、希望でもありました。

 

香り立つくらい美味しそうな活字が
胃袋を刺激するので夜の遅い時間に読むのは危険です(*^_^*)

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年7月17日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「稚児桜」
2020年7月13日

澤田瞳子さんの「稚児桜」は能の演目を
題材にしているということで興味を持ちました。



最初、漢字や知らない言葉が多くて
どうしようって思ったけど
言葉も美しくリズムもしなやかで
平安の時代の情景がふわりと思い描けるようでした。

 

表題作の「稚児桜」は能の「花月」を
インスパイアとありましたが原作とは
まったく似ても似つかず、稚児・清水寺・
七歳・曲舞・父子の再会と言ったことのみが
共通しているようです。
読後、親に捨てられた子、子を捨てた親
それぞれの胸の内を思いばかり切なくなりました。

 

嫉妬、恨み、妬み、嫉み、復讐、情念、欺瞞、
うすら寒くなるような終わり方のお話が
多くイヤミス時代小説って感じでもありました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年7月13日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「グランドシャトー」
2020年7月10日

高殿円さんの「グランドシャトー」は
高度経済成長にわく昭和38年から
バブル期をへて平成の終わり頃までの
大阪のキャバレーを舞台にしたコミカルな歴史小説です。



京橋にグランドシャトーというキャバレーは
実在していて私も関西に行った時
何度かコマーシャルを観たことがあります。
2000年代以降も昭和チックな色合いの粗い画像が
際立っていたものだから記憶に残っています。
作中で大阪の町を「大阪らしい大味な風景」の
表現に作者の出身が神戸と知りなるほどで
神戸の人から見た大阪なんですね(*^_^*)。

 

主人公のルーが慕い続ける
一回り上の真珠ねえさんとの関係がいい。
ねえさんは地蔵さんのように優しい人で
憧れのねえさんに甘える時間が好きなルーは
ねえさんを喜ばせたくって
大好きなねえさんのためにと
斜陽だったキャバレーに賑わいが
もどるようにと奮闘します。
その姿が、おかしくて力強くて
寂しく物哀しさもあるのです。

 

お地蔵さんにねえさんとの
日常のささやかな幸せに感謝し
手をあわせる時「みんなにもこんな
幸せがきますように」と祈るルーが
健気で愛おしいことでした。
そして、猫がふわっと長屋の路地に
現われる時の比喩にホント、猫って
祠の隙間からあの世と行き来してるのかもね
なんて思いました。

 

追記
須磨の海岸線ぎりぎりを走る山陽電車や
友の母上の炊いたイカナゴのくぎ煮が
懐かしくよみがえりました。
海岸に沿って車窓から見る景色が
穏やかでとても好きでした。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年7月10日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「少年と犬」
2020年7月7日

馳星周さんの「少年と犬」は
「男 と犬」の章から始まり「泥棒」
「夫婦」「娼婦」「老人」「少年」へと
繋がってゆく神秘的なお話でした。



多聞は聡明な犬です。
会うべくして出会う認知症・介護・犯罪・
貧困・家庭不和・堕落・癌・自然災害後の
ptsdなど様々な問題を抱える主人を癒し
そっと「救う」のです。

 

一章二章が重たく暗く残酷で
嫌な気持ちになり読むのをやめようかなと
思ったりもしました。
ですが、犯罪者達は多聞を「守り神」と敬い
とても優しく愛情をそそぐのです。

 

最終章、少年を守る多聞に泣けてなけて
ワンちゃんを飼ったことはないけれど
こういう賢く気高いところが確かにあると思います。
少年が多聞の意志を受け継ぎきっと強く
生きてゆけると思える終わり方でした。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年7月7日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「クスノキの番人」
2020年7月2日

東野圭吾さんの「クスノキの番人」は優しい奇蹟の物語でした。



新月と満月の夜の神秘的な出来事を通して
そこに関わる人達の人生が垣間見えます。

 

クスノキの謎がゆっくりと解けていき
それとともに卑屈だった主人公が
堂々とした番人に成長してゆきます。
主人公と叔母の距離感が他人から家族へと
変わってゆく様も心あたたまりました。
また、伯母の経済人としての理念や思考、
決断が潔くかっこ良かったです。

 

言葉にできない想いを伝えたいという念、
音楽が紡がれて思い人にとどくシーンでは泣けました。
ファンタジー系につき映像化したら
音での表現もあってきっと楽しいだろうなぁ
主人公役は菅田将暉くんがいいなぁなどと考えていました。

 

図書館の待ちが人が326人とのことで
他の本はおいといてサクサク読みました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、家族婚、パパママ婚、カジュアル婚、
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○°

2020年7月2日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「女神のサラダ」
2020年6月29日

瀧羽麻子さんの「女神のサラダ」は
野菜農家さんや酪農家さんのお話が八編です。



オリーブのお話が現代版蝶々夫人かしらんと
せつなくて大泣きしました。
ネタばれになってはいけないからかけませんが
どんでんあります。
こういう大人の恋がわかる年頃(戸籍上は
とっくのとうに大人なんだけどね^^;)に
なったんだなぁ私
と、悦に入りましたね。

 

最終のお話が小松のトマト農家さんのお話で
小松や金沢が出てくるのですがその方言も
自然にかかれていたから茶の間の会話を
小松ならではの語尾上がりに脳内で再生できました。

 

「トマトは栽培する人間の個性が出やすい作物」
「人柄を映す」と話す主人公の祖母。
これわかるわかるって思いました。
気だてのいいトマトって作った人の思いが伝わってきます。

 

この章でそれまでのレタス・茄子・馬鈴薯・
アスパラガス・レモン・チーズ・オリーブ
「美しい一皿」になっているのです。
「素材が命だからね」というシェフの言葉に
私の好きなベジタブルバルを思い出しました。
そのお店のシェフは、どれだけ新鮮な野菜か
愛情こもった野菜かを私のような一般人にも
熱弁してくださいます。

 

野菜好きさんにはもちろんのこと
穏やかなお話を読みたい時にオススメです。
瀧羽作品は「ありえないほどうるさいオルゴール店」も
あたたかく優しいお話でした。
次作も楽しみにしています。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、フォト婚、
パパママ婚、カジュアル婚家婚式スタイルもお手伝い。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年6月29日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「心にいつも猫をかかえて」
2020年6月26日

村山早紀さんの「心にいつも猫をかかえて」は
ねこ愛いっぱいのエッセイとファンタジー小説です。



ウチの子自慢&ねこあるある満載で
ウチのモコちゃんもそうそう
そんなだったよ、賢い子だったよ、
可愛くてね、甘えっ子でね、
っと、読みながら何度もニヤニヤ
瞳ウルウルとまらずでした。

 

愛猫がだす超音波はわかります!
我が家のモコがお注射が怖いと
脱走したことあって一晩中泣きながら
探したけど見つからずなことありました。
朝、外に出るとどこからか
空気を震わす音が聞こえて
それはきっと私にだけとどく音で。
たどっていけば植木の中の奥のほうに
びびってうずくまっていたモコちゃん♥
連れて帰ってぎゅうっと抱っこした時の
幸せったらなかったもんね。

 

あとがきに長崎へのラブレターの
思いを込めてとありましたが
ホント長崎に行きたくなりました!
写真もイラストも可愛いくて
泣けて泣けてしかたなく
読みやすく優しい気持ちになれます。
ねこ好きさん&童話好きさんにオススメです。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、フォト婚、
パパママ婚、カジュアル婚家婚式スタイルもお手伝い。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年6月26日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「逢瀬」
2020年6月23日

石井希尚さんの「逢瀬」は歴史恋愛小説です。



開国時、横浜の港崎遊郭の岩亀楼に
実在したという花魁の喜遊が主人公です。
中居屋重兵衛の銅御殿も実在したそうで
歴史的事実に近い形でかかれているようです。
フィクションですが激動の幕末の世に
誇り高く生きた花魁の秘められた恋が描かれています。
現在の横浜公園の日本庭園には「岩亀楼」と
名の入った石灯籠があるそうです。

 

さて、私は金沢の旧市内に生まれ
育ったのですがひがし茶屋街のまちなかに
入ったのは大人になってからでした。
遠足では並木町も通るし天神橋も
渡るのですが梅の橋や浅野川の
むこうにあるその一角には親も学校も
連れて行ってはくれませんでした。

 

にし茶屋街は通りから見るだけの
なにやら怪しげな場所でしたが
最近は、美味しいお店とかもあって訪れます。
その昔の「にしの娼妓街」あたりにいたっては
2年くらい前に初めて歩きました。

 

廓が観光地になったのはほんの
ここ数十年のことでごくごく最近まで
住み分けがされていたような印象です。
廓の建物の作りにも趣があって
古き時代に思いを馳せながら街並みを歩くのもよしですね。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、フォト婚、
パパママ婚、カジュアル婚家婚式スタイルもお手伝い。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、フォト、
オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年6月23日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ジャンプ」
2020年6月19日

佐藤正午さんの「ジャンプ」 は突然
恋人が失踪するミステリーですが
殺人とか物騒なことは決して起こりません。
けど、結末怖っ。



主人公があの時ああしていれば
と、ずっと心にひっかかりを残したまま
時間が流れていくことにもどかしさを感じます。
その優柔不断でじれったい印象とは対照的に
恋人は強い意志を持った女性です。
ふとしたきっかけで運命が変わる
偶然の力は恐ろしいものです。

 

いくつもの人生の分岐点があって
時に迷い悩みながらも選び続け、
振り返って悔やむこともあって
それでも、やはり自分が呼び寄せた運命で
「今」があるのだなぁと感じました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、フォト婚、
パパママ婚、カジュアル婚家婚式スタイルもお手伝い。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年6月19日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「Red」
2020年6月16日

島本理生さんの「Red」は500ページの
長編ですが続きが気になってとまらず一気読みです。



誰もが羨む結婚生活をおくる主人公が
望んで仕事に復帰してからは仕事と家事の
両立で苦しみ次第に自身を追い込んでゆきます。

 

妊娠&出産は、自分の人生が一度
終わるような感覚が女性にはあると思うのです。
子育ての時期はもちろん幸せなのだけど
自分だけが社会から取り残されていくようで
疎外感に苦しんだり時々は焦ったりします。

 

問題は夫婦の会話不足で、
家事育児を全くせず妻に母性を
求めるような夫だからこそ
抱えている苦悩を言葉にして
伝えなきゃいかんと感じました。

 

鎌倉の海岸でのエピローグで
地に足がついた感あってホッとしました。
やはり、子供は宝♥
絶対的に宝なのだ!

