波兎祝言 |
2018年1月24日
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今朝の窓から見える風景は
「アナと雪の女王」のような世界でした。
軽くサラサラとした雪なのでしょうね、
強い風が吹いてくると
雪煙がクルクルと舞い上がる様が
幻想的で美しいことでした。
先週末、四月に結婚式をされる
和穂さん&友佳さんが関西から打合せにお越しでした。
笑顔、愛らしいお二人です( •ॢ◡-ॢ)-♡。
安宅住吉神社さんでの挙式を選ばれた
理由のひとつに海がきれいに見渡せる
ロケーションだったことがあります。
海と波をテーマに
「波兎祝言」を提案しました。
友佳さんからのメッセージです。
神社からの風景にも、
石川の言葉にも関連するとのことで、
とても素敵なテーマと思います^ ^
安宅で四月頃、風が強い日に
白波が立つ様子を、海面に兎が
跳んでいるように見えることから
「兎が走る」と言うそうです。
初夏の安宅にて
キラキラと光る真っ青な海原に
真っ白な兎が走るのを
見たことがあります。
それはそれは、魔法が
かかったような美しい光景でした。
和の模様に「波兎」という
古典的な絵柄があります。
兎は多産なので豊饒と子孫繁栄、
飛躍をイメージできて縁起の良いことです。
お食事会をされる料亭さんからも海が見えます。
安宅のまつ家さんはミシュランで星を獲得されました。
鶴亀の立派なお飾りがありました。
海を愛するお二人らしさを
表現できる一日になりますように
心をこめて創作させていただきます。
2018年1月24日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | 2件のコメント »
2 Comments
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「意識のリボン」 |
2018年1月23日
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「意識のリボン」は、ホラーっぽかったり
SFだったりの短編集で
エッセイっぽいのもいっこありました。
綿矢りさ作品は装丁が美しく
「手のひらの京」の時と
同じく鈴木久美さんのデザインです。
表題作にもなっている
「意識のリボン」が印象に残っています。
二歳の頃の主人公が、
母親の胎内にいたことを
お腹の中は、夕焼けのような色の世界だったと
拙い言葉で思い出として語ります。
大人になって交通事故にあい
幽体離脱や「ひかり」に導かれる経験をします。
空から自分の姿を見たり、
人生の記憶をたどる旅をしたり、
ひかりと天空で遊んだりした。
このお話のリボンは、私の解釈では
魂が纏うものなのかなって思えました。
小説、最後の言葉が美しかったです。
私は呼び続ける、愛しい人の名前を。
身体が滅びても、時を超えて、
いつの時代へも。
もし大切な人が意識をなくしたら
大きな声で名前を呼び続けようと思いました。
スピリチュアルなお話でした。
追記
リボンは神と人を繋ぐものと
おとぎ話でよんだことがあります。
リボンモチーフが大好きです。
2018年1月23日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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翠蓮の儀 鏡開き |
2018年1月22日
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昨日に引き続き、直さん&紘子さんのreportです。
「翠蓮の儀」と題しまして祝鏡開きです。
紘子さんは珊瑚と翡翠の花かんざしへとお色直しされ
いっそう華やかなことでした。
みなさんに運だめしの猫みくじをひいていただきました。
アタリは、秋田からいらっしゃいましたご親族様☆”
ハネムーンのスリランカのお土産のプレゼントです。
私、淳ねぇ女将が可愛らしい花嫁様の介添えをさせていただいております。
デザートタイムでセレモニーの彩羊羹が皆様方のお席へと。
花嫁のれん前でお衣装柄を刺繍で表現した
金澤花手毬こぼしとのお写真撮影にこたえられました。
宴の前半でやまと髪を彩った
金澤つまみ紗衣句は後半では帯の中に飾りました。
お客様をお見送りされたあともゆっくりと
お写真撮りを楽しまれました。
ずっとリラックスされていて
たおやかな笑みたやさずの雅な紘子姫でした( •ॢ◡-ॢ)-♡
直さん&紘子さんおめでとうございました。
お幸せでありますようにと祈っています。
2018年1月22日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | コメントはまだありません »
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PREMIUMNOUVEAU@加賀料亭ウェディング |
2018年1月21日
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昨日に引き続き直さん&紘子さんの
「翆蓮祝言」reportです。
お食事会が始まる前にお茶室でゆるりとお写真撮りを楽しまれました。
いよいよ開宴です。
花嫁様がお父様とご入場され新郎様とかたい握手です。
最初のセレモニーは「白山の儀」です。
白山の姿を描いた彩羊羹は、寄り添うハートで仕上げられました( •ॢ◡-ॢ)-♡
記念の乾杯は、農口尚彦研究所さんの
