蟄虫啓戸の頃の金沢和婚 |
2017年9月16日
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金澤syugenへの行き帰り、よそのお家のお庭や
菜園に実りの季節を感じます。
地面に低く這うように可愛い朱赤を実らせるホオズキ。
柿が実ってきました、これから色づくのですね。
さて、季節先取りの結婚式、今日は
七十二候の蟄虫啓戸の頃の
新郎新婦様のお写真をご紹介します。
和田屋さんにて亮二さん&真祐美ちゃん
白無垢のお支度をされて白山比咩神社さんへと
ご出立されました。
宇多須神社さんにて翼さん&恵里子さん
東茶屋街の花嫁行列へとご出立です。
石川門にてジョンさん&由香ちゃん
当日撮りをされて宇多須神社さんへと
お運びになられました。
ひがし茶屋街にて拓也さん&恵さん
十月亭さんを新郎家に見立てての家婚式スタイルでした。
町屋に花嫁のれんを飾ってヒロキさん&イクヨさん
NHKさんの取材を受けていらっしゃいます。
お二人の祝言は、全国に発信されました。
蟄虫啓戸は「すもりむしとをひらく」と
読んで土中で冬眠をしていた虫たちが、
暖かい春の日差しの下に出てくる頃とのことです。
2017年9月16日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | コメントはまだありません »
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「自慢してたみたいです‼笑」 |
2017年9月15日
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しばらく前までは今日9月15日が
敬老の日でしたね。
ご高齢になるとお出かけにご都合の
悪いことも多く残念ながらお式は
お休みされることもあるようです。
いつも感じることですが
金澤syugenの新郎新婦様は
お祖父さんお祖母さんをとても
大切にされていらっしゃいます。
ご参列されないお祖父様お祖母様のためにも
お衣装をお家にお飾りし結婚式の様子を
動画で納めたりされてご覧いただいています。
奈々ちゃんのご生家に秋山章作の貝殻螺鈿箔の
お打掛と白無垢を「お飾り」してみなさんにお披露目されました。
奈々ちゃんからのメッセージです。
すごく素敵だと言ってました。
2人に見せれて、本当に良かったです
あと、ビデオを見せてあげれば満足して下さると思います♡
白山比咩神社さんの境内を参進の儀で歩まれます。
手前にスナップ写真のカメラマン、
奥には動画のカメラマンです。
そして、正面からも動画のカメラマンがとっています。
動画はカメラ2台でのぞみました。
和田屋さんのご披露宴では報道陣が大変なことですヽ(^◇^*)/
ご親族お友達のみなさんもカメラやケータイで
素敵なお二人の様子をおさめてくださっています。
そして、奈々ちゃんからです。
さっそくおばあちゃんは、親戚のおじさんが
持ってきて下さった写真をデイサービスに持っていき、自慢してたみたいです‼笑
あー、温まるお話です。
自慢のお孫さんですものね。
そして、奈々ちゃんは国宝級に美しいのです♪
勇多さん&奈々ちゃんの「秋雛祝言」は追って
Reportをかきますね。
2017年9月15日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | コメントはまだありません »
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「成功者K」 |
2017年9月14日
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羽田圭介さんの「成功者K」は
なんかすっきりしない
が、読了後の感想でした。
芥川賞受賞の「スクラップ・アンド・ビルド」が
軽快に読めたので期待し読み始めました。
今から読む人にネタバレになってはいけないから
「何が」かはかけないけど、とにかく
「あれ?こういう終わり方???」って感じでした。
週刊文春によるスクープや、
村田沙耶香さんの芥川賞受賞なども
登場してリアル感があります。
おもしろかったのは「週刊文春には
小説家枠があって、小説家のスキャンダルは
すっぱ抜かれない。」という話。
主人公Kが芥川賞を受賞してから
バラエティ番組にバンバン
出演しているのも自伝っぽく
フィクションなのか
ノンフィクションなのか
わからなくなるのだけれど
私生活を見ている感じです。
あと、成功者Kは性交者Kで
直接的な性描写が多いけれど
エロティシズム感は皆無で
トリセツ的な感じです。
さらに、主として展開する物語の中に、
もう一つの物語が展開する
「パラレルワールド」というカテゴリーで
(「入れ子構造」ともいうそうです)
ますます現実と虚構の区別がしにくくなります。
実話かしら?