 

PS
終盤に雪の金沢に出張し東京に
帰る日が大雪になり、小松空港に
行って飛行機が「欠航」と知ります。
で、金沢のホテルをとってとまるのです。
翌日、飛行機でアサイチ帰るのになぜ?
普通、小松近辺にとまるのではないかしら?
そこまでの雪ならマチナカも混んでいて
西インターから金沢駅までかなり時間が
かかるのになぜ金沢の駅前のホテル???
校閲のかたも指摘しなかったのかしら?
そこの不自然さが気になってしまいました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年6月16日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ミレニアム・レター」
2020年6月12日

山田宗樹さんの「ミレニアム・レター」は
短編集につき、あき時間にサクサク読めました。



「やくそく」は仲の良い夫妻が
待望の赤ちゃんに恵まれ出産までの
宝のような時を過ごすも
夫の中にある違和感が芽生えるのです。
ネタバレしてはいけないのでかけませんが
おしまいにゾワっとしました。
ホラーでした。

 

「代体」(ダイタイ)は病気の治療の時に
身体から意識をロボットに移動させ
回復すると身体に意識を戻すといったSFで
そういう時代がくるのかしらんと考えました。
あったら便利ですね、痛いのは嫌ですから(^_^;)。

 

理系お好きな方にはオススメです。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年6月12日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「あの頃の誰か」「怪しい人々」
2020年6月9日

東野圭吾さんの1989年から1994年に発表した作品の短編集2冊です。



 

「あの頃の誰か」はバブルの頃の華美な感じもある8編でした。

「再生魔術の女」は主人公の女性が
ターゲット男性をジワジワ追い込む感じに
ゾワゾワっとするホラーでけっこう好きでした。

「眠りたい死にたくない」は刻々とせまる
恐怖の描写であるのに主人公のおっちょこちょい感が
ユーモラスで笑いました。

 

 

「怪しい人々」はそれぞれに味わい違う7編です。

「甘いはずなのに」は人情味があって
ホロリとくるのです。

「結婚報告」は金沢の寺町(めっちゃご近所)の
アパートで殺人事件が起きます。
金沢の街並みにて主人公と一緒に行動するような
違った楽しみ方もできました。
例えばタクシーのシーンでは
「犀川を通り、坂道の多い狭い道をくねくねと」に
『今、桜坂登ってるんだぞ!』みたいな感じです。

 

今日の金沢は30度越えしました。
みなさん、ご自愛くださいますように☆”

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年6月9日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ダブルマリッジ」
2020年6月6日

橘玲さんの「ダブルマリッジ」は知らぬ間に
妻とは別のフィリピン国籍の女性が戸籍に
配偶者として記載されていたことから物語が始まります。
さらに、フィリピン女性との間の
25歳の息子が戸籍に入っていて大慌てするのです。



貧困や差別、福島で原発除染作業の現状、
就労ビザや不法入国の問題、法律や制度の
盲点をつく様々なやりかたにおどろおどろしさも感じました。

 

読者モデルの娘とエリート商社マン父親が
交互に描かれます。
フィリピン女性との過去の思い出が
すごく素敵に描写されています。
素晴らしい恋をして教会で愛を誓ったのに
日本に帰ってきたら仕事が忙しくて
フィリピン女性との結婚は現実的ではない
と、しだいに忘れてゆく、
手紙も読まずに燃やしたって、、、、。

 

娘の成長ぶりとは対照的に
父親の懲りない感じがあかんかったです。
ラブストーリーって告知なのですが
それぞれがエゴイスティックであると感じ
終盤はグロテスクでした。
嫌な気持ちになることも多いのだけど
けっこう夢中になってノンストップで読みました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
 

2020年6月6日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「発注いただきました」
2020年5月30日

朝井リョウさんの「発注いただきました」は
企業からお題に沿ってのショートショートや
エッセイを集めた一冊です。



「蜜柑ひとつぶん外れて」のお話が好きです。
物語の中の純朴な女の子が遊び人の男性の
部屋に行く場面では何目線なのかわからないけど
心配で『早く部屋から出て』とさかんに願いました。

 

「十七歳の繭」は時に薄氷を扱うみたいな
思春期のヒリヒリする感じが描かれていました。
朝井さんの他の作品でも感じたことですが
男性なのにの女の子のこまやかな心の
動きを表現するのがとても上手です。

 

どの物語も登場人物がリアルで、過去に会った人や
できごとをポコポコ思い浮かべました。
話ごとに本人による解説&反省があって
その言い訳している感がなかなかおもしろくて笑いました。
中でも、角田光代さんの作品の素晴らしさに
繰り返し赤面するのですが角田さんの作品も
好きなのでそちらも興味あります。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年5月30日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「透明な夜の香り」
2020年5月27日

千早茜さんの「透明な夜の香り」は
薔薇の咲く季節から物語が始まります。



香りはもちろん草木や花々、季節が織りなす
自然の描写、色や音や味覚の描写も鮮やかです。

 

森の奥の館で浮世離れした生活は
神秘的で時々はコミカル感もあります。
それぞれの秘密が生々しく途中
怖くなったけど残酷になりすぎない
いい塩梅だったのでノンストップで読みました。
「香りの記憶は永遠」
読後の爽やかさったらなくオススメです!

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年5月27日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「雪と心臓」
2020年5月24日

生馬直樹さんの「雪と心臓」は物語の
終わりはこんなふうに衝撃的ですという
プロローグから始まります。



本編に入るとのんびりとした青春小説で
重松清作品が昭和ノスタルジーなら
平成ノスタルジーかしらん
っと、紹介文にあるミステリーという言葉や
表紙の印象とどうも結びつかない
そこが、謎って言えば謎かなでした。

 

ですが、終盤に近づくと苦手なバイオレンス色を
帯びてくるからどうしよう、やめようか、
困った、しかし、今更、、、、先も気になる
と、読み進めて終わりでは腑に落ちました。

 

40日ぶりの図書館開演だったので
嬉しくて一気読みしました。

 

PS
平成の流行り物など出てくる
「おっぺけぺ」って何だろう???
ネットで画像検索したら水鉄砲でした(o^^o)。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年5月24日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「強き蟻」
2020年5月21日

松本清張さんの「強き蟻」は最終章での
ドンデンにつぐドンデンがパンチきいていました。



東京渋谷の高級住宅街の松濤や熱海を舞台に
悪女の大胆っぷりにドキドキします。

 

さて、松本清張作品の湿度と北陸の気候
例えば、にび色の空や日本海の荒波は
相性がいいのでしょうね。
「ゼロの焦点」「疑惑」「鬼畜」などでも舞台になり
映像化では、能登の断崖や兼六園を観ることができました。

 

先日、NHKで「黒い画集」ドラマ化では
原作がアレンジされ金沢で事件が起こる
設定となっていました。
ドラマでは能楽堂や武家屋敷、浅野川から卯辰山
片町スクランブルはセキビルからのアングルでした。
金沢人は住まいしているのに
「ここはどこそこ」とテレビや写真で
我が町を観るのが好きです、とても大好きなのです。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年5月21日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

映像化ならではの美しさや笑い
2020年5月17日

「お家で過ごそう」ということで
松坂桃李くん祭に続いてDVD鑑賞。
図書館がお休みにつきこんなに沢山の
DVDをまとめて観るのって初めてでした。

 

22017年に読んだ「羊と鋼の森」の原作本は
音のえがきかたが独特で好きです。



山崎賢人くんが調律師の役です。
はじける水の疱、揺らめく水紋、
風になびく麦の穂、瑞々しい苔、
揺れる葉、ダイヤモンドダスト、
大空の流星などなどの映像での音の表現が
美しいことでした。

 

2015年に読んだ「火花」は原作はそんなにでも
ない(すいません。私にはよく理解できずで)けど
菅田将暉くんが気になったので借りました。



菅田将暉くんと桐谷健太さんのかけあいが
自然で関西弁の軽妙さが楽しくて
時々は、吹き出しホロリともしました。

 

さて、9年前に読了の東野圭吾さんの「麒麟の翼」



映像化では麒麟像の前で死亡する
中井貴一さんの子供役が松坂桃李くんで
その部活仲間が山崎賢人くんだったのですね。
で、なんとなんと溺れたことから
障害を持った少年の役が菅田将暉くん
ということを最近、知りました。
菅田くんの演技は迫力ありました。
なんとゴージャスな高校生達だったのでしょう(o^^o)。

 

五街道の起点「麒麟の像」のもとで
希望を感じるラストシーンでした。

 

加賀恭一郎シリーズが好きで
6年前に日本橋あたりを聖地巡礼しました。



さらに、2年前は麒麟の翼を眺めながらの
(どっだけ好きやねん!)お茶をしまして
この写真は、その折にカフェからスマホで撮ったものです。

 



コロナが収束してまた自由に行き来できるように
なる日が訪れることを祈ります。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年5月17日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「禁猟区」
2020年5月14日

乃南アサさんの「禁猟区」は警察官の不正を調査する
監察の仕事を描く趣向が変った警察小説です。



ちょっとしたことがきっかけで不正が始まり
気付いたら後戻り出来なくなってマークされる警察官。
人間の弱さや承認欲求が汚職、恐喝、証拠品の捏造、
情報漏洩、盗聴、ストーカー行為、殺人未遂など
狂気へと変貌してゆくのです。

 

映像化したら楽しそうと想像し主役の
若き女性監察官には吉高由里子さんが
良いのではないかしらん
っと、最終章ではその声に脳内変換。
コロナ自粛につき家で過ごしていたら
日常生活の中で自分なりの新たな楽しみを
見いだせるようになったわけです。

 

お家ですごそう☆”
金澤syugenでは、お電話メールでの
ご相談を受けておりますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年5月14日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「魔力の胎動」
2020年5月10日

東野圭吾さんの「魔力の胎動」は「ラプラスの魔女」
(2015年に読了。不思議なチカラを持つ高校生を
覚えています)の序章にあたるのだそうです。



一章から四章まではミステリーというより
自然をよむチカラと鋭い洞察力を持つ円華が
悩む人に「過去より未来」と発破をかけて
前向きに生きるように仕向ける
科学ヒューマンドラマという感じでした。

 

円華が「人は原子」と言います。

「世界は一部の人間に動かされているわけじゃない。一見何の変哲もなく、価値もなさそうに見える人々こそが重要な構成要素で、一人一人は無自覚に生きているだけだとしても、集合体となった時、劇的な物理法則を実現していく。人は原子」

コロナ以降、強く感じられるのが
普段、意識していなかったかたがたの存在で
仕事や生活は成り立っていたんだなぁと言うことでした。
そして、この状況の中で不自由さを感じつつも
生活ができるのはやはりみなさんの
おかげさまと感謝しています。

 

お家ですごそう☆”
金澤syugenでは、お電話メールでの
ご相談を受けておりますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年5月10日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

松坂桃李祭
2020年5月7日

stay home&図書館も閉館
そこで、原作が好きな小説の映像化された作品の
DVDを順番に借りることにしました。
初回は、松坂桃李くん祭☆”



高校生の御園はどう考えていたのかな
「ツナグ」続編の「ツナグ 想い人の心得」
そして今回の映像化で思いは二転三転。
映像では季節が巡ったことを知らせる躑躅や桜の花が綺麗でした。

