「砂上」 |
2018年7月17日
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桜木紫乃さん「砂上」です。
桜木作品には、男の色気って
こういうことなのかしらんと思える
影のあるかっこいい男性が登場します。
「霧」や「ブルース」「裸の華」では
実社会ではかかわりたくない
(かかわってはいけない)危ない
男性が物語の軸となっていて
ゾクゾクしました。
ですが、この作品の登場人物は
なんだかふがいない男達でした。
小説家になりたいアラフォー女性が
作家デビューするまでの話で
厳しい女性編集者のアドバイスを受け
時に反発しながら自分の生き様
母や妹との関係を題材にした
私小説を書き上げます。
物語を生み出す作家の凄まじさを感じ
この物語自体が桜木さんの私小説なの
かしらんと、思ったりしました。
ちらかり放題の思考が、一本に
まとまってゆくときの心地好い感覚がある。
このくだりが爽快感がうかがい
知れてとても好きです。
私の仕事も、点と点を紡いでゆく
作業が多く、整った時の
気持ち良さと言ったらないですから。
2018年7月17日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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海にちなんだ和婚式 |
2018年7月16日
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海をテーマにした結婚式のお話の三日目です。
安宅住吉神社さんで挙式の和穂さん&友佳さん
海の上を白い兎が飛ぶデザインの彩羊羹です。
安宅の海では、白い波が立つ日を「うさぎが飛ぶ」と言います。
友佳さんがデザインの福枡にも波の上を兎が飛んでいます。
青海波の上をオリジナルの水引で白い兎が飛ぶデザインのミニこも樽です。
波の音の祝福のなかで華やかに鏡開きです。
船で出逢った法大さん&美穂さん
お打掛は「手織青海波四季花鳥文」で可憐なオシドリと
青海波が描かれています。
婚礼衣装柄を描く金澤祝言こぼしにもオシドリと青海波を描きました。
達也さん&沙希ちゃん
打掛に大胆な青海波が描かれています。
お衣装の特徴を描いた九谷焼のカップにも鮮やかな青海波です。
金澤syugenでは、お二人のお好きなこと
出逢いのきっかけ思い出をうかがい
新郎新婦様と一緒に世界にひとつだけの
祝言を創り上げます。
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波や船、そして舵 |
2018年7月15日
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昨日に引き続き、海をテーマにされた結婚式を紹介します。
能登で出会った康夫さん&文佳さん
金沢の名産品(お二人の誕生時の体重)を
金澤modern水引のブローチでドレスアップ
波模様の風呂敷で包みました。
チューリップの水引です。
百合の水引です。
お母様がたのお好きなお花で
オリジナルの水引をデザインしました。
横浜でデートされたという忠昭さん&ヒロタン
ベイブリッジ柄の彩羊羹です。
白い雲とかもめが飛んでいます。
寿せんべいは船の舵とメガネのデザインです。
宝船の花嫁のれんを飾って
ご生家からご出立された絵里ちゃん
ダニエルさん&絵里ちゃんは
海の美しい(きっと)フロリダに
お住まいでいらっしゃいます(^O^☆♪。
海にまつわる結婚式は明日に続きます。
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海にまつわる加賀の祝言 |
2018年7月14日
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海の日の祝日があって今日から三連休という
かたも多いのではないでしょうか。
金澤syugenでも海がお好きで祝言のテーマや
モチーフに海を選ばれた新郎新婦様が多くいらっしゃいます。
プロポーズは千里浜の海岸という基樹さん&広海さん
彩羊羹は青海波に千里浜に咲くハマナスの花です。
ハマナスの花モチーフのミニこも樽で鏡開きです。
あと、お二人は山下達郎好きです^^
夏の歌ですよね♫•*¨*•.¸¸♪✧
横浜の新居で結婚生活がスタートする彬さん&朋子さん
「さざなみ」をイメージしたウエディングケーキは
辻口博啓プロデュース「ル ミュゼ ドゥ アッシュ
kanazawa」のオリジナルデザインです。
海の青の飴細工が涼しげです。
オリジナル紅白の寿せんべいは、兼六園の
ことじ灯篭と横浜港の船のデザインにしました。
花嫁のれんを町屋に飾りました。
海にまつわる祝言のお話は明日へと続きます。
あ、金澤syugenは海の日も営業いたしておりますヽ(^◇^*)/。
2018年7月14日 カテゴリー: オリジナルアイテム達 | コメントはまだありません »
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祝劇団四季65年 |