いや、全部嘘?
まあ、小説がどこまでが本当の作者の
経験なのかなんて考えるのは野暮なことですか。
2017年9月14日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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〆縄 |
2017年9月13日
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金澤syugenに秋を飾ってみました。
ほおずきと飾りかぼちゃです。
八尾のおわら風の盆が過ぎると
夏の終わりを実感します。
石川さゆりさんの「風の盆恋歌」を唄い、
八尾を舞台にしたコミック「月影ベイベ」
デビューし、まぁ、後夜祭と言ったとこです。
もうすぐ金沢の町ではあちこちの
神社さんの秋祭りですね。
小さい頃、お祭りが近付くと町内の
子供達は神社さんに集まって
わくわく準備をしました。
半紙に切れ込みが入ったのを
あわせてこよるみたいな作業をし
お祭りの前日には、各家庭のお玄関に
その半紙と藁をはさみこんだ〆縄を
大人と一緒に付けて行ったものでした。
で、御褒美にお菓子とかもらえたような。
この〆縄の習慣は金沢のどこも
そうなんだろうと思っていたら
金沢の中でも旧市内だけっぽいですね。
お祭りには母親が作る押し寿司と
べろべろ(えびす)がありました。
木枠の中に鮮やかな紺のりと生姜を
置いて酢飯を広げ魚を置き
薄板でくぎってと繰り返しの作業で
何かお手伝いをしたような気がします。
薄板の木の香りがついた酢飯には
清涼感があって好きでしたね。
鯖の押し寿司は絶品だったなぁと
秋が深まると懐かしく思いだされます。
2017年9月13日 カテゴリー: 加賀百万石のしきたり ならわし | コメントはまだありません »
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ほんのりと薄緑に色づく芽✦祝言 |
2017年9月12日
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昨夜の金沢はとても風が強く
我が家のベランダに訪問がありました。
突風の中、飛ばされないように
守ってあげたく手を貸そうとするも
ちゃんと風にあたらないところを
選んでじっとしている賢い子でした。
朝はもういなかったので
どこかに飛んで行ったようです(*^▽^*)。
こちらも逞しいことです。
アスファルトに咲く花、健気に咲いています。
季節先取りの結婚式、今日は七十二候の
草木萠動の頃の祝言やウェディングフォトの
新郎新婦様のお写真をご紹介します。
石川門にてユッケさん&明日香ちゃん
当日撮りをされてから宇多須神社さんへと
ご出立されました。
寒くたって平気☆”笑顔笑顔の
おいちゃん&麻智ちゃん
お二人は、十月亭さんにて金澤町屋和婚されます。
洋装のロケーションには21世紀美術館を選ばれました。
東茶屋街を花嫁行列する章さん&葉子ちゃん
続いて、料亭さんでご披露宴です。
Kちゃん&聡ちゃん
ご披露宴後、暮れなずむひがし茶屋街を
花嫁行列されました。
スタジオにて学さん&佳代ちゃん
白山比咩神社さん&和田屋さんで
和婚スタイルのお二人が洋装で前撮りを楽しまれました。
草木萠動は「そうもくめばえいずる」と
読み、吹く風はまだ冷たいけど
柔らかい春の日がさして木の先が
ほんのりと薄緑に色づく芽が見られる頃です。
2017年9月12日 カテゴリー: 個性光るコーディネート・演出 | コメントはまだありません »
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七つ橋渡り |
2017年9月11日
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金沢には「七つ橋渡り」という風習があり
彼岸の中日(秋分の日)の深夜零時から
浅野川にかかる七つの橋を川上の方から
常盤橋・天神橋・梅の橋・浅野川大橋
中の橋・小橋・昌永橋とすべて歩くのだそうです。
昔は、さぞ暗かったことと思います。
ガス燈のほのあかりの「中の橋」から