 



原作では笑わなかったけど、映像化ではワンシーン
桃李くんのコミカルな感じに吹き出してしまいました。

 

自宅のテレビ前のソファにこんな長く
座ったのはホント初めてでした。
読書は細切れでできるからこそ
家でも仕事&ちょっぴりの家事
そんな私の生活に最適な娯楽だったわけで。
映画を家で観ることは集中できず
むかないと思っていたのですが
今回、ゆったりとした時間があり叶いました。

 

お家ですごそう☆”
金澤syugenでは、お電話メールでの
ご相談を受けておりますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年5月7日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「夢を売る男」
2020年5月4日

百田尚樹さんの「夢を売る男」は
頭の回転が速く話術にも長けている主人公が
自叙伝や小説を本にしたいと夢を見る人に
詐欺まがいの自費出版を勧めるという
「感じ悪い」始まりでした。



人はなぜ書くのかや現代人の自己顕示欲
承認欲求なんかをなるほどーと読みました。
さらに、出版業会の裏側を覗き見た感じで
某文学賞のカラクリに「ほぉー」と合点し
思いあたる作品がないこともなくでした。

 

もっと簡単に楽しめるものがいくらでも
ある時代に読書する人が減るのは当然と。
けど、やはり私は紙に印刷された
文字を読むことが好きです(*^_^*)。

 

必要悪ではなくやはり夢を売ってるのかもと
ブラックコメディはハートフルな
終わり方で少しホロリとしました。

 

お家ですごそう☆”
金澤syugenでは、お電話メールでの
ご相談を受けておりますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年5月4日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「源氏姉妹」
2020年5月1日

今日5月1日は扇の日なのだそうです。
51で”恋”
「源氏物語」で光源氏に女性が扇を
贈っているからなのだそうです。



酒井順子さんの「源氏姉妹」は
光源氏とカンケーを持った女性たちの
独白が生々しく(もちろんあくまで妄想)
時々はプップップと吹き出します。

 

「幼女の頃にさらわれた紫上
義理の母なのに関係を持った藤壺」
って、犯罪だよね?
源氏の女性との交際年表があって
複数の女性と時期が重なること度々で
今の時代だったら
文春砲でひとたまりもないだろうなー
などと考えたりします。

 

ですが、時代を超えた艶やかなお話は雅なのです。
以前、市川海老蔵さんの「源氏物語」を観に行きました。
優美ではかなげでうっとぉ~り素敵でした。
女性はいいにおいのする優男に弱いです♫•*¨*•.¸¸♪✧

 

おうちで過ごそう☆”
金澤syugenでは、お電話メールでの
ご相談を受けておりますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年5月1日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「この街でわたしたちは 」
2020年4月28日

加藤千恵さんの「この街でわたしたちは 」
すれ違いがもどかしい4組の男女の恋愛未満のお話です。



恋に不器用で臆病な女性達に
「自信持って」と声をかけたくなる
そんな各章には短歌が添えられていて
絶妙でよき余韻を残してくれます。
彼女たちの胸のうちは懐かしくもあり
せつなく愛おしいことです。

 

〆の短編3つは、揺れながらも前に進めた
女性達の爽やかでちょっぴりドキドキなお話でした。

 

おうちで過ごそう☆”
金澤syugenでは、お電話メールでの
ご相談を受けておりますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年4月28日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「丸の内魔法少女ミラクリーナ」
2020年4月21日

村田沙耶香さんの新刊は表紙がポップで可愛いのです。



表題作「丸の内魔法少女ミラクリーナ」は
バカ笑い度々☆”
可愛いいんですよ♥主人公が
コンパクトで変身して(外見変わらず)
物語を勝手に仕立てて嫌なことだって
元気に乗り切っていけるのがいい。
楽しくて好きなお話でした。

 

四本目の「変容」では、ファッションの
はやりが作り出されているように
人格のはやりも操作されているのかもと
想像して薄気味悪さを感じました。
いずれにしても人は外界からの影響を
受けアップデートされてゆくものですよね。
近未来ホラーと言う感じのお話でした。

 

おうちで過ごそう☆”
金澤syugenでは、お電話メールでの
ご相談を受けておりますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°
 

2020年4月21日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「去年の雪」
2020年4月18日

江國香織さんの「去年の雪」は、語り手が
次と次と変わり紡がれてゆくショートショート集です。



脇役だった人が違う章で主人公になったり
次には誰かの共演者になったり
さらに、語り手は時代が違っていたりもします。
カラスやシャボン玉が時空を超えるや
魂が彷徨って犬の毛の中にいたりはなんだか楽しいのです。

 

「言葉ってどこに行くのだろう」。
この物語では言葉が時空を飛び越えます。

 

子育てしている語り手の章では我が子の言葉を
「一つ一つが、特別な、輝かしい言葉たち」と。
子育て経験者にはわかるわかるですよね。
「なんとファンタジックな!」「え!哲学的!」
と、おさな子の話す言葉は楽しく愛おしく
ずっとずっと記憶に残っています。

 

おうちで過ごそう☆”
金澤syugenでは、お電話メールでの
ご相談を受けておりますので
お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年4月18日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「綴る女」
2020年4月13日

林真理子さんの「綴る女」は作家
宮尾登美子さんの半生が描かれています。



家業が高知の芸妓娼妓紹介という宮尾さんの
生い立ちをNHKのドキュメンタリーで
観たことがあり興味を持っていました。

 

映画「鬼龍院花子の生涯」は花街(かがい)の
華やかさや理不尽さなんかが
艶っぽくも衝撃的で迫力ありましたね。
夏目雅子さんがとにかく美しかったです。
(今も日本の女優さんの中で一番好き\(^_^)/)
「なめたらいかんぜよ」の言葉は小説にはないそうです。

 

この本の中で宮尾さんは家業を
嫌っているだけではなく誇りも
自慢もあったと書かれています。
その昔の「使う側」と「使われる側」の
格差は想像以上のものでしょうから
使う側の宮尾さんには強い選民意識が
あったことだろうと思うのです。

 

「数奇な人生は宝」と宮尾さんは
苦しめられたその環境こそが
その後、書くことの糧になったと。
他の女性の作家さんの作品でも
例えフィクションであっても作中に
傷や痛みを思いばかれることがあります。
そういう心のヒダみたいなものに
ふれることができる作品が好きです。

 

奇しくも今日4月13日は宮尾登美子さんの
お誕生日だそうです。
宮尾作品、読んでみます☆”

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
 

2020年4月13日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「たおやかに輪をえがいて」
2020年4月10日

窪美澄さんの「たおやかに輪をえがいて」 は
人生の折り返しを過ぎた主婦が主人公です。



衝撃的な事実を目の前に突きつけられることが
起こり、家族と距離をおきたいと
ふわりと一人で飛び出してゆきます。
そして、旅先で出会った女性に
自分と家族との関係は「共依存」だったのでは
ないだろうかと気づかされます。
信頼ではなく互いに甘えであり依存であったと。
友人の助けもあって主人公はどんどんたくましく成長します。

 

結末がたおやかで素敵でした。
この先は、読者の好みで思うままに
描いていいよっていう柔軟な終わり方をします。

 

窪さんの作品は日常の生活の中での
心情描写が丁寧なので、すっと物語に
入り込めるので読み続けています。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°
 

 

2020年4月10日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「1日10分のごほうび 」
2020年4月7日

「1日10分のごほうび」は8人の
作家さんが綴るほのぼのな短編集です。



田丸雅智さんの「海酒」が夢見心地になりました。
「梅」でなく「海」です。
酔うと懐かしい海が見えると言うのです。
「漣(さざなみ)がグラスの底に斑模様」
って、なんて素敵なお酒なのでしょう♫•*¨
私ならどこの海を選ぶのかしらと想像しました。

 

直島で一番高いところにむかって
レンタサイクルをこいでいた時
眼下に広がった瑠璃色の海。

 

鞆の浦の潮の香り(生臭くもあったけど、
嫌ではなかった)がする漁港で
「版画のような街」って感じたこと。

 

印象に残っている旅の思い出二つでした。
穏やかな凪の瀬戸内の海が描けるお酒がいいですね。

 

どのお話もあたたかくなれて好きでした。
速音読すると決めていたのだけど
度々、終盤にくるとささやきしゃべりからの
涙声になりました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、カジュアル婚
家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
 

2020年4月7日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「できることならスティードで」
2020年4月3日

「できることならスティードで」は
ジャニーズのNEWSの加藤シゲアキさんのエッセイです。



苦手だった祖父の死をきっかけに
自身と祖父、自身と父親、
父親と祖父との関係が違って見えてくる。
祖父の死後、父(祖父)のことを誇らしく
話す父親の姿に家族の本質を
知らなかったことに気づきます。

 

この章で認知症の祖父が自慢の孫(加藤くん)の
ことも忘れていたけど祖母を見つけると
「瞳を爛々とさせる」のです。
そして、「おばあちゃんの手は変わらず
あったかいのぉ」にはおおいに泣けました。

 

「小学校」の章で「学校に行く意義」に
ついてかかれています。
加藤くんが学校に行きたくないと言った日に
父親が一緒に過ごしてくれたことや
担任の教師が子ども達に辛い自身の体験を話し
大切なことを伝えるシーンに感動しました。

 

恵まれすぎにも見える彼が自身に「地元」が
ないことがコンプレックスであることや
令和を迎える時の少しのとまどいなどが
繊細にかかれていました。
好奇心も旺盛でその掘りかたも深いのだけど
せめすぎていないから読みやすいのです。
若いかたに読んでもらいたいです。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年4月3日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「また明日」
2020年3月30日

群ようこさんの「また明日」は
ほのぼのとした昭和が描かれていて
ノスタルジーを掻き立てられました。



それほどの付き合いではなかった
五人の幼なじみが偶然に再会し
縁がどんどん繋がっていきます。

 

人生にはいくつもの岐路があって
選択しながら前に進み
時に後悔があり感動もあり試練もある。
そんな様々な経験をして大人になった
五人が出会いなおしたわけです。

 

小説の中で
「年を取ると嫌な人間が増える」って
あるのだけどそうかな?
若い頃、尖っていたあの子もまあるくなったし
警戒心が強かったあの子も自身の家族を
持ってからいい顔で笑うようになったしね。

 

このお話は、縁のある人とは
自然に出会うのだけど
縁のない人とは絶対に出会わない。
そういうのはあると思います、きっと。
あらためて、ご縁に感謝しました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、
フォト婚、パパママ婚、家婚式スタイルもお手伝いします。
挙式サポート、ご自宅支度、和装コーディネート、
フォト、オリジナルアイテムのデザインなど
ポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2020年3月30日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ポラリスが降り注ぐ夜」
2020年3月27日

「ポラリスが降り注ぐ夜」は
新宿二丁目を舞台にした多様な女性の恋愛を
巧みに絡ませたお話が繋がっていきます。



マイノリティに、こんなに多くの
カタカナ言葉のカテゴリーがあるのですね。
マイノリティが別のマイノリティを
差別するという現実があるのも知りました。

 

