「じっと手を見る」 |
2018年5月28日
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四月上旬に図書館に予約してあった
窪美澄さんの「じっと手を見る」が読めました。
章ごとに語り手が変わる連作短編集は
介護に関わる世界を背景に、
日々の仕事や過酷な労働からの
将来の不安なども盛り込まれていました。
できることが増えていくのが成長で、
できないことが増えていくのが老化なんだ。
なるほどと思いました。
生の終わりの決定権を誰一人持っていない
この言葉はとても重く受け止めました。
すべての章で手の描写があり
一章目では
手を握りしめた。「ほどかないよ」
六章では、9歳の発達障害の男の子を
勇気づけたくて手にひらに線をかき
これは、裕紀の星座。
裕紀の手のひらにこれがあるから、
絶対に裕紀は迷わない。
と、いうくだりにジーンときて
自分の手のひらをじっと見つめました。
ネタバレになるのでかきませんが
物語の終わりでも手の表現があって
その体温と生についてふれます。
ここのとこ読む小説に必ずと
言っていいくらいネグレクトを
受けた子供が登場するのですが
この小説ではネグレクトの加害者が
なぜそれにいたったのかということが
えがかれています。
初めて窪作品と出会った
「ふがいない僕は空を見た」です。
窪作品は、短編ごとに人称が
かわるスタイルが多いのですが
今回はさらに、章ごとに登場人物達から
受ける印象の変化が新鮮でした。
2018年5月28日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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「菅池でお米づくりするのだ!」 |
2018年5月27日
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「菅池でお米づくりするのだ!」のイベントが
今朝の中日新聞や北國新聞で紹介されました。
予め、「ころがし」という機具で苗を植える目印つけるそうです。
テレビの取材もあったのですね。
田植え経験は、小さい子達には何よりの「食育」となりましたね。
自然農法のお勉強会には花嫁OB様達とも
参加させてもらったことがあります。
健康な土で育ったオクラやトマト
人参もパプリカも茄子もニンニクも
絶品で美味しいったらありゃしないのです!
「菅池でお米づくりするのだ!」さんから
メッセージをいただきました。
自然栽培棚田オーナーの会は羽咋市や
JAはくいさん、地域のご協力もいただき
今回棚田オーナー制度を行うことになりました。
羽咋市菅池町(神子原地区)は若い移住者も増え
限界集落は乗り越えましたが
農家の限界集落がおとずれている現実。
さらに、生活排水のないこの田んぼを、
この景色を残したい。
それをいろんな方に感じてほしいと
思い取り組みをスタートしました。
今回の田植えでは、地元や東京から参加があり
何よりもたくさんの子どもたちが参加してくれて
子どもたちの笑顔と声が空と山と田んぼに
響き渡っていたことが忘れられません。
菅池住民たちも大喜びでした。
今年は夏にはバーベキューや生き物観察会、
収穫の稲刈りなど予定しています。
棚田オーナーは継続して応募しています。
参加お待ちしてます。
これからも農薬や肥料をなるべく使わない
美味しいお米づくりを通して
自然・環境保全に取り組んでいきたいと思います。
早くみんなで美味しいおにぎりが食べたいな(≧∀≦)
きっと、おにぎり美味しいはず!