「小橋」の方を眺めているところです。
夜風が水面を揺らして、川面にできる
さざ波は大きな龍の鱗のようです。
この橋は、金沢の旦那衆がお座敷遊びの
行き帰りに通ったそうです。
日暮てお茶屋さんの千本格子からも
灯りがもれてきます。
主計町は、明治時代にできた花街(かがい)です。
街は日が暮れていっそうの妖艶さを纏います。
主計から橋場の方を見ると「大橋」の
アーチが水鏡映って美しいことです。
さて、「七つ橋渡り」は同じ道を
通ってもおしゃべりをしてもいけなく
昔の人は顔を隠して歩いたそうです。
これをすると老後を健康にすごせるのだそうです。
調子のっちゃってな写真とともに
金沢の古い言い伝えをご紹介しました。
では、〆に
あ、調子のちゃって♫•*¨*•.¸¸♪✧
2017年9月11日 カテゴリー: 加賀百万石のしきたり ならわし, めしませ着物 | コメントはまだありません »
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「パーマネント神喜劇」 |
2017年9月10日
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万城目学さんの「パーマネント神喜劇」は
芋洗坂係長風の縁結びの神様が主役のフアンタジーです。
この神様が、やたら人間くさいのだけど
古来からの神話の中の神様も確かに人間っぽかったですね。
おもしろいと思ったのは
テストで間違った答えに×をつけるのは
間違いを否定しているわけじゃなく
封印しているのだそう。
で、×は雷からきていて稲光を模したものと。
夏の終わり、雷が鳴る頃に
稲穂が実るのを見て、雷が稲の先に実を
つけてゆくと考えられ「神鳴り」と呼ばれたそうです。
雷が稲に実をつけていく
なんと日本人の美意識は繊細で美しいことでしょう。
で、×は神鳴り(雷)の力で悪い物を封じようと
することなのだそうです。
言魂ってきっとあるんだろうなとも思っていて。
私の場合、同じ言葉を二度繰り返して、
それを言霊に変えて外の世界に送り出すのが仕事だからね。
この作業が楽しいのです。
「慎重すぎるサラリーマンが
前向きな人格へと成長」や
「ギャンブラーで当たり屋の男が
改心しまっとうになる」など
縁結びの神様が男女の思いを紡いでゆきます。
震災あとの地で“ドングリの実”が
縁あって繋がってゆくというお話では
こいうことあるって思いました。
偶然が重なってゆき
「あ、これ必然だったんだ」という感じです。
神様が人に与えるのはあくまでも
小さなきっかけで、それを感じうけとるは
人なんだ、と教えれます。
ホロリくるシーンもあって
神様はこうこなくっちゃね!
ハートゥォーミングな物語でした。
仕事柄、神社さんにはよくうかがいます。
今度から、ご神木や笠木の影も
興味を持って眺めたいとも思いました。
2017年9月10日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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女子力を高めてゆきます☆” |
2017年9月9日
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今日は菊の節句、重陽の日ですね。
金澤syugenのお着付けの先生の
鶴ママがムッチに菊の花柄の袷の
お着物を贈ってくださいました。
「事務所で羽織ってみて」の一枚です。
写真がうまいことなくて恐縮ですが
ムッチが持っていない紫色なのです。
ムッチも紫色が好きなので良かったね(o^∇^o)ノ
人を幸せにする結婚式の仕事がしたい、
その中でも和婚に興味があると
八年前に金澤syugenを訪れてきたムッチ。
金澤syugenで、さらなる刺激を受けて
和文化好きとなり能や歌舞伎、
芸妓さんの舞やお茶会、風の盆などなど
興味を持って楽しんでくれました。
その中で特に勉強したのはお着付けです。
自主練を重ね努力して今では自身の着付けも
サクサク出来るようになりました。
美容師のKさんがムッチの成長を見て
「普通の会社のOLさんだったら
