ほんのりと薄緑に色づく芽✦祝言 |
2017年9月12日
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昨夜の金沢はとても風が強く
我が家のベランダに訪問がありました。
突風の中、飛ばされないように
守ってあげたく手を貸そうとするも
ちゃんと風にあたらないところを
選んでじっとしている賢い子でした。
朝はもういなかったので
どこかに飛んで行ったようです(*^▽^*)。
こちらも逞しいことです。
アスファルトに咲く花、健気に咲いています。
季節先取りの結婚式、今日は七十二候の
草木萠動の頃の祝言やウェディングフォトの
新郎新婦様のお写真をご紹介します。
石川門にてユッケさん&明日香ちゃん
当日撮りをされてから宇多須神社さんへと
ご出立されました。
寒くたって平気☆”笑顔笑顔の
おいちゃん&麻智ちゃん
お二人は、十月亭さんにて金澤町屋和婚されます。
洋装のロケーションには21世紀美術館を選ばれました。
東茶屋街を花嫁行列する章さん&葉子ちゃん
続いて、料亭さんでご披露宴です。
Kちゃん&聡ちゃん
ご披露宴後、暮れなずむひがし茶屋街を
花嫁行列されました。
スタジオにて学さん&佳代ちゃん
白山比咩神社さん&和田屋さんで
和婚スタイルのお二人が洋装で前撮りを楽しまれました。
草木萠動は「そうもくめばえいずる」と
読み、吹く風はまだ冷たいけど
柔らかい春の日がさして木の先が
ほんのりと薄緑に色づく芽が見られる頃です。
2017年9月12日 カテゴリー: 個性光るコーディネート・演出 | コメントはまだありません »
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七つ橋渡り |
2017年9月11日
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金沢には「七つ橋渡り」という風習があり
彼岸の中日(秋分の日)の深夜零時から
浅野川にかかる七つの橋を川上の方から
常盤橋・天神橋・梅の橋・浅野川大橋
中の橋・小橋・昌永橋とすべて歩くのだそうです。
昔は、さぞ暗かったことと思います。
ガス燈のほのあかりの「中の橋」から
「小橋」の方を眺めているところです。
夜風が水面を揺らして、川面にできる
さざ波は大きな龍の鱗のようです。
この橋は、金沢の旦那衆がお座敷遊びの
行き帰りに通ったそうです。
日暮てお茶屋さんの千本格子からも
灯りがもれてきます。
主計町は、明治時代にできた花街(かがい)です。
街は日が暮れていっそうの妖艶さを纏います。
主計から橋場の方を見ると「大橋」の
アーチが水鏡映って美しいことです。
さて、「七つ橋渡り」は同じ道を
通ってもおしゃべりをしてもいけなく
昔の人は顔を隠して歩いたそうです。
これをすると老後を健康にすごせるのだそうです。
調子のっちゃってな写真とともに
金沢の古い言い伝えをご紹介しました。
では、〆に
あ、調子のちゃって♫•*¨*•.¸¸♪✧
2017年9月11日 カテゴリー: 加賀百万石のしきたり ならわし, めしませ着物 | コメントはまだありません »
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「パーマネント神喜劇」 |
2017年9月10日
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万城目学さんの「パーマネント神喜劇」は
芋洗坂係長風の縁結びの神様が主役のフアンタジーです。
この神様が、やたら人間くさいのだけど
古来からの神話の中の神様も確かに人間っぽかったですね。
おもしろいと思ったのは
テストで間違った答えに×をつけるのは
間違いを否定しているわけじゃなく
封印しているのだそう。
で、×は雷からきていて稲光を模したものと。
夏の終わり、雷が鳴る頃に
稲穂が実るのを見て、雷が稲の先に実を
つけてゆくと考えられ「神鳴り」と呼ばれたそうです。
雷が稲に実をつけていく
なんと日本人の美意識は繊細で美しいことでしょう。
で、×は神鳴り(雷)の力で悪い物を封じようと
することなのだそうです。
言魂ってきっとあるんだろうなとも思っていて。
私の場合、同じ言葉を二度繰り返して、
それを言霊に変えて外の世界に送り出すのが仕事だからね。
この作業が楽しいのです。
「慎重すぎるサラリーマンが
前向きな人格へと成長」や
「ギャンブラーで当たり屋の男が
改心しまっとうになる」など
縁結びの神様が男女の思いを紡いでゆきます。
震災あとの地で“ドングリの実”が
縁あって繋がってゆくというお話では
こいうことあるって思いました。
偶然が重なってゆき
「あ、これ必然だったんだ」という感じです。
神様が人に与えるのはあくまでも
小さなきっかけで、それを感じうけとるは
人なんだ、と教えれます。
ホロリくるシーンもあって
神様はこうこなくっちゃね!