2018年7月13日
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劇団四季が明日で65歳なのだそうです。
私が初めて四季のお芝居を観たのは
京都劇場での「美女と野獣」でした。
歌唱力に圧倒され感動しました。
横浜にあったキヤノン・キャッツ・シアターに
行った時の写真です。
階段の文字は出演の猫の名前です。
この日、男前の猫ミストフェリーズと
握手できたもんね♫•*¨*•.¸¸♪✧。
金沢公演「クレイジー・フォー・
ユー」では、金沢出身の加藤敬二さんが
とにかくカッコよかったです。
同じく金沢公演で「ジーザス・
クライスト=スーパースター」を
観たあとは、しばらく「ジーザス・
クライスト♫•*¨*•.¸¸♪✧」の
フレーズが耳から離れませんでした。
一番泣いたのは大阪劇場で観た
「ライオンキング」です。
花道の隣にいたからキャストの
子役さん達が歌いながら
ステージに上がる姿も可愛らしく
ワクワクしました。
汐留で緑の顔の「ウィキッド」の
観劇後、外に出ると夕暮れていて
クリスマス仕様のプロジェクション
マッピングがきれいでした。
一番最近観たのは東京大井町での
「リトルマーメイド」です。
ゆらゆらゆらぎながら歌う
人魚さん達があでやかできれいでした。
もちろんお話に感動するからなのですが
カーテンコールでとてつもなく泣けます。
スタッフのかたも含めて拍手を
受け止めるそのキラキラした
笑顔に感動するのです。
みんなで力をあわせて素晴らしい
作品を創り出す幸せったら
ないだろうなと泣けるのです。
どこか、結婚式を創作するのに
似ていて、よくウェディング
プロデュースはミュージカルの
ようだって考えます。
素晴らしい祝言を
創るため準備や打合せを
とどこおりなく丁寧にすすめます。
そして、迎える日は心ひとつに
新郎新婦様が最高に輝けるよう
幸せを願いながら私達スタッフは
精一杯つとめさせていただきます。
2018年7月13日 カテゴリー: 和婚プランナーの日々つれづれ | コメントはまだありません »
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「猫を拾いに」 |
2018年7月12日
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川上弘美さんのSFもありな短編集
「猫を拾いに」は文章が穏やかで美しいことでした。
「はにわ」のゲイの息子と
そのことに罪悪感を持つ母親の
たがいに思いやる優しい関係がいいなぁと
親子の幸せを祈りたくなりました。
「猫を拾いに」では政府広報にいつも印刷されているという
人と人との絆をまもるために、贈り物は大事なのです。
なんてほのぼのとした街なのでしょう。
「金色の道」はぬりえのように
人の顔の色が感情によって変わり
複雑な思いがあるとグラデーションに
なったりして見えるというのです。
現実の世界でもホントに見えている人がいるような気がします。
最後の「信長の怨霊」は笑ったわらった!
一個いっこのお話が可愛くて
こんなことホントにあったら
なんて考えるとワクワクしました。
壇密さんが独特の言葉で
解説をかいているのですが、
「このお話達が好きなんだなぁ」って
よぉく伝わってきました。
幻想的な「ミンミン」では小さい人がでてきます。
小さいおじさんの話はけっこう好きです。
このひとつ前に読んだ
アンソロジー「華やぐ女たち」の
川上弘美さん「庭のくちぶえ」でも
「ちいちゃなおじさんは実在するんだ!」
って楽しい気分になりました。
佐野洋子さんの「これはペテンか?」は
ほのぼのとした老いがあります。
岡本かの子さんの「老妓妙」は
老いてなお、粋な女性がかっこいいのです。
林扶美子さんの「晩菊」は
平行して年をとった男と女が
過去に熱い恋をしていた頃の
昔を懐かしむ会話をしながら
胸のうちではたがいに洞察し
値踏みする感じがおもしろかったです。
片山廣子さんの「子猫ノハナシ」が
童話のようでとても好きでした。
夢の世界に旅立つように
生涯を終えられたら
なんて幸せなんだろうって、憧れます。
2018年7月12日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »
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霞始靆の頃の結婚式 |
2018年7月11日
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梅雨明けしてギラギラしたお陽さまが照りつけます。
くっきり鮮やかな飛行機雲が交差し
青空に「X」の文字が描かれてゆきます。
暑いです!今年は梅雨明け宣言が早かったですね。
季節先取りの祝言は七十二候の
霞始靆の頃の結婚式やウエディングフォトをされた
新郎新婦様のお写真を紹介します。
21世紀美術館にておいちゃん&麻智ちゃん
十月亭さんにて和婚式の
お二人が洋装での前撮りです。
石川門にてユッケさん&明日香ちゃん
宇多須神社さんへとご出立です。
Kちゃん&聡ちゃん