身につかないことを学んだり
色んな経験が出来て幸せですね」と。
ますます女子力を高めてゆくムッチなのでした。
2017年9月9日 カテゴリー: めしませ着物 | コメントはまだありません »
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獺祭魚の頃の金沢和婚 |
2017年9月8日
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季節先取りの結婚式、今日は七十二候の
獺祭魚の頃の祝言やウェディングフォトをされた
新郎新婦様のお写真をご紹介します。
仁さん&和美さん
ご親族との一部会、ご友人との二部会の間に
ひがし茶屋街の街並みで当日撮りを楽しまれました。
宇多須神社さんで指輪交換シーンは、タケシさん&由美子さん
挙式後、ひがし茶屋街の花嫁行列へとご出立されました。
21世紀美術館にて真一さん&志保さん
和装にて白山比咩神社さん挙式&和田屋さん
お食事会のお二人は洋装で前撮りをされました。
健二くん&友美ちゃん
武家屋敷や出逢った中学校で前撮りをされました。
武家屋敷の町屋で誠さん&渚ちゃん
加賀八幡起き上がりこぼしに婚礼衣装柄を
描いた金澤祝言こぼしと。
獺祭魚は「かわうそまつる」と読みます。
カワウソが捕らえた魚を川岸に
並べている様子が、人が祭りのときに
物を供える様子に見えたことからとのことです。
昔は、カワウソがそこかしこにいて
春が近付くと獲物を並べて自慢したということなのでしょうか。
最近、絶滅したカワウソが長崎県対馬で
見られたとNEWSになっていましたね。
水族館で見る一番のカワイコちゃんは
なんと言ってもカワウソですよね。
猫としぐさが似ていて表情も豊かで愛らしいのです。
鹿島や羽咋では、カワウソは
かぶそやかわそと呼ばれていて
妖怪となって民話に登場するそうです。
ひょうひょうとした風情の
カワウソが人を化かしに現れるは
なんだか楽しそうです。
2017年9月8日 カテゴリー: 個性光るコーディネート・演出 | コメントはまだありません »
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幸せな先輩花嫁様のレクチャー |
2017年9月7日
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もうすぐ花嫁様の奈々ちゃんが手作りクッキーに挑戦。
講師は、2010年花嫁OBさんで日本サロネーゼ協会
アイシングクッキー認定講師の祐子ちゃんです。
お味見どうぞと言われた奈々ちゃん( •ॢ◡-ॢ)-♡
イヤリングとおそろっぽいね。
ムッチもご相伴^^
見た目の可愛さだけではなく
卵と牛乳の薫りが濃厚で美味しいのです(*^▽^*)。
奈々ちゃん無口にクッキーに絵をかきます。
勇多さんの袴がちゃーんとグラデーションです^^v。
まだまだ途中で、ここからさらにさらに進化します。
幸せな結婚生活を送る先輩花嫁様と作った
クッキーを結婚式でふるまえるって
なんてステキなのでしょう。
おしゃべりしながらクッキー作りをする
お二人を見ていて花嫁様の交流って好きだなぁ
と、幸せをいっぱい感じました。
幸せが倍にも倍にも膨らむようです。
花嫁衣装柄を加賀八幡起き上がりこぼしに
描いた金澤祝言こぼしとご対面です☆”
「お母さんが楽しみにしていたんです」と
奈々ちゃん。
秋山章作の貝殻螺鈿箔使いのお衣装を
職人さんが表現してくださいました。
奈々ちゃんから石動「五郎丸屋」さんのお菓子
「T五」いただきました。
繊細なお菓子さんはふわふわの真綿にのっています。
なんときれいでおしゃれなお菓子なのでしょう。
お菓子のチョイスに奈々ちゃんのお人柄が現れていますね^^
最近、作ったインスタグラムのアルバム。
一冊は新聞やテレビの取材シーンで作りましたの。
2008年祐子キャスターの取材シーンから始まる
アルバムと対面してもらいました。
クッキーの仕上がりお楽しみに♫•*¨*•.¸¸♪✧
2017年9月7日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | コメントはまだありません »