ハートゥォーミングな物語でした。
仕事柄、神社さんにはよくうかがいます。
今度から、ご神木や笠木の影も
興味を持って眺めたいとも思いました。
2017年9月10日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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女子力を高めてゆきます☆” |
2017年9月9日
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今日は菊の節句、重陽の日ですね。
金澤syugenのお着付けの先生の
鶴ママがムッチに菊の花柄の袷の
お着物を贈ってくださいました。
「事務所で羽織ってみて」の一枚です。
写真がうまいことなくて恐縮ですが
ムッチが持っていない紫色なのです。
ムッチも紫色が好きなので良かったね(o^∇^o)ノ
人を幸せにする結婚式の仕事がしたい、
その中でも和婚に興味があると
八年前に金澤syugenを訪れてきたムッチ。
金澤syugenで、さらなる刺激を受けて
和文化好きとなり能や歌舞伎、
芸妓さんの舞やお茶会、風の盆などなど
興味を持って楽しんでくれました。
その中で特に勉強したのはお着付けです。
自主練を重ね努力して今では自身の着付けも
サクサク出来るようになりました。
美容師のKさんがムッチの成長を見て
「普通の会社のOLさんだったら
身につかないことを学んだり
色んな経験が出来て幸せですね」と。
ますます女子力を高めてゆくムッチなのでした。
2017年9月9日 カテゴリー: めしませ着物 | コメントはまだありません »
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獺祭魚の頃の金沢和婚 |
2017年9月8日
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季節先取りの結婚式、今日は七十二候の
獺祭魚の頃の祝言やウェディングフォトをされた
新郎新婦様のお写真をご紹介します。
仁さん&和美さん
ご親族との一部会、ご友人との二部会の間に
ひがし茶屋街の街並みで当日撮りを楽しまれました。
宇多須神社さんで指輪交換シーンは、タケシさん&由美子さん
挙式後、ひがし茶屋街の花嫁行列へとご出立されました。
21世紀美術館にて真一さん&志保さん
和装にて白山比咩神社さん挙式&和田屋さん
お食事会のお二人は洋装で前撮りをされました。
健二くん&友美ちゃん
武家屋敷や出逢った中学校で前撮りをされました。
武家屋敷の町屋で誠さん&渚ちゃん
加賀八幡起き上がりこぼしに婚礼衣装柄を
描いた金澤祝言こぼしと。
獺祭魚は「かわうそまつる」と読みます。
カワウソが捕らえた魚を川岸に
並べている様子が、人が祭りのときに
物を供える様子に見えたことからとのことです。
昔は、カワウソがそこかしこにいて
春が近付くと獲物を並べて自慢したということなのでしょうか。
最近、絶滅したカワウソが長崎県対馬で
見られたとNEWSになっていましたね。
水族館で見る一番のカワイコちゃんは
なんと言ってもカワウソですよね。
猫としぐさが似ていて表情も豊かで愛らしいのです。
鹿島や羽咋では、カワウソは
かぶそやかわそと呼ばれていて
妖怪となって民話に登場するそうです。
ひょうひょうとした風情の
カワウソが人を化かしに現れるは
なんだか楽しそうです。
2017年9月8日 カテゴリー: 個性光るコーディネート・演出 | コメントはまだありません »
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幸せな先輩花嫁様のレクチャー |
2017年9月7日
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もうすぐ花嫁様の奈々ちゃんが手作りクッキーに挑戦。
講師は、2010年花嫁OBさんで日本サロネーゼ協会
アイシングクッキー認定講師の祐子ちゃんです。
お味見どうぞと言われた奈々ちゃん( •ॢ◡-ॢ)-♡
イヤリングとおそろっぽいね。
ムッチもご相伴^^
見た目の可愛さだけではなく
卵と牛乳の薫りが濃厚で美味しいのです(*^▽^*)。
奈々ちゃん無口にクッキーに絵をかきます。
勇多さんの袴がちゃーんとグラデーションです^^v。