美味しいに決まっているって思います☆”
新聞記事に載っていた体験をした方の
コメントが素敵だなと思いました。
「足と手が地球とつながっているような感覚でした」
農業体験したことのない私まで
土のぬくもりや匂い、そして山あいに吹く風を
感じ清々しい気分になりました(*^▽^*)。
「菅池でお米づくりするのだ!」では
自然栽培のお米を作る棚田オーナーの
募集が続くそうです。
興味のあるかた、インスタグラムでも活動が観れます( •ॢ◡-ॢ)-♡
2018年5月27日 カテゴリー: お知らせしたいこと | コメントはまだありません »
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家婚式スタイルの結婚式 |
2018年5月26日
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祝言に謡が謡われていたことは金沢の婚礼の特徴と思われます。
写真は、浩一郎さん&かさねさんの「八重撫子祝言」で
宝生流能楽師の佐野玄宜師の舞と
佐野弘宜師の地謡にて「猩々」です。
今年も夏の観能の夕べが
6月30日から開催されます。
敷居の高いお能がお小遣い価格で鑑賞できます。
夏は浴衣がありますから和装入門にも良い季節ですよね。
良かったら能観賞、誘ってくださいね。
一緒にお出かけしましょう☆”
金澤syugenでは仕舞や能をとりいれた結婚式が叶います。
「祝言」は、古くから日本に伝わる
人と人、家と家の結びつきを
大切にする神聖な儀式です。
2018年5月26日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース, 和ごころ文化 | コメントはまだありません »
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和の邸宅ウェディング |
2018年5月24日
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プレ花嫁様のミホさんと
お食事会の会場となる
玉泉邸さんに打合せに行きました。
打合せのあと玉泉園の散策もいたしました。
池泉回遊式庭園という様式の
こちらのお庭は、凝縮された感があって好きです。
脇田氏が隠れキリシタンだったことから
庭には隠れ切支丹灯籠があります。
ミホさんスマイル、キラキラ♫•*¨*•.¸¸♪✧
玉泉園の散策楽しかった( •ॢ◡-ॢ)-♡
今、カキツバタが咲いています。
このあと、お茶をして美容談義なんかもしましたの。
ご友人は主計町の町屋ゲストハウスに
宿泊されるそうです。
ミホさんの発想とコーディネート力は
斬新でおしゃれだなーって感じています。
当日は貸し切りとなり
和の邸宅ウェディングが叶います。
招かれたお客様にも新鮮な驚きに
溢れた金沢旅行になることでしょう(*^▽^*)。
歴史あるお庭にて加賀友禅の
お打掛をまとわれたミホさんの
お写真撮りが待ち遠しいことです。
2018年5月24日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | コメントはまだありません »
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「路上のX」 |
2018年5月23日
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「路上のX」は、救いようがないってくらい
おどろおどろしいことばかり起こって
時にグロテスクなのだけれど
集中切れず562ページ一気に読めました。
いつも毒気が強い桐野夏生さん作品ですが
今回、ネグレクトを扱っていて
「どうにかしてあげられないものなのか」
「誰も気づいてあげられないものなのか」と
子供の虐待を文字で読むと気持ちが暗くなります。
ネタバレになるのでかけませんが
終盤、母親の行動の勝手きわまりなさに
「そんな理由で子どもを捨てるか?」
と、腹立たしいことでした。
大人の勝手を子どもに押しつけちゃー
いけないんだよと強く感じました。
最近のNEWSを観ていても
弱者を傷つけている側の人間は
傷つけていることに気付いてさえも
いないということを感じます。
読み終えた後、ネグレクトの
被害者である主人公達の将来は
どんな風なんだろうと考えました。
子ども時代に辛いことがあった分
幸せになれますようにと祈ります。
2018年5月23日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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真野響子さんにおめもじなのだ |
2018年5月22日
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「大人ライフ金沢」のプレゼンターが
女優の真野響子さんと聞き
お着付けの先生の鶴ママとお出かけしました。
しいのき迎賓館の広場は、お祭り中☆”
生ビールの盛大な呼び込みに
「一杯だけ」とチラリと考えたけど
ガマンガマン!ガマンしましたよ、大人ですもの。
真野響子さんは頭がとてもまわって
サバサバっとした口調で
お話がポンポン飛んではずんで
しかもすんごい早口なので
時間あたりの情報量かなり多し^^!