終盤の新宿の歴史も勉強になりました。
1989年生まれの台湾人日本語作家の
李琴峰さん、すんごいなでした。
あとがきも良く真剣に純愛をしている
女性達の幸せを祈り読み終えました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、お急ぎ婚、こじんまり婚、フォト婚、
家婚式スタイルもお手伝い。挙式サポート、
ご自宅支度、和装コーディネート、フォト、
オリジナルアイテムなどポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o

2020年3月27日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「桜とドクダミ」
2020年3月23日

「桜とドクダミ」は女性が心の奥深くに
小さくちいさく折りたみしまい込んで
いるような繊細な感情が描かれていました。



子どもの頃、暮らす環境に格差が
ありつつも仲良しだった二人が
20年ぶりに再会しますが
互いに違和感を募らせます。
大切にしている記憶も
一方は「そんなことあったっけ?」
だったり、記憶違いもあったりです。

 

心のうちに積もっていた思いを
二人が吐き出すシーンが好きでした。
言わないと伝わらないことってありますよね。
前向きなれる終わり方で読後感も良かったです。

 

成長とともにとりまく環境の変化で
馬があって仕方なかった長い付き合いの友と
しっくりこなくなる時ってのありました。
けど、また波動が合うときが来たら
出会ったらいいんだと思います。
縁がある人とは自然に繋がれると信じています。

 

平山瑞穂さんは初読みの作家さんで
当然、女性作家さんと思いきや
作家紹介でえー!男性?と驚きました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートも
いたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年3月23日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「愛の色いろ」
2020年3月19日

奥田亜希子さんの「愛の色いろ」は
性別を問わず複数の相手と同時に
恋愛ができるポリアモリーの4人の男女が
穏やかに暮らすシェアハウスからお話が始まります。



20代の千瀬がしっくりくる人と出逢えたからこそ
「もっとたくさんの人と付き合ってみたい」や
「帰る家があるから、旅に出られる。それと同じだ」と。
なんだか浮気性の男性の言い分のようなのですが
この物語に出てくる人は信頼関係を築き
複数の相手と誠実に付き合っているのです。
嫉妬心や独占欲がなければ叶う
新しい愛のカタチであると言います。

 

千瀬が石川の出身なのですが友人の
方言が気になってしかたありません。
「今日って」を「今日ちゃ」って言うのです。
「ちゃ」は富山の方では?
「げん」もわからなくはないけど
石川のどこだろう?
あと、こちらの特徴として親しい人と話すとき
「て・に・は・を」を省略しがちなのですが
てにはををしっかり音にしています。
そんなわけで、一人ミルクボーイ
(コーンフレークの漫才の人)のように
「その特徴は石川や、石川しかない」
読み進め
「ほんな、石川ちゃうなー」
と、行ったり来たりするという
違った楽しみ方もしました。

 

千瀬が

晴れの日が少ない街に生まれたからか、
私はすさんだ雰囲気の歌が好きだ。

これは大いにわかります。
日本海側育ちの特徴ではないかしら。

 

あと、私はちょっぴりのヤキモチは
時には恋愛のスパイスだと思っています。

 

 .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年3月19日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「さいはての家」
2020年3月16日

彩瀬まるさんの「さいはての家」は
ネズミや蛇もでる古い民家に代だい
わけありの人々が逃げ場を求めるように入居します。



「はねつき」は駆け落ち不倫カップルのお話です。
男性は毎日、本を読むだけで一日を終え
女性は考えるということをせず生活のために働き続けます。
ですが、女性が男性に読み聞かせてもらっていた
小説を自身で咀嚼するようになると
自ら物事を考えるようになるのです。

 

「ゆすらうめ」がイチバン好きでした。
主人公とその同級生のヒットマンが暮らすのですが
認知症の母親を介護する様子が
なんとも優しく愛おしく泣きながら読みました。
映像化の際はヒットマン役には
EXITのカネチーくんがぴったりだと思いました。

 

良家の姉妹が親の呪縛から逃げる
「ままごと」ではなんの意思も持たないように
見えていた姉がたくましく成長します。
妹はそんな姉を「薄紙を一枚一枚
剥がすように変わっていく」と感じます。
逃げると言うより親と距離をとることで
成長進化できたのだと感じました。

 

「かざあな」は男性に育休があっても
小さい子どもを持って働く女性の辛さ
男性の苦痛もなるほどと読みました。
妻と距離と時間をおいたことが
二人のこれからのためには正解だった気がします。

 

最終章で大家さんが言う
「ちゃんと逃げて生き延びた自分を褒めなよ」。
時に逃げるという選択には勇気が必要で
よき判断であると。
頼りなげではかない五つのお話でした。

 

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年3月16日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「御社のチャラ男」
2020年3月13日

絲山秋子さんの「御社のチャラ男」は
チャラ男のまわりの人々の告白で綴られる短編集です。
チャラ男はお飾りみたいな存在にすぎず
内容は、告白するそれぞれの人々が持つ
時代への不安や仕事観や人生観が描かれています。



2018年から2019年までの「偶像」に連載とのこと。
36歳の男性の妻がオリンピック開催に反対していて
平成の最後の頃「絶対何か問題が起こる」と
三日に一回は言うのです。
この章にパンデミックって言葉がでてきて
ゾワっとしました。
コミカル小説と思ってお気楽に読んでいたら
さすが芥川賞作家さんでした。

 

24歳の男性が仕事中、上司に
「遊びじゃないんだぞ」と注意されると
「遊びならもっと真剣にやる」に吹き出しました。

 

このお話には、適当な人、
不満を持ち仕事をする人、病んでいく人、
問題を起こす人がなどなどでてくるのですが
私が仕事をご一緒する方々は
協力業者さんも含めて、仕事が好きで
大切に仕事の時間を楽しんでいる人ばかりで
無気力な人や不機嫌な顔をしている人もいなく
ありがたいことだとあらためて感謝したわけでした。

 

 .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年3月13日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「妖し」
2020年3月9日

「妖し」はホラーとファンタジーの
間にあるような10篇のお話のアンソロジーです。



窪美澄さんの「真珠星スピカ」は
こんな霊現象だったら歓迎するなぁ
と、ほのぼのとあったかくなれて
終盤は主人公を応援していました。

 

村山由佳さんの「ANNIVERSARY」は
主人公が以前の記憶を持ちながら
転生を繰り返します。
浅草寺のほおずき市や風鈴が叙情的に
描かれているのですが
読んでいて既視感覚あって
「え!?私もまさかの!人生を
繰り返している?」なんか思ったら
昨年「まつらひ」で読んだものでした(^_^;)。

 

乾ルカさんの「かぐわしきひと」の
桜の木の精は妖艶なことでした。
怨念の感情は人にだけあるものではなく
自然にも宿るものかと読み終えて
ゾワゾワひんやりとしました。

 

好きな作家さんが多くて読んでみたいと
思ったのですが初読み作家さんとの
出会いもあって、これアンソロジーのいいとこですね。

 

 .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年3月9日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「さんかく」
2020年3月5日

千早茜さんの「さんかく」を夜に読むのは危険です。
各章の食べ物の描写がとにかく魅力的で
炊き立て土鍋ごはんの藻塩のおにぎり
揚げだし茄子から出る油のアッチってな感じや
苺のつぶつぶや海苔のパリパリな食感などなど
もう美味しそうだったらありゃしない。

 

外食の章も楽しい。
おばんざいやさんのメニューが
酒飲みにはたまらんもの達で
こんなお店がうちの近所に
あったらいいなぁなんて考えたりでした。

 

恋人がいるのに学生時代のバイトの先輩女性と
ルームシェアするはいかがなものか。
二人の暮らしが臨場感もって描かれていて
古い京町家のうす暗さ
座敷のかび臭ささ
苔むす石灯籠ある中庭のながめ
土間の細長い台所からは出汁の香りが
立ちのぼってくるようです。



タイトルは「さんかく」ですが
三角関係ってのとはちょっと違う気がします。
三角関係に満たないから平仮名で
さんかくなのかしらん。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年3月5日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ドミノin上海」
2020年2月28日

恩田陸さんの「ドミノin上海」は
ポップな表紙が楽しげです。



このアウトローパンダは漢詩を詠むくらい賢いのです。

 

読みながら和歌山のアドベンチャーワールドで
みたパンダを何度も思いだしました。
「パンダバックヤードツアー」に参加したことがあります。
開演前から並んで(やるときはやるのです)
5組だけがパンダ舎に入ってにえさやり体験とか
できるチケットをゲットしました。

 

近くで見ると茶と黒(白黒ではない)の二色で
どでかくすんごい迫力!
体験ツアーでおやつをあげたパンダは
動きもあってまあまあ愛想ありました。
ですが、通路をはさんだとこにいた
パンダのやさぐれ感は、はんぱなく
「ワイは出番ちゃうし」ってな顔で
檻の中で笹を食べながら同時に脱糞も
しているというふてぶてしさでした。

 

出番のパンダは可愛い仕草で
愛らしいことこのうえないのです。



やっぱ、パンダは知恵がありそうです。

 

この時、生まれたてのパンダの赤ちゃんいました。



可愛くってかわいっくて赤ちゃんパンダ舎の前は
七往復くらいしましたね。
このボクは今、10才になっていて中国に帰ったらしいです。

 

 .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年2月28日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「夜はおしまい」
2020年2月25日

島崎理生さんの小説って
切なくなったり息苦しくなったりします。
「夜はおしまい」の四つのお話も
もの哀しく痛みを感じるものでした。



「雪ト逃ゲル」は雪の金沢を歩く
回想シーンから物語が始まります。
「雪の兼六園が見られて良かったね、
綺麗だったから」と道ならぬ関係の二人が話します。
「正方形に切り抜かれた金沢21世紀美術館の
天井から本物の空を見ていた」という
シーンではタレルの部屋から
にび色の空を仰ぎ見た気分になりました。
繊細な描写に冬らしい金沢の
独特の湿度も感じられるようでした。

 

四つの短編は深い闇をもつ女性たちの愛が
儚げで甘美に紡がれていました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年2月25日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「清く貧しく美しく」
2020年2月21日

石田衣良さんの「清く貧しく美しく」は
主人公の二人があまりにも弱気で善良で
それでも容赦なくイヤなことは起こるわけで
しんどくなって一度は読むのをやめました。



不器用な二人はお互いを恥ずかしがらずに
ほめ合おうという決まりを作り慎ましく暮らしています。

 

どんな立派なほめ言葉であっても
”芯にひとかけらの真実”がないと
成立しないはわかります!
お世辞になってしまいますものね。

 

「ネガティブ」「甘い」「向上心がない」とも
感じる二人ですが愛情を持ちより
些細なことも大げさにほめ合いながら
生きる姿は微笑ましいことでした。
弱いも強いに変えてゆけますように。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年2月21日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「できない相談」 「おとぎカンパニー」
2020年2月17日