まだまだ途中で、ここからさらにさらに進化します。
幸せな結婚生活を送る先輩花嫁様と作った
クッキーを結婚式でふるまえるって
なんてステキなのでしょう。
おしゃべりしながらクッキー作りをする
お二人を見ていて花嫁様の交流って好きだなぁ
と、幸せをいっぱい感じました。
幸せが倍にも倍にも膨らむようです。
花嫁衣装柄を加賀八幡起き上がりこぼしに
描いた金澤祝言こぼしとご対面です☆”
「お母さんが楽しみにしていたんです」と
奈々ちゃん。
秋山章作の貝殻螺鈿箔使いのお衣装を
職人さんが表現してくださいました。
奈々ちゃんから石動「五郎丸屋」さんのお菓子
「T五」いただきました。
繊細なお菓子さんはふわふわの真綿にのっています。
なんときれいでおしゃれなお菓子なのでしょう。
お菓子のチョイスに奈々ちゃんのお人柄が現れていますね^^
最近、作ったインスタグラムのアルバム。
一冊は新聞やテレビの取材シーンで作りましたの。
2008年祐子キャスターの取材シーンから始まる
アルバムと対面してもらいました。
クッキーの仕上がりお楽しみに♫•*¨*•.¸¸♪✧
2017年9月7日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | コメントはまだありません »
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丸とハート |
2017年9月6日
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この夏の花婿さんの一生さんが
「みんなで楽しくやっていますよ^^」と言う
ヴェッキオ アルベロさんにお邪魔しました。
まさに“インスタ映え”ですね(*^▽^*)
お陽様の恵みをうけたお野菜達が
いっせいに鮮やかな色を放っています。
窯で焼かれたお野菜さんをお塩とチーズで
いただけば香り芳ばしく幸せ♫•*¨*•.¸¸♪✧。
一生さんが釜に火をくべるところを写真に撮らせてもらいました。
一生さんのいでたちがイタリアっぽいですよね。
「ニュー・シネマ・パラダイス」の
挿入歌が聞こえてきそう( •ॢ◡-ॢ)-♡
シチリアにこんなピザ窯のお店が
あったんじゃないかしらんなーんて思えました。
ゴンゴンゾーラチーズのピッツアに
蜂蜜をためしたところたまらなく
「おいしーい!」でした(*^▽^*)
アンティーク着物屋さんの香洋子さんは
ビンビールをグビグビっといきます。
相変わらずオトコマエないい飲みっぷりだ!
フワフワっとしたタラのパテをパキパキのラスクにのせて。
昭和レトロなお店は、そこかしこに貫禄があります。
帰る時、一生さんが見送ってくださいました。
三人でピッツアの「丸」
香洋子さんと二人で「ハート」
写真の水玉模様は雨の粒でリアル水玉なのです。
木倉町のヴェッキオ アルベロさんは
チーズとトマトが存分に楽しめます☆”
愛想良しのスタッフさんが陽気に迎えてくださいますよヽ( ´ー`)ノ
さて、私達は雨の片町に♫•*¨*•.¸¸♪✧
香洋子女将がAimer「蝶々結び」と
いう歌を披露してくれましたの。
不格好な蝶にしないでよ
結んだつもりがほどいていたり
緩めたつもりが締めていたり
着物の帯結びのような歌だわと聞いていました。
夢はここに 想い出は遠くに
気付けばそこにあるくらいがいい
叶えてゆける夢を持つ
なかなか哲学的でもあります。
一生さん&ナオコさんの「太白星祝言」
Happy Reportは近くアップしますね。
2017年9月6日 カテゴリー: happiness☆卒業花婿花嫁様 | コメントはまだありません »
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「女子的生活」 |
2017年9月5日
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坂木司さんの「女子的生活」は
表紙がコミックっぽいのです。
給湯室でのOLの会話や合コンの武勇伝、
女性社会のマウンティングや
バトルシーンと言った内容が続くと
もう読むのやめようかしらんと考えたりも。
主人公の幹生はブラック企業に勤める
トランスジェンダー(女子より女子力高い)で
時には奇異の目で見られます。
物事への洞察力がとにかく鋭い主人公。
瞬時に思考がめぐるFBIかKGBのような
心理分析に笑えました。