身近に感じられる話題も
織り込まれていて興味深く拝聴しました。
普段は牛首紬をよくお召しになられるそうで
白峰では、高橋治さんの塾に
入っていらっしゃったそうです。
高橋治さんの「風の盆恋歌」は、
私のとても好きなお話でもあります。
会場には、お着物のかたも多く
華やかなことでした。
鶴ママは、マット感のある粋な帯に
帯留の質感がよく似合っています。
スワロフスキーの帯留は、私から鶴ママへの母の日のプレゼント☆”
そして、スワトウ刺繍のお着物が豪華です。
私は、ちりめんの刺繍のお着物に
綴れ織りの扇面柄の帯をあわせました。
帯留は、着物の手毬を九谷焼の
作家さんに描いていただいた金澤syugenのオリジナル品です。
セミナーのあとは、お着物談義に花が咲きます。
天ぷら御膳いただきました☆”
至福の笑顔の鶴ママ、エプロンがかいらしことです( •ॢ◡-ॢ)-♡
10代の頃、真野響子さんに似ていると
よく言われ、知的でたおやかな雰囲気の
大人の女性に近づけた感が嬉しいものでした。
しかし、美しく素敵なお姿の真野さんは
偉大でひれ伏してあやまりたかった。
ごめんなさい、調子のっちゃっていました。
2018年5月22日 カテゴリー: めしませ着物 | コメントはまだありません »
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金澤神社さんの朱と白 |
2018年5月20日
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今日発売のclubismの「ふたりずむ」に俊介さん&美紀さんが登場です。
挙式日の朝、ゆっくりと兼六園でお写真撮りが叶いました。
成巽閣のお庭に姫君のような朱赤のお打掛がお似合いなのです。
金澤神社婚はおごそかなことでした。
挙式後も、雰囲気のあるお写真を残されました。
朱色の稲荷鳥居と白い花嫁衣装がお美しいことでした。
美紀さんからいただいた嬉しいメッセージです。
淳子 様
先日はありがとうございました。
BLOG見ました。
きれいに写真撮って頂きありがとうございます(^-^)
アルバムの出来上がりが楽しみです。
本当にいい結婚式にして頂きありがとうございました。
感謝してます。
美紀
とっても嬉しかったです。
ご親族、お友達があたたかく見守ってくださるなかでの
お式は私達も感動をいただきました。
金澤syugenでは、挙式のサポートもいたしております。
お気軽にお問い合わせくださいますように。
2018年5月20日 カテゴリー: 新郎新婦様・ご家族のお声 | コメントはまだありません »
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「爽年」 |
2018年5月19日
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石田衣良さんの「爽年」は
「娼年」(2011年発刊)の続編で
娼年から7年後という設定の完結編でした。
読んでいるうちに10数年前に読んだ
前作の個性的な登場人物達のことを思い出します。
新しい顧客達もまた個性にあふれ魅力的でした。
主人公の品の良さと女性への思いやりが心地よいのです。
前作で、特に老夫人のことが
印象に残っていましたが
幸せな生涯だったようです。
旅の終わりはしっくりきました。
こちら、旅の始まり「娼年」です。
今、松坂桃李さん主演で映画化
されているそうですね。
このシリーズは、男性にこそ
読んでほしいと感じました。
2018年5月19日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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時空を超えた祝言 |
2018年5月18日
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金澤syugenのホムペのプレスリリースにて
ヒロキさん&イクヨさんの祝言の
「結婚SANKA」の取材記事を紹介しています。
http://www.kanazawa-syugen.jp/p_release/pdf/28.pdf
宇多須神社さんの境内を参進の儀で歩まれました。
ひがし茶屋街を花嫁行列です。
十月亭さんを婚家に見たててお水合わせの儀です。
十月亭さんでは、新郎新婦様自らがもてなしをされます。
椿をテーマにした時空を超えた祝言が
巻頭6ページに渡って紹介されました。
どうぞ、ご覧くださいますように。
2018年5月18日 カテゴリー: お知らせしたいこと | コメントはまだありません »
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「空木祝言」 |
2018年5月17日
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もうすぐ「空木祝言」を迎えられる花嫁様のお衣装です。
大振袖は、桂由美さんのデザインです。
神社婚では、鳳凰や金鶏が描かれた白無垢をめされます。
打掛は秋山章さん作「讃華爛漫」で
薄紅梅の紋章地に本手描友禅
金彩工芸の芸術を創り込んだ贅沢な作品です。
とのことです。
ご披露宴のお開きの後、
花嫁様は新郎家様から贈られました
森田耕三さん作の空木の白い花が
描かれた優しいお色の加賀友禅をめされます。
豪華なお衣装で彩られる一日が
愛らしい花嫁様お誕生が楽しみなことです。
2018年5月17日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース | コメントはまだありません »