森絵都さん「できない相談」 は
「わかるわー」ってものから
「へ?」ってなものまでシュールで
ブラックな38のお話です。



人には何でもないような些細なことが
気になって気になってしかたがない。
それが、大マジメだったりするから笑けますね。

 

「クソテン」には共感できました。
私もちょうど秋にテンの騒々しさに
手をやいていたので。
あ、Windows10のことです。

 

「イマジネーションの檻」という関西弁で
象が主張するお話がとても好きでした。
ひょうひょうとしていてけだるげな動物園の
象さんに情もあってホロリときました。

 

続いてのショートショートは田丸雅智さんの
「おとぎカンパニー  日本昔ばなし編」。



以前、グリムやアンデルセンのアレンジの
「おとぎカンパニー」を読んだことがあり
ユニークで楽しい内容でした。
今回の日本昔ばなし編は
シニカルでビターな内容のものが多かったです。
「おむすびころりん水玉ころりん」が好きな
お話でした。
女子の胸のうちの思いにクスリと笑えました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°
 

2020年2月17日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「雲を紡ぐ」
2020年2月12日

伊吹有喜さんの「雲を紡ぐ」 は高校生の美緒が
くるまっていた赤いショールから始まる
もの作りのお話で、親と子、妻と夫、
家族の再生の物語でもありました。



「切れたってつながる。右と左の糸を
握手させて、撚りをかけれが必ずつながるって」
盛岡の町の人の優しさと手仕事を通して
美緒の心も溶けてゆくのです。

 

美緒の母親が最初は、病んでいると感じたけど
気づきがあってからは明るく
しなやかな女性になってゆくのです。
「私たち、尻尾のはえた蛙だったんだ」って
夫に話すシーンでは続く言葉にぐぐっと
くるのですがネタバレになるのでかきません。

 

美緒が手織りのホームスパンの
ジャケットを羽織って
「手で持ったときより、うんと軽い」と驚きます。
「良い職人の仕事は調和と均衡が取れていて
心地よいんだ」とお祖父ちゃんが言うのですが
この感じ、わかります!はたおり娘の
結城紬の着物を纏うと柔らかく暖かく
そして、軽くなっているのです。

 

お祖父ちゃんの暮らしや知識、ポツポツと
話す言葉がとにかくかっこいいのです。
自身の老いを感じているお祖父ちゃんが言う
「子どもと一緒に暮らした日々は本当に短い」に
うるうる涙が出ました。
息子の広志が「子どもがつくったものは
捨てられんと言った父の声がよみがえる」と
回想のシーンでは大いに泣けました。
お祖父ちゃんが幸せで良かった、本当に良かった。
終盤はテイッシュを抱えて読みました。

 

読み終える頃、気づきました!
栞紐がショールの鮮やかな赤色でした。

 

優しくて心地よいお話で、こういう本に
出会うと読書していて良かったなぁと思うのです。

 

 .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年2月12日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「リボンの男」
2020年2月7日

山崎ナオコーラさんの「リボンの男」は
子育てに専念する主夫である主人公が
自身を経済的に何も生み出さない
マイナス時給のヒモと卑下しています。



我が子に「おとうさんはねえ、
ヒモじゃなくてリボンだよ」と話します。

 

私にも経験があります。
休職して子育てしていると
自分が狭い世界でのみ生きていて
社会から置いて行かれるような
焦りを感じました。

 

仕事に復帰してからは、余裕がない時には
我が子が子供らしいおっとりさでいると
(子供って無駄な動きがあるのが
子供らしさなのだと今なら思える)
時間が無駄にされるような気がして
子どもを急かしたことが多々ありました。

 

今、子育て真っ最中の新郎新婦様へ。
宝のような今の時間を存分に楽しんでください。
子供に手がかかる頃は
人生でもっとも豊かで幸せな季節です。
宝のような時間だったと思うのです。

 

タロウとの散歩の時間が穏やかで好きでした。
河原の風景を脳内で描くことができました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、
生家ご出立や挙式サポート、少人数様の結婚式、
フォトプロデュース、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年2月7日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「これでもいいのだ」
2020年2月3日

ジェーン・スーさんのエッセイ「これでもいいのだ」 は
あるあるな共感にあふれていました。



「行事で季節を迎えにいく」

金澤syugenそばの散策マップのような
ものが記憶にあって「あの道の木蓮が咲く頃」
「今年は鬼柚子がなる年」などなどと
公園やお庭へ遠回りしても見にいきます。
ああ、そっか私も季節を迎えに行ってたんだ。
最近は、用水のわきの水仙の花が咲き
消防署のお向かいで梅がほころび始めました。

 

「喜びはいつも新鮮だ」
「鮮度の高い人生保っていられる」

仕事柄、感動をいただくことが多く
例えば、自然栽培で蓮根を作りたいと
語っていた新郎新婦様が結婚後、夢が叶って
蓮根農家さんになって初収穫の蓮根を
とどけてくださったことあります。
結婚式後の新郎新婦様から暮らしぶりに
嬉し涙もしょっちゅうです。

 

「大人にだって、子どものしっぽが残っている。
誰かに安心させてほしくなるときだって、
背中をさすってほしくなるときだってあるのだ」

自分が描いて大人ってこんなじゃなかったなぁ
なんてこともちょちょいあります。
これでもいいのだってほっこりもできた一冊でした。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、
生家ご出立や挙式サポート、少人数様の結婚式、
フォトプロデュース、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2020年2月3日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「みちづれの猫」
2020年1月24日

唯川恵さんの「みちづれの猫」は猫とめぐりあい
ともに生きる七人の女性が主人公の短編集です。



「ミャアの通り道」は金沢に帰る主人公が
雪の越後湯沢駅で「はくたか」に乗り換える
シーンから始まります。
新幹線が開通する前のことがすでに懐かしい感じです。
東口を出て鼓門から武蔵が辻、橋場の実家へと
むかいます。
この地域の水気の多い雪事情を普段の冬なら
ホント雪はやっかいでこんな感じと読みました。

 

「運河沿いの使わしめ」のお話が大好きです。
心が弱っていると寄りそう猫が、その人が立ち直ると
次の人の所におもむく使わしめだと知るのです。
猫には高貴な癒やしパワーがあると感じています。

 

「約束の橋」の「猫好きは、すべての猫を好きになる」は
共感できます。
あたたかく優しく人生の最期が描かれていて大いに泣けます。

 

猫に出逢えて色んな感情を知ったんだなぁ
と、お空にいった我が家の
モコにゃんのことを思い出し涙。。。
猫好きさんにオススメの一冊です。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○
金澤syugenは、衣装コーディネート、生家ご出立や
挙式サポート、フォトプロデュース、少人数様の結婚式、
オリジナルアイテムのデザイン、会場紹介など
ポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○

2020年1月24日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ツナグ 想い人の心得」
2020年1月17日

辻村深月さんの「ツナグ 想い人の心得」を読みました。



前作「ツナグ」では、あの世にいる
会いたい人について考え
今回は自分が死んだあと私を
思ってくれる人は誰なのだろうかと考えました。

 

前作のお話の中で、高校生の美砂と御園の章が
チクリと刺さっていた(え?こんな終わり方?
と、二人のやりとりを読み返しました)のですが
その美砂が一章にでてきました。
今回のその後がどうなるのかが気になるから
さらなる「ツナグ」の続編をかいて欲しいものです。

 

我が子を失った親の章が辛かったです。
どんな些細なことでも母親は自分を責めるものと
思うのでもう切なくて大泣きしました。
明るい未来が予想できる再会は清々しいことでした。

 

最終章では幻想的な美しい映像を
想像の中で存分に描けました。
「想い人や、大事な人たちと、同じ時間に
存在できるという事は、どれくらい尊いことか」
歩と同様に射抜かれる思いでした。

 

必要な人とは自然に繋がれる
すべての出逢いはご縁であると。
ウェディングという仕事柄もあって
実生活でも感じることです。
ご縁に感謝です。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○
金澤syugenは、衣装コーディネート、生家ご出立や
挙式サポート、フォトプロデュース、少人数様の結婚式、
オリジナルアイテムのデザイン、会場紹介など
ポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○

2020年1月17日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「私に似ていない彼女」
2020年1月10日

加藤千恵さんの「私に似ていない彼女」は
同僚、母と娘、姉と妹、友人同士など
さまざまな年代の女性と女性を描いた八つのお話です。



「切れなかったもの」は見えない鎖に
縛られた姉妹が怖いこわい。
ホラーです、結末にゾッとしました。

 

「お茶の時間」が好きでした。
それほど仲が良いわけでもなかった取引先の
女性スタッフ同士の再会のドラマは
実写化したらきっとおもしろいだろうなぁと感じました。

 

「皺のついたスカート」では泣きました。
母さんも人間、完璧であるはずもないのです。
実母と娘はみなそれぞれに
何か事情があるような気がします。

 

「あたしは恋をしない」は小学生の
女の子がグループにあわせなきゃな感じを
ちょっと懐かしく思いだしました。
思春期を過ぎてもあったなぁ。
女子同士の気をつかいあう
そんな少し神経質な感じは嫌いではありません。

 

繊細な文章にまあまあの早読みをしました。
人との距離感ってのは難しいですね。

 

作品には関係ないけれど中表紙の
紙質の手触り感がおもしろくって
何度も音をたててさわりました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○
金澤syugenは、衣装コーディネート、生家ご出立や
挙式サポート、フォトプロデュース、少人数様の結婚式、
オリジナルアイテムのデザイン、会場紹介など
ポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○

2020年1月10日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「着物憑き」
2020年1月5日

加門七海さんの「着物憑き」は怪談ほど怖くはないけれど
因縁めいた少しゾクッとするエピソードもあります。



「東と西」の着物文化の違いについて
かかれた章がおもしろかったです。
東と西を比べ、さらに関西でも京都と大阪ではまた趣が違うと。
「細雪」の映像化では船場のお嬢様の
お着物が豪華なことでした。

 

金沢も独特の着物文化があると思うのです。
裾をすぼめて着るのは東京風で
着物と帯のあわせかたは京都っぽく
礼装でも普段着でもなくおしゃれを
楽しむ感覚は大阪に近いです。

 

紬はそれを纏う持ち主の体温や皮脂などで
仕上がりが大きく変わる、紬は育てるものであるとかかれています。
私も結城紬を持っておりますが
軽くて暖かくてふんわりと身体になじんで
着るたびにその着心地の良さが増すようです。

 

吉き文様の着物に縁起の良い柄の帯、
厄除けの伊達締、祈りを込めた紐を結び、
日本人の美意識が育てた伝統の民族衣装を
次の時代に繋げてゆきたいですね。

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○
金澤syugenは、衣装コーディネート、生家ご出立や
挙式サポート、フォトプロデュース、少人数様の結婚式、
オリジナルアイテムのデザイン、会場紹介など
ポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○