友人との「可愛さと毒気の入り混じり」の
“回転良い系”や”意識高い系”の会話も軽快です。
セクシャルマイノリティの主人公が
家族にカミングアウトした時の
両親のセリフに泣けました。
父親が
「本当に苦労したのは幹生だろう」
「子供の幸福を望まない親などいない」。
あと、同級生の後藤との友情はナイスでした。
作品の中でとても好きだった言葉は
「田舎者ってさ、場所のことじゃないよね。
ださい心を持っているっやつのことを、言うんだよ」
おおいに同感です。
あとがきで作者が「好きな人たちだったから、
書いている間、ずっと楽しかったです。」と
語っています。
物語の中の登場人物達に愛情を
注いでいる感じが十分に伝わってきて温かくなれました。
ペンネームは、自身の作品の登場人物の名前から
つけたそうです。
さて、作者の坂木さんは性別非公表
なのだそうですが「魂は女性」と感じました。
戸籍は男性のような気がします。
2017年9月5日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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秋色の結婚式です |
2017年9月4日
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この秋、宇多須神社さんで挙式をされる
朋之さん&福ちゃんの準備が着々とすすんでいます。
加賀八幡起き上がりこぼしにお二人の
婚礼のお衣装柄を描いた金澤祝言こぼしとの”ご対面”です。
朋之さん「あ、可愛いなぁ^^
こっれ、可愛いなぁ」とお衣装にある
御所車がこぼしに優雅に描かれる
その繊細な手仕事に見入っていらっしゃいます。
お二人が、内職っぽくっそれぞれの
薫りで作り上げたお香のにおい袋を
セロファンにパッキングしていらっしゃるところです。
おしゃべりしながら手は動かしていて着々とすすみます。
お二人は、ご披露宴後に片町のレストランで
二次会でめされますAラインのドレスです。
彩羊羹のデザインは福ちゃんが自らされて
和菓子職人さんが取り組んでくださっています。
そして、お友達がウエルカムボードを
手作りしてくれているそうですよヽ( ´ー`)ノ。
みなさんを心からの気持ちで
おもてなしする秋色いっぱいの
ご披露宴にご期待くださいますように。
2017年9月4日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | コメントはまだありません »
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春告鳥の啼く頃の結婚式 |
2017年9月3日
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野菜の花の写真を撮ろうとしたら
ちょうどディナータイムだったようです(*^▽^*)
茄子の葉っぱを食べる子をしばらく見ていました。
「みんなみんな生きてるんだ♪
友達なんだ♫•*¨*•.¸¸♪✧」の歌を思い出します。
季節先取りの結婚式、今日は七十二候の
黄鴬睍睆の頃の祝言やウェディングフォトをされた
新郎新婦様のお写真をご紹介します。
花嫁のれん前で辰悟さん&綾乃ちゃん
加賀八幡起き上がりこぼしに新郎新婦様の
婚礼衣装の柄を描いた金澤祝言こぼしを掌にのせて。
料亭さんにて剛さん&ちーちゃん
剛さんの地元に咲く“どうだんつつじ”を
モチーフに加賀水引でオリジナルのこも樽をデザインしました。
宇多須神社さんにてひろしさん&あさこちゃん
挙式後、江戸幕末の町屋の十月亭さんで
ご両家のお食事会をされました。
石川県立歴史博物館 にて啓介さん&沙織ちゃん
冬の町の風情の金沢の町で前撮りをされました。
石川門にて裕規さん&アッコちゃん
前撮りはお二人が出逢った金沢で和装をめされ
披露宴は、地元のホテルにて洋装をめされました。
石川県立歴史博物館にて文也さん&春菜ちゃん
十月亭さんでお披露目の会のあと当日撮りをされました。
この季節らしい雪の日で
町が白でおおわれて美しいことでした。
黄鴬睍睆は、ウグイスが春の訪れを告げる頃、
ウグイスは「春告鳥」とも呼ばれるそうです。
大和言葉っていいなぁー。
2017年9月3日 カテゴリー: 個性光るコーディネート・演出 | コメントはまだありません »