| 「妖し」 | 2020年3月9日 |
「妖し」はホラーとファンタジーの
間にあるような10篇のお話のアンソロジーです。

窪美澄さんの「真珠星スピカ」は
こんな霊現象だったら歓迎するなぁ
と、ほのぼのとあったかくなれて
終盤は主人公を応援していました。
村山由佳さんの「ANNIVERSARY」は
主人公が以前の記憶を持ちながら
転生を繰り返します。
浅草寺のほおずき市や風鈴が叙情的に
描かれているのですが
読んでいて既視感覚あって
「え!?私もまさかの!人生を
繰り返している?」なんか思ったら
昨年「まつらひ」で読んだものでした(^_^;)。
乾ルカさんの「かぐわしきひと」の
桜の木の精は妖艶なことでした。
怨念の感情は人にだけあるものではなく
自然にも宿るものかと読み終えて
ゾワゾワひんやりとしました。
好きな作家さんが多くて読んでみたいと
思ったのですが初読み作家さんとの
出会いもあって、これアンソロジーのいいとこですね。
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金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートをいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
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| 「さんかく」 | 2020年3月5日 |
千早茜さんの「さんかく」を夜に読むのは危険です。
各章の食べ物の描写がとにかく魅力的で
炊き立て土鍋ごはんの藻塩のおにぎり
揚げだし茄子から出る油のアッチってな感じや
苺のつぶつぶや海苔のパリパリな食感などなど
もう美味しそうだったらありゃしない。
外食の章も楽しい。
おばんざいやさんのメニューが
酒飲みにはたまらんもの達で
こんなお店がうちの近所に
あったらいいなぁなんて考えたりでした。
恋人がいるのに学生時代のバイトの先輩女性と
ルームシェアするはいかがなものか。
二人の暮らしが臨場感もって描かれていて
古い京町家のうす暗さ
座敷のかび臭ささ
苔むす石灯籠ある中庭のながめ
土間の細長い台所からは出汁の香りが
立ちのぼってくるようです。