2020年1月5日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「どうしても生きてる 」
2019年12月30日

朝井リョウさんの「どうしても生きてる 」は
六つの短編に現代社会の生き辛さが描かれていました。



「そんなの痛いに決まってる」は
男性のプライドゆえに
苦しんでいる様子がまさしく痛々しいことでした。

 

男性であるが故の気負い
女性であるが故の理不尽さ
この作家さん、男性なのだけど
派遣社員や主婦、母親や妊婦さんまで
女性の心理描写がお上手でびっくりします。

 

「籤」はオススメです。
我が身を俯瞰で見る感じがおもしろいのです。
すべての人が自身の人生では
ヒーロー、ヒロインですから。
終盤、たくましく生きる術を掴み取った
ヒロインがかっこよかったです。
「こういう発想のかえかたはいい!」
と、ヒロインを応援したい気持ちがつのり泣けました。
どうか幸せになって欲しい
健やかであって欲しいと祈りました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、生家ご出立や
挙式サポート、フォトプロデュース、少人数様の結婚式、
オリジナルアイテムのデザイン、会場紹介など
ポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○

2019年12月30日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出」
2019年12月25日

「魔女の宅急便」の作者である角野栄子さんの
「「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出」は
自身の生い立ちや物語のできるきっかけ、
言葉への思いなどを綴ったエッセイです。



「言葉に心のはずむ音がある」
幼い頃の思い出の中の父上の
心の無邪気さと豊かさがなんともあたたかいのです。

 

見える世界と見えない世界の間を生きる
角野さんの感じ方が独特です。
例えば、器の表現でも愛情が伝わってきて
うっとりするくらいに素敵なのです。

 

あとがきで五歳の時に亡くなった母上の万年筆の
薄くなった文字を見たことをうっすら覚えていて
懐かしむ様子に涙がでました。
かさばらないカタチで思い出を残してあげるって
大切なことかもしれないとふっと考えたりしました。

 

思考が可愛いらしくって
こんな魔法のような言葉を紡げるって
やっぱり角野さんって魔女なのかもと思いました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、生家ご出立や
挙式サポート、フォトプロデュース、少人数様の結婚式、
オリジナルアイテムのデザイン、会場紹介など
ポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○

2019年12月25日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「四角い光の連なりが」
2019年12月20日

越谷オサムさん「四角い光の連なりが」は
五つのお話しすべて音の表現が絶妙でした。



「タイガースはとっても強いんだ」は何度か
吹き出しました\(^_^)/
関西弁ってコミカルですから。

 

「二十歳のおばあちゃん」は
まさかのユメオチ?
っと、途中思ったりもしましたが
高校生の孫娘もそのおばあちゃんも
とっても愛想らしい(金沢弁かな^^)お人柄☆”
ファンタジックで好きなお話でした。
以前、ウチの坊主と大阪に用事で行った時
思い付きで奈良に弾丸したことを思い出しました。
奈良を楽しんで大阪駅に戻ったら
最終のサンダーバードはとっくのとうに
出発した後で指定券を持っていたのにカチコチの
座席の深夜の列車で帰ってきたことあります。
それも、今となってはよき思い出。
楽しかったなぁ(o^^o)

 

「海を渡れば」のリズムが好きでした。
本当に落語を聞いている気分で。
前座の頃、辛いと稽古に集中できることを

厳しいことに臨んでいる間は嫌なことを忘れられる。

なるほど、わかる気がします。
苦しい時、仕事に集中して救われたこと何度もあります。
人情話に春風亭小朝さんの落語を聞きに
行った時の越路吹雪さんの話に泣けました。

 

飛行機に乗れないのもあって鉄道は好きです。
大いに泣けました。
あたたかい気持ちになりたい時におすすめです。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、生家ご出立や
挙式サポート、フォトプロデュース、少人数様の結婚式、
オリジナルアイテムのデザイン、会場紹介など
ポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○°.o○° .o○

2019年12月20日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「祝祭と予感」
2019年12月9日

恩田陸さんの「祝祭と予感」は図書館に
予約してなんと二ヶ月待ち!
借りてきた日に一気読みしました。



前作「蜜蜂と遠雷」から時間が経っていたので
登場人物の詳細を忘れていましたが、
読んでいるうちに思い出してきました。

 

三枝子&ナサニエルの出あいの章で
「獅子と芍薬」で振袖を纏う学生の三枝子が
我が身の上等な着物は戦闘服であると話します。
海外のパーティに着付けできる
お付きの人がいるのかしらん?
長い髪は誰が結い上げるのだろう?
と、三枝子の言うところの「武装」はどうやって
仕上げられるのか気になりました。
すべての章で、やっぱ音楽を極められるのは
経済的余裕のある家の子だけなんだろう
と、感じていたところ
最終章の風間塵の天才ぶりは気持ち良かったです。

 

「袈裟と鞦韆」の章では前作にて課題曲の
「春と修羅」が誕生するまでを描いています。
宮沢賢治の「春と修羅」の波打つような文字が
音符の連なりにみえて楽譜のようであると。
なので、初版本というのを画像検索してみました。
(「銀河鉄道の夜」は読んだことがあります。
宮沢賢治は音楽も石も好きで
さらにノリ鉄だったそうですね。)
「この曲を、二人のケンジに捧げる」でウルっときました。

 

ヴィォラとの出会いの「鈴蘭と階段」の
章がとても好きでした。
縁のある楽器と引き寄せ合う
そんな必然の出会いは楽器に限らず
人と人にもあり
実体験としてよく感じるのは
花嫁様とお衣装
さらには、花嫁様とかんざし。
運命の一枚や
飾りがしっくりだと
引き寄せあったのだと確信します。

 

音譜が読めず楽器をひくことなどとてもとても
できない私だけど、才能溢れる若者たちが
生き生きと音楽を奏でるシーンは心豊かになれました。

2019年12月9日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「猫をおくる」
2019年12月6日

野中柊さんの「猫をおくる」は
図書館の本棚で「猫」の文字が目にとまり
表紙の絵がきれいなので借りました。



登場人物がみんな優しくて、それぞれに
離ればなれになった大切な人がいます。
その痛み、寂しさ、苦しさを
猫に癒やされ続けるのです。
そして、のちに猫に守られていたと感じるのです。

 

猫との出会いを
「猫が見つけたのだ」
「猫が選んだのだ」
人間が猫に選ばれて縁あって
猫と共に生きるのだ
は、わかる気がします。

 

作中に何度も出てくる
「片目が見えないヨーヨー」
「タキシードキャット」が
ちょうど友から送られてきたばかりの
写真の保護猫ちゃんと重なりました。



左のひーちゃんは赤ちゃんの頃から片目を患っていて
右の子はまさしくタキシードちゃん\(^_^)/。

 

お話の中で猫の仕草が描かれていて
お空にいったウチの愛猫モコミチを
思い出し笑ったりジワっときたり。
モコミチのくたくたに柔らかい感触や
日向のにほいを吸いながら
一緒に眠った幸せを思い返しました。

 

辛い時悲しい時、猫に救われます
(猫動画好き^^v)。
穏やかな気持ちになれるお話達でした。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、
生家ご出立や挙式サポート、少人数様の結婚式、
フォトプロデュース、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2019年12月6日 カテゴリー: 気まま図書館, 猫メンタリー | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「逃亡小説集」
2019年11月27日

「逃亡小説集」は、実際にあった事件が
モチーフの逃亡をテーマにした短編集です。



「逃げろ九州男児」は正直者で
騙されてばかりの男性が、警察に追われ
老いた母親を車に乗せながら
逃げまわっている時の回顧録です。
すべて失ったと感じている男性では
あるけれど「友情」があったことを
終盤に感じて救われました。

 

「逃げろ純愛」の女性教師と教え子男子の
禁断の恋は甘美で二人の交換日記は
夢見心地で切なくもありました。
が、大ドンデン!
最後の1ページでやはり吉田修一作品でした。

 

「逃げろお譲さん」は容疑者の
元アイドルが逃げるのです。
それまで仲が良かった人達からも
拒絶されるくだりが辛いのですが
後半は、コミカルでおっかしくって
それはワッハッハってな笑いじゃなくって
片方の唇の端が持ち上がるようなおかしさなのです。
元アイドルのファンの善良さが良かったです。

 

「逃げろミスター・ポストマン 」
氷点下の凍った氷の海を歩き出す
ラストシーンは唐突ではあるけれど印象的でした。

 

逃げ出してしまいたくなること
消えてしまいたくなることは
誰にでもあると思います。
けど、「時間って優しい」っていつも思うのです。
苦しいこと辛いことも時間がたてば
和らいで癒やされること多いですよね。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、
生家ご出立や挙式サポート、フォトプロデュース、
オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2019年11月27日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ツナグ」
2019年11月21日

「ツナグ」の続編「ツナグ 想い人の心得」を
図書館で予約したので、その前に読んでおかねば
と、「ツナグ」の文庫本を購入しました。



死者と生者をつなぐ使者(ツナグ)。
生きている人間が望み、死者が受け入れれば、
一夜限り、一生に一度、
死者の側も一人だけ
再会が叶うと言うファンタジー小説です。

 

結婚直前に彼女が失踪した話は
泣けました。。。
読後感は爽やかでした♫•*¨*•.¸¸♪✧

 

が、女子高生の友情を描いた「親友の心得」では
若い女子にありがちな残酷さにヒヤリとします。
近しい人への嫉妬、
自分の感情がコントロールできない苦しさ、
通ったみちゆえに、共感できるものもありました。

 

最終章、主人公のアユミが会いたい死者は誰?
気になるも小説の残りページは
わずかしかなくってこんなページ数で
描けるの?などとドキドキもあって
残りページの厚みを左手の指先で
確認しながら読み進めました。
とてもホッとしたキブンで終われて大満足( •ॢ◡-ॢ)-♡

 

闇を含んだミステリーですがあたたかくもあり
とても感動しました。
新作、早く読みたいなぁ
図書館の順番が来るのが楽しみです。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、
生家ご出立や挙式サポート、フォトプロデュース、
オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2019年11月21日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「木曜日にはココアを」
2019年11月14日

昨日は小春日和の一日だったのですが
今朝は大嵐でしたね。
一雨ごとに寒くなって熱いココアの
美味しい季節になりました。



青山美智子さんの「木曜日にはココアを」は
それぞれの独立したお話が
日常のささいな出来事で繋がっていて
知らずに誰かの癒やしになったり
癒やしを受け取ったり、
そんな素敵なことが起こります。

 

各章にテーマカラーがあって
シドニーの町を描いた
オレンジとターコイズの章が好きです。
小説って自分の知らない場所に行けたり
経験できたりが楽しいですよね。
一生行くことはなかろう(飛行機怖っ)
色彩豊かなシドニーの街を
体感できたキブンです\(^_^)/。

 

明るい未来が予感できる穏やかな終わり方で
心に休息が欲しい時にまた
読み返したいと思いました。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、
生家ご出立や挙式サポート、フォトプロデュース、
オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○°

2019年11月14日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「極上の罠をあなたに」
2019年11月6日

深木章子さん「極上の罠をあなたに」は
四つのお話が便利屋で繋がっている
背徳のミステリーです。



政治家、医師、刑事、弁護士といった
登場人物が悪人ばかりでこういう裏社会が
あるのかしらん。
罠を掛けたつもりが罠を掛けられます。
便利屋が悪人たちを翻弄し小気味良く
悪事の連鎖が解きほぐされていくのです。
作者がもと弁護士さんということでの
臨場感もあるようです。

 

今回、興味深いのは深木さんの経歴です。
60歳過ぎての小説家デビュー、
それまでの経験を文筆活動にいかされていて
現在72歳で物語に鮮やか仕掛け
なんともかっこいい女性です。

 

o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、
生家ご出立や挙式サポート、フォトプロデュース、
オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2019年11月6日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「魔法がとけたあとも」
2019年11月1日

奥田亜希子さんの「魔法がとけたあとも」は
病気の不安、容姿のコンプレックス、
家族との諍い、仕事の行きづまり、
人との距離の測り方に迷う、などなど
誰もが抱える日常の中の負の部分が描かれています。



若さや健康や美貌、可愛いかった我が子、
恋するときめき、順調にまわっていた仕事、
それらは、すべてある意味「魔法」であると。
魔法がとけたあとも生きていかなきゃいけないし
あとの時間の方がはるかに長くて辛いわけで。

 

どのお話もほんわかあたたかく
最後は晴れやかな気分になれます。
日常にありがちな悩みを抱える
主人公が一歩前に進む瞬間が描かれています。

 

追記
魔法がとけたあとも魔法の中にいた時の
記憶にはげまされることがあります。
幸せな瞬間の写真は大切ですね。
写真を見返すと宝石のような時間が
よみがえってきますから(*^_^*)。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .
金澤syugenは、衣装コーディネート、
生家ご出立や挙式サポート、フォトプロデュース、
オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .

2019年11月1日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ライオンのおやつ」
2019年10月29日

小川糸さんの「ライオンのおやつ」は
死をテーマにしているのですが
ファンタジー感もあってあたたかな気持ちになれる物語でした。



余命宣告を受けた33歳の雫が選んだ
終の住処ホスピス「ライオンの家」は
柑橘の香りがする瀬戸内の海が見える島にあります。

 

「生まれることと死ぬことは背中合わせ」の
くだりが印象的でした。
「入り口は反対側から見たら出口」と。
ああ、なるほど
と、心地良く腑に落ちます。

 

「生きることは、誰かの光になること」
すでに意識が遠のいている車椅子の雫が
大切な人に「別れの悲しみではなく、
美しい海と空と光の記憶」を残してあげたいと
葡萄畑に行くシーンはもう顎先まで水浸しになりました。

 

夕食後、読みだしたら止まらなくなって
最終章手前では、嗚咽になるくらいに泣いて
翌日、目が腫れあがりました。
あと、最期に食べたいおやつは
何かなってあれこれ記憶のカケラを取り出し楽しみました。

 

心を浄化したい時に、繰り返し読みたいものです。
かなりのおすすめです。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○°
金澤syugenは、衣装コーディネート、
生家ご出立や挙式サポート、フォトプロデュース、
オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○°

2019年10月29日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「スナック墓場」
2019年10月25日

嶋津輝さん「スナック墓場」は昭和の
懐かしい邦画を彷彿とさせる七つの人情話です。



表題作「スナック墓場」まさに、レトロな
場末のスナックが舞台の切なくなるお話でした。

 

一番好きなのは「駐車場の猫」です。
いつもの地域猫を見かけないと
不安になる主人公の気持ちわかります。
金澤syugenの通勤の道中
いつもの時間にいそうな子がいないと
どうしたのかな
誰かに保護されたのかな。
だったらいいのだけど
などと考えますから。

 

特別なことも起きず、各章は
結末らしくないぼんやりとした結末があって
きっとこんな日常がつづくのだろうなぁと
想像できる平和なお話しでした。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○°
金澤syugenは、衣装コーディネート、生家ご出立や
挙式サポート、フォトプロデュース、
オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°.o○° .o○° .o○° .o○°

2019年10月25日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「のっけから失礼します」
2019年10月21日

三浦しをんさんの自虐ネタエッセイ
「のっけから失礼します」は
ノリツッコミも軽快で何度も吹き出しました。



「心を動かされると、文章化したい」
すごくわかります!
私も感動すると稚拙ではありますが
文字にしたくなります。

 

しをんさんは、すごく知的なんだけど
子供みたいに脳内妄想がとまりません。
身近の出来事をいろんな角度から観察していて
日常に「あるかもね」くらいのことも
特別に楽しい出来事にしてくれます。
擬人化や比喩が秀逸で、例えば
オンボロな自転車を「うちのぼうや」と言い
まるでその自転車に意思が
あるたみたいに書かれているのです。

 

心がきれいな人しか見えないインクで
書かれた巻末おまけ、私には見えました!
和歌山アドベンチャーワールドの
楽しさはわかります!
坊主と開演前から順番ついて
1日20組限定だったかの
「パンダ舎バックヤードツアー」と
「イルカとふれあい体験」をゲット!
もてもてパンダの永明パパの勉強もして
ぐうたら感いっぱいのパンダ舎で
リンゴのおやつあげ体験しました。
イルカにイワシをあげてイルカの肌に
触れたらツベツベのゴム長靴の感じでした。
あと、フラミンゴの羽根は高貴な触感で
ペンギン撫でたら手が生臭くなりました。
人間がオリに入ったカタチの車での
サファリツアーでライオンにトングで
生肉あげるのはびびりできず坊主にまかせました。
キリンに歩道橋みたいな高いとこから
エサをあげるのは平和な感じです。
赤ちゃんパンダは、たまらなく
可愛くて5回見に行きましたっけ。

 

閉園までいたので動物や鳥たちが
各お部屋に帰って行くところも
見られました。
飼育員のお姉さんと歩くカピパラと
しばらく一緒でカピパラがトコトコ
先に歩いて違う通路に行きお姉さんに
呼び止められて「あ!間違った」って
顔が可愛いらしいことでした。

 

あと、飛行機が嫌いもわかるわかるでした。

 

.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○°
金澤syugenは、衣装コーディネート、生家出立や
挙式サポート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
.o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o○° .o

2019年10月21日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「縁 YUKARI」
2019年10月18日

小野寺史宜さんの「縁」は心がほっこりするような
五つのお話が繋がってゆきます。



笑顔がいいのは強い、泣き顔より笑顔、真顔よりも笑顔。

っていい言葉でした。

 

日常のイラつきや妬みや虚栄心、
人のココロの奥底に潜む闇な部分が
穏やかに描かれていて
嫌な気持ちにならずに受け止められました。

 

読後、最終章で主人公のもとに
靴を直しに来た人って誰だったんだろう?
って、読み返し、ああ、きっと!(*^▽^*)
そんな明るい未来を想像できる
終わり方をするお話は好きです。

 

ほんの少しの幸せが日々の励みになって
人は生きているんだなぁ。
人との縁はどこかで繋がっていて
大切に結んでゆきたいと感じました。

 

2019年10月18日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「世話を焼かない四人の女」
2019年10月11日

麻宮ゆり子さんの「世話を焼かない四人の女」は
自分を強く持っている個性的な女性達が
元気に活躍するお仕事小説でした。



第一章では猫ちゃんがいなくなって
車にひかれていないか
いじめらていないか
ヘンなもの食べていないか
寒くないか、などなど一緒に心配しました。

 

この作家さん、初読みでしたが
描写が新鮮なのです。
例えば、日和さんがドイツパンを作るシーンでは
機械から取り出したパン生地を
「ぐにゃりと気を失った美少年のようだ」と言い
生地を寝かせた後は
「生気と艶を増していく」とまるでパン生地を
尊ぶべき命があるように描かれています。


 

空気の読めない斎木くんが全編に登場しますが
必ず水玉アイテムを一点身につけていて
水玉を好きな理由が
「命を表す水のしずく」であって
「規則正しい、幸福の象徴」と言います。
そして、疲れないか?ってくらい
自分自身の決め事をいくつもキチンと毎日守っているのです。

 

斎木くんに限らず適材適所、
それぞれの個性が理解され
発揮できる場所があったらとても
素敵な社会になるのだろうと感じました。

2019年10月11日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「平凡」
2019年10月4日

無数の選択から成り立っている人生。
大なり小なり「たられば」を思うことがあると思うのです。



角田光代さんの「平凡」は、もしあの時
別の道を選んでいたらというお話でした。

 

表題作の「平凡」では、ずっと昔に
理不尽な別れたかたをした男性の人生を
「ど平凡であれと呪い続けた」と言う女性。
なんと強烈な!
が、それは「波乱万丈なんかじゃなく
平凡に生きていてほしい」と願いに近い
感情だったというのです。
別れた男性の今の暮らしが穏やかで
あって欲しいと知らず知らず願う女性にうるっときました。

 

むっつの短編集には、妬み、僻み、
恨み、嫉み、見栄、未練と人間味ある感情が
鮮やかに描かれているのですが
重たくもドロドロもしていなくて、
やっぱり今生きている時間が現実なのだ
と、読後感は清々しいものでした。

 

自分がこの選択をして正解だったと
他の誰かの評価じゃなくって
自分自身で思えたらと素晴らしい人生
だったと言うことですかね( •ॢ◡-ॢ)-♡。

 

表紙のデザインが牛乳石鹸の青箱の
猫ちゃん、決して平凡ではないですね。

2019年10月4日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「夏の騎士」
2019年9月30日

百田尚樹さん「夏の騎士」は、
共感できるエピソードもいっぱいの
ノスタルジー小説でした。



昭和時代の六年生のひと夏の冒険&
成長が描かれています。
小学生の男の子ってみんな
秘密基地を作りたがるのかな。
我が家の坊主も仲良し三人組で
基地づくりしてましたっけ。

 

友情と恋心のチカラは偉大で
力を合わせて困難を乗り越えていく
姿は清々しいことでした。
気付きで人は成長する
自己啓発本のように心にとめておきたい
言葉がいくつもありました。

 

夏の名残りのよな暑い日に読めて良かった。
セミの啼き声でなく鈴虫の音の
季節ではありましたが。
読後感は爽やかさ残る瑞々しい青春物語でした。

 

子供だけに見えた世界あったんだろうな。
いいお友達に出会えて良かったね。

2019年9月30日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「虹にすわる」
2019年9月27日

瀧羽麻子さんの「虹にすわる」は
夕飯後に読み始めスラスラっと一気に読みました。



慎重すぎる真面目な主人公と
感性というかノリで生きている後輩
二人のコンビネーションがつくりだす
日々は、ほほえましくもありました。

 

物づくりが好きな二人が
「座る人にぴったりの椅子」を
作りあげてゆく様子が金澤syugenが
ウェディングを創作する姿勢と
似ているとこがあると感じました。

 

モノづくりをする人のお話しが好きです。
心地いいオーダーメイドの椅子を
作り続けたという二人の夢が叶いますように☆”

2019年9月27日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「空から森が降ってくる」
2019年9月23日

森の中の家で創作を続けている
小手鞠るいさんの「空から森が降ってくる」は
時々おとぎ話のような愛らしさを感じられるエッセイでした。



 

森にはなんと多くの物語が秘められているのだろう。

花が咲く感動
野生の生き物の愛らしさ
深い樹木の香り
さまざまな雪の色
季節を迎える感動と草花や動物との再会の喜び
停電や豪雪、猛暑、容赦ない動物の命の連鎖。
自然の非常や過酷さを受け入れて
逞しくもしなやかに暮らす日々が綴られています。

 

庭に植えた薔薇や睡蓮を鹿に食べられて
悔しがるのだけど野生の鹿が庭に
来てくれることを喜んでいたり
家のそばの池に来る熊の成長を
見守っていたりするのです。
小熊を連れて来たり恋人同士でじゃれあう様子が
熊もユーモラスで可愛い仲間のようです。
時々、ウルウルっとくるページもあって
あ、愛猫の思い出話はボロ泣きです。

 

「生き物の死体を見つけたら葉っぱで
包んで森まで運ぶ」そうです。
森で生まれ育った魂は
「森に還ってこそ成仏できる」というのです。
自然の優しさや懐の深さを感じ
心あらわれるエッセイでした。

 

追記

オレンジのかぼちゃはpumpkin
で、深緑のかぼちゃはkabochaなのだそう!
日本語が英単語になっていてびっくり☆”

2019年9月23日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「ムスメからおとうさんへ。」
2019年9月17日

なかがわみどりさんとムラマツエリコさんの
「ムスメからおとうさんへ。」はイラストも
ほっこり愛らしいことです。



第一章では顔が水浸しになりました。
読みながら、思いだしたのは幼い頃、
夜中に熱を出した私を抱いて
小児科へと父と母が走っている光景です。
朦朧とした意識の中だったろうけど
鮮明に覚えています。

 

友達が家に来て父に会うと
「お父さんかっこいい」「お父さんきれいな顔してる」
って言われたこと、鼻高々だったなぁ♪
(私は、残念なことにちっとも父に似てやしない)
思春期は反抗しっぱなしでごめんなさい。

 

今、金澤syugenの新郎新婦様達と
お話ししていて素敵だなぁと感じるのは
親御様に感謝の思いをしっかり持っていて
素直に表現されているということです。
それぞれにカタチは違うのだけど
新郎新婦様達の思いをうかがうと
すごくあたたかで清らかな気持ちになれます。

 

一番最後に父と旅をしたのは、
紅葉の白川郷でした。

お蕎麦食べたね、
とちの実煎餅も
紅葉がきれいだったね。

永眠した日も、町に紅葉が降りてきた頃でした。
一番好きな季節を選んで旅だったんだと思えます。
父の思い出をあれこれ再生したくなる一冊でした。

2019年9月17日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「かわいい見聞録」
2019年9月13日

益田ミリさん「かわいい見聞録」は
かわいいものへの愛が満ち溢れていました。



「駅弁のお茶のかわいさ」の章で
幸せな時間の象徴としてポリ容器のお茶が登場。
覚えていますとも!
小学生の頃、絵の具の筆を洗うのに
持ってくる子がいました。
新しめの容器だと「どっか旅行してきたんだな」と
なんだかまばゆく見えたものでした。

 

「コンペイトウのかわいい演出」の章では
お茶のお稽古の時間、瓢箪っぽい形の
振出(菓子器)をまわす時の
『何色が出てくるのかしらん』と
ワクワクした感じを思い出しました。

買って食べるというより、もらって「わっ、かわいい」と喜ぶお菓子。

わかります!金澤syugenの引き出物でも
金箔の金平糖は人気商品です( •ॢ◡-ॢ)-♡

 

イラストもシュール感と文章のリズムも楽しく
時々は懐かしさもこみあげるエッセイでした。
最後に作者の撮ったかわいいものたちの
写真の中に金沢の金花糖もあって嬉しかったです。

2019年9月13日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「鎌倉うずまき案内所」
2019年9月9日

青山美智子さんの「鎌倉うずまき案内所」は
まずは鮮やかな藍色の表紙&裏表紙の
デザインでキュンときます。



令和から六年ごとに遡って昭和の
終わりまで六つの短編集が繋がっています。
その当時の流行りものが背景として
書かれていて「あったあった^^」や
懐かしいがいっぱいありました。
スケルトンのMACはウチにもありました。
その頃は、めちゃくちゃおしゃれなの
持ってんだなぁアタシと悦に入ってたっけ。

 

会社を辞めたくて悶々とする編集者、
思春期の息子を案ずる母親、
この人でいいのかな?と、結婚を迷う女性、
学校での人間関係に苦しむ女の子、
咲かない実りがないと悩む劇作家、
来しかたはこれで良かったのかと問う本屋の店主、
すべての章の主人公にどこか共感できて
中でも「つむじの巻」は泣けました。

 

私が夢にまでみた光景が描かれているのです。
我が子の小さい頃のことを思い出しては
もう一度抱っこしたいってよく思うのです。
脇の下に手を入れてフワリと持ち上げられた
あの頃、可愛かったなぁ♫•*¨*•.¸¸♪✧
夢でもいいからもう一度
抱きしめたいなぁ
いつまでも小さくて可愛い坊主であるはずはなく
成長は当たり前のことなんだけどね。
もう一度、あのふわふわなほっぺだったり
柔らかい髪のにおいをかぐことができたら
どんなに幸せなことだろうと妄想していました。

 

なつかしいって感情は、年長者への
ご褒美みたいなものだよね。
時がたてばたつほど、美味しくなる。


これ名言だと思いました。

 

人生にはぐれた感のある登場人物に
少しの奇跡がおきて気付きをもたらせてくれる。
優しい気持ちになれる良き小説でした。

2019年9月9日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「五つ星をつけてよ」
2019年9月2日

奥田亜希子さんの「五つ星をつけてよ」は
ネット社会をからめた短編が六つです。



様々な登場人物それぞれに全幅で
共感できるということはないけど
日常のあるあるだったり
ズレを理解することが出来ました。

 

「キャンディ・イン・ポケット」は
思春期のほろ苦さの中の
ほのかな甘さが表現されていて
結末では、ふわっと優しい気分になれました。

 

「ジャムの果て」では、過干渉気味の母親を
疎ましく思う成人した子供達と
かわらぬ愛情ゆえの苦悩と孤独感の母親、
どっちもわかるわかるです。
子供はいつまでも子供じゃなくて
成長しているってことなんですよね。
結末は、ホラーでした。

 

「ウオーター・アンダー・ザ・ブリッジ」は
大人を信用できない中学生が大人になった時
過去の経験が蘇って来ます。
女の子が成長してゆく時の心情がよく表れていて
時々は若さゆえの残酷さというものを感じて
自分自身が通った道を思い出しヒリヒリしました。

 

私もインスタグラムだったり
こうやってブログもかいていますが
暗い言葉は文字にはしないってこと決めています( •ॢ◡-ॢ)-♡。

2019年9月2日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

緋の河
2019年8月28日

桜木紫乃さんの「緋の河」読了
やっぱ桜木作品好きだなぁって思えました。



幼少時から男である自身の性に違和感をもち
やがてゲイボーイとして生きていく主人公。
普通じゃないと感じるものを残酷に
排除しようとした時代に生きぬいた
その苦労は辛らつなものだったと思います。

 

女っぽくしなをつくっている体の小さい
主人公が啖呵を切るシーンでは
男言葉になってドスの利いた声で怒る様を
想像してスカッとした気分になりました。

 

母親の細って柔らかくなった白髪を
染めてあげるシーンに大いに泣けました。
それは、母さんのほうの気持ちにもなれるから。

「自分の生んだ子がどんな姿でも、誰かを幸せにしているのならそれでいいよ。」

母親の言葉にジーンします。
家族からさえも愛する息子を蔑まれることがあって
想像もできないほどの苦労が続いたわけで。
姉との里帰りで母親に記憶に深く残る
幸せな思い出を作ってあげられて
良かったって心から思えました。
物語は終始、優しい母さんと姉上の存在にホッとできます。

 

ラストシーン、沈む太陽をみて

赤く、朱く、紅く、より緋くー

小説には赤い紅、赤いヒール、
赤いスカート、真っ赤な薔薇
と、赤が印象的に射し込まれまれていました。

 

桜木さんの繊細な描写は
我が心にとどめて置きたい言葉が多く
引き返して二度読みするこも度々でした。
530ページ退屈することなく読み終えました。

2019年8月28日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「生のみ生のままで」
2019年8月23日

綿矢りささんの「生のみ生のままで」は
一人の女性が一人の女性に
雷に打たれるように一目惚れするとこから始まります。



若さと勢いのある激しい恋を描いた上巻から一転、
七年を経て病の恋人に再会した下巻では
崇高な愛が描がかれています。
献身的に尽くす姿に胸を打たれ泣きながら読みました。

 

親御さんの「苦労する道を選んで欲しくない」
という親心も理解できます。
公にすると生きにくい関係であろうと察します。

 

ラストではちょいとはしゃぎすぎている二人に
「こらー!そんなことしゃだめだよぉー」って
声をかけたい気分にもなりました。

 

「どんな場所も、あなたといれば日向だ」
なんて素敵な言葉なのでしょう。
病める時も健やかな時も、
二人がずっと一緒にいられますように。

2019年8月23日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ

「いるいないみらい」
2019年8月19日

窪美澄さんの「いるいないみらい」は
子供が嫌い、子供が欲しい、子供を失った
それぞれの事情で真剣に悩む人達が
五つの短編の主人公です。



 

「小さな花が集まって強い香りを放つ金木犀」
「ほおずきの実を鳴らす音」
映像、香り季節を感じながら読み進みました。

 

「小麦粉とバターとクリームの混ざったようなにおい」
のくだりでは生まれ育った家の
近くのパン屋さんの横の道を歩いた
私自身の子供の頃のことを思い出しました。

 

物語の主人公の子ども時代の
複雑な環境で育ったエピソードが切なく涙しました。
「選ばれなかった子供」でも、
良い出会いがあって前向きに生きていけるのです。

 

子どものいる未来、子どものいない未来
センシティブなテーマでありながら
深刻にならず温かい気持ちで読み終えました。
「トリニティ」に続きオススメです。

2019年8月19日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

コメントをどうぞ