親御様 が仕立ててくださったお振袖を纏われて
提灯行列へとお運びになられました。
章さん&葉子ちゃん
ひがし茶屋街を花嫁行列で歩まれました。
学さん&佳代ちゃん
白山比咩神社さん&和田屋さん祝言の
お二人がスタジオで前撮りをされました。
金澤syugenはお盆も休まず営業いたしますので
お気軽にお問い合わせくださいますように。
2018年7月11日 カテゴリー: 個性光るコーディネート・演出 | コメントはまだありません »
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鉄線づくし |
2018年7月10日
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金澤syugenの取引業者さんだった
ミカリンは退職後も時々お顔を見せてくれます。
新しい浴衣を買ったと言うから
ちょっこっと浴衣着付けのレクチャーをいたし
記念に鬼灯と撮影しました。
鉄線柄の浴衣が涼やかで素敵です。
私も鉄線が好きで今年買った日傘は紫の鉄線です。
金澤syugenそばの家庭菜園にある鉄線は
毎年、楽しみにしています
今年も鮮やかに咲き誇りました。
ミカリンは現在、神子原で無肥料無農薬の
自然農法でお野菜やお米を作っています。
今日は、枡田農園 さんのトマトをいただきました。
すでにいい香りがします。
ミカリンは今日から毎日、復習しますとのことです。
花火大会までには上手に着られるようになるね、きっと。
夏はお着物デビューに最適です。
まずは、浴衣からセルフで着てみましょうヽ(^◇^*)/
2018年7月10日 カテゴリー: めしませ着物 | コメントはまだありません »
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お見舞い申し上げます |
2018年7月9日
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この度の西日本豪雨による被災された
方々に謹んでお見舞い申し上げます。
報道されている地域にお住まいの
新郎新婦様達に先週から
ご無事ですねのおうかがいを
させてもらっていました。
白川郷の了さん&優紀ちゃんご一家も
非難されていたそうですが
家族も村の方々も、みな無事です。
倉敷の雄一さん&かなちゃんは
こわくってこもってます
哲也さん&明未ちゃんの愛媛の
ご実家も被害なかったそうです。
仁さん&和美さんのご実家は
倉敷と岐阜ですが
幸いなことに被害もなく皆元気です。
また、先週は地震速報に驚きました。
千葉と言えばよっぴぃ&尚ちゃんです。
花嫁様は10年の月日とともに
肝っ玉母さんへと成長されています。
水路に落ちないでねー
と、逆に心配されました。
倉敷の臣さん&貴子さんからの
返信がなくて心配で記事を
あげるのをためらっていましたが
さきほどメールがとどきご無事で安心しました。
みなさんから心細げな様子が伝わってきます。
徐々に穏やかな日常を
取り戻してくれたらと願っています。
自然は雄大でいつもその美しさに
感動をあたえられますが
時に猛威をふるって驚かされます。
備蓄の水食料も確認しておかねばです。
カンパンは賞味期限が古すぎて読めない^^;
もちろん自分にできるやりかたで
被災支援にも参加します。
引き続き、みなさんお気をつけて
お過ごしくださいませ。
2018年7月9日 カテゴリー: happiness☆卒業花婿花嫁様 | コメントはまだありません »
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茶道具で演出するウェディング |
2018年7月8日
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香合は可愛らしくて季節も感じられるので
金澤syugenの事務所に飾っています。
青の顔料が爽やかな椿柄の香合です。
椿は前田家とはゆかりの深い花です。
ほおづきの陶器の香合です。
陶器製のものは本来、炉の季節
(11~4月)と言うことですが
ほおずきなので夏に飾っています。
漆塗り内金貝合わせ香合です。
素材は蛤ですので一年中飾っています。
一対の貝はピタリと合わさることから
縁起が良くその昔は、大名家の
お嫁入りのお道具に貝遊びの貝を
おさめた貝桶が先頭に運ばれたと言われております。
香合は祝言の演出でも登場します。
前田家に伝わる門外不出の茶花
「西王母」をテーマとした
ヒロキさん&イクヨさんの祝言では
金襴緞子の重掛けや加賀手まりとともに
町屋のウェルカムスペースに飾られました。
朋之さんが香合の蓋を開けると
金澤つまみ紗衣句のオリジナル指輪です。
朋之さんから福ちゃんへ
サプライズで贈られました。
勇多さん&奈々ちゃんの花貝あわせの儀です。
茶の湯の文化がさかんなこの街では
生活の中でも茶道具をインテリア
として楽しむことが多くあります。
金沢らしい個性ある演出も提案いたしております。
2018年7月8日 カテゴリー: オートクチュール和婚プロデュース, 和ごころ文化 | コメントはまだありません »