初仕込みプレミアムヌーヴォーです。
ご縁のある伝説の杜氏
農口尚彦さんからの初しぼり本醸造酒です。
ふくよかな香りがお部屋いっぱいに
広がってお二人の門出にふさわしく華やかなことでした。
喜水苑さんのお料理です。
橋立漁港からのツヤツヤのお魚でした。
お色直しはお母様のお手引きで歩まれました。
お母様のお嬢様にお振袖が
とても似合っていてきれい
というお言葉にウルウルっときました。
愛らしい紘子姫でした♫•*¨*•.¸¸♪✧。
reportは明日に続きます。
2018年1月21日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | コメントはまだありません »
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翠蓮祝言 |
2018年1月20日
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直さん&紘子さんの「翠蓮祝言」華やかな宴のreportです。
やまと髪がお似合いの雅な紘子姫です☆”
翠色がテーマなのは、直人さんから
贈られた婚約指輪のお色からです。
とても珍しいグリーンガーネットを
披露される紘子姫、笑顔キラキラ輝きます☆”
オリジナルデザインの金澤つまみ紗衣句の
かんざしも翠の布のグラデーションで
デザインし平挿しはお衣装柄にある鶴を
イメージしています。
懐剣や箱迫、帯締め帯揚げなども
クラシカルな翆色でコーディネートしました。
今日は、アイテムのご紹介をします(*^▽^*)。
翠色でコーディネートした装花、
その中に新郎新婦様のお衣装柄を
描いた金澤花手毬こぼしが鎮座しています。
お二人がハネムーンでお出かけになられた
スリランカでは青い蓮が咲くことから
金澤modern水引のこも樽のモチーフは蓮です。
そして、睡蓮(スイレン)の「睡」の文字を
「翠」として祝言のテーマとしました。
白山殿での挙式のお写真と
婚礼衣装モチーフの金澤花手毬こぼしです。
直さんのお家から見える白山を
モチーフにデザインした彩羊羹です。
この日は、白銀の白山を眺めることができました。
ご披露宴のreportは、明日に続きます。
2018年1月20日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | コメントはまだありません »
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草露白の頃のウエディング |
2018年1月18日
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雪道がカチカチになってくると
滑って怖いのです。
重心低くして油断せず歩いています。
見つけた張り紙のズズズズードーンの
オノマトペにぷっと吹き出しました。
季節先取りの結婚式、今日は七十二候
草露白の頃の新郎新婦様のお写真をご紹介します。
ウェディングフォト婚の洋介さん&幸枝さん
尾山神社さんからひがし茶屋街へとお運びです。
十月亭さんにて優さん&晴香ちゃん
一部はご親族と十月亭さんで
二部はご友人達とビストロで過ごす
二部式スタイルのお食事会をされました。
白山比咩神社さんにて一郎さん&愛ちゃん
親御様がお住まいの石川での挙式を決めていらっしゃいました。
石浦神社さんで挙式後、花嫁行列の
マーチンさん&恵里ちゃん
石川門前にてみなさんでお写真撮りをされました。
料亭さんにて功央さん&昌代ちゃん
人前式で交換された結婚指輪です。
和田屋さんにて勇多さん&奈々ちゃん
早めにお支度をされてゆっくりと時間をかけて
当日撮りを楽しまれました。
金澤syugenにはパッケージの結婚式はありません。
ご希望をうかがいながらいかようにも
お創りしますのでご相談くださいませ。
2018年1月18日 カテゴリー: 個性光るコーディネート・演出 | コメントはまだありません »
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宇多須神社さんからおねり花嫁行列へと |
2018年1月17日
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宇多須神社さん&金城楼さんでの
達也さん&沙希さん「春一番祝言」の
和modernなオリジナルアイテムの制作や
おしゃれ楽しい演出の準備が着々とすすんでいます。
沙希ちゃんは富貴紋という
斬新なお打掛をめされます。
笑顔が可愛い( •ॢ◡-ॢ)-♡
お二人の祝言の頃の季語に
「春一番」があります。
達也さんのご出身地の群馬と言えば
「かかあ天下と空っ風」という赤城おろしが有名です。
かかあ天下は、きっと夫婦円満の象徴なのでしょうね。
「春一番トーク」というお題で
みなさんに「春一番に幸せなこと」や
「楽しみにされていること」の
お話をいただけたらと思っています。
待ち望む春をお花や小物で演出する
春一番の祝言を創作させていただきます。
2018年1月17日 カテゴリー: プレ新郎新婦様の結婚準備 | コメントはまだありません »
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「サーカスナイト」 |
2018年1月16日
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お正月によしもとばなな(現在は
吉本ばなな)さんの「サーカスナイト」を読みました。
お姑さんも、昔の彼のお母さんも、
ご両親と共同経営していた夫婦も
とてつもなく人間ができていて
「そんなことってあるのかしらん?」
なーんて思いながらそれでも
なんとも心地よく読み進みました。
この小説は新聞連載だったそうです。
あとがきで、作家さん本人が
毎日おそろしいニュースが載っているから
「よんでいるあいだだけ憩ってほしい」と
願って書いたことが語られていました。
主人公は、サイキックで
イメージをつかみだす。水の中に手を入れるようにして。(略)
ものに触れてじっと見ていると、イメージが浮かんでくる。
モノからイメージを読むチカラがあったら楽しいなぁ^^
物語はスピリチュアル的要素が高く
人との距離の取り方なども参考になりました。
自由なのはいい、うんといいことだ、
でもだれともつながっていない、
いつ切れるかわからないような
つきあいばかりの人生は
ほんとうの自由というものではない。
そして、どうにもできないことが
時間の経過でほどけることも
人生には多くあります。
流れた時間は、ちょうどよく発酵して、
悲しみを取り込んでいった。
時間が解決しない問題はない。
味噌や醤油が発酵するみたいに、
放っておいてもワインが熟成していくみたいに、
大変だったことは時間の要素に
抱かれてなんでもないことになっていく。
こだわり続けるのは人間の心だけなのだ。
悲しみや辛いことがこんな風で
あって欲しいと思いました。
そのときはとてもひどいことに
思えるだけのことから、なにかが始まって
やはり芽吹いていく。
種が風に乗って、いろんな人のところで花開く。
過去を振り返ると確かに心当たりがあります。
そういう繋がり。
正月に、ぴったりな愛に満ちたお話でした。
あたたかい気持ちになりたい時、オススメです。
ばなな祭はさらに続きます。
図書館サマありがとうございます☆”
2018年1月16日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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金澤花手毬こぼし |
2018年1月15日
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金澤花手毬こぼしがデビューです。
お上品なお顔。
なんともほっこりと愛らしいことです。
お衣装の柄の特徴を刺繍で表現していただきました。
見つめあっていただきましょう。
後ろ姿には幾何学模様が描かれています。
幾何学模様には「幸福が集まるように」
「健やかに成長しますように」と
いった想いがこめられているといわれ
加賀では古くからお嫁入りに
花手毬を魔よけとして贈る習慣があります。
三代前田利常公のもとに嫁いだ
徳川家康公の孫娘の三歳の珠姫様の
花嫁道具に手毬があったことが始まりで
珠姫様が人々に慕われたことから、
加賀百万石の城下に広がったそうです。
母親が「娘の嫁ぎ先での幸福」を祈りながら
また、年頃になると「やがて生まれる子の健康」を
祈って手毬のかがりかたを学んだそうです。
金澤花手毬こぼしは着物の柄の
特徴を一針ひとはり心をこめて表現します。
お宮参りや七五三や成人式、
思い出のお着物での制作もたまわります。
2018年1月15日 カテゴリー: オリジナルアイテム達 | コメントはまだありません »
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大雨時行の頃の金沢和婚 |
2018年1月14日
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今週の雪では、自然の厳しさを痛感し
外を歩けばキブンは映画「八甲田山」です。
昨夜、両側にうず高い雪で
人一人がやっと通れる
歩道でご婦人とすれ違う折
互いに身体を外側に斜めにして
路を譲り合いながら交差した時
懐かしさを感じました。
昭和の頃の雪道ってこんなでした。
それが、今も身についてたんだなぁー。
季節先取りの結婚式、今日は七十二候
大雨時行の頃の新郎新婦様のお写真をご紹介します。
梅の橋にて主税さん&千晃ちゃん
ロケーションフォトの後、スーツ&ワンピースの
お姿で十月亭さんでお食事会をされました。
花嫁のれん前で友和さん&香織さん
宇多須神社さんで挙式されて東茶屋街を花嫁行列で歩まれました。
レキハクの赤レンガにて宏樹さん&はるちゃん
お写真は、神戸でのご披露宴でオリジナルの
アイテムとなってご紹介されました。
尾山神社さんでタツヤさん&エイミさん
利家公とお松の方様がまつられている
神社さんでの挙式がお二人の夢でした。
寛之さん&加奈ちゃん
夏にゆっくりと時間をかけて前撮り、秋に挙式をされました。
マーチンさん&恵里ちゃん
和婚のお二人は、ウェディングドレスはスタジオ撮影で叶えました。
功央さん&昌代ちゃん
この日のお二人のお写真は北國新聞さんで
「祝言は金沢で」という記事で紹介されました。
春夏のご婚礼についてお気軽にお問い合わせくださいますように。
2018年1月14日 カテゴリー: 個性光るコーディネート・演出 | コメントはまだありません »
先週末はありがとうございました。
波兎祝言のテーマ、とても気に入りました♪
テーマに沿って羊羹や小物などがどのような
デザインとなるのか楽しみです^ ^
引き続き、どうぞよろしくお願い致します。
友佳さん
メッセージありがとうございました。
安宅さんから見渡す海は、絶景です。
海が好きなお二人のハレの日にふさわしいことですね。
佳き日になりますようにと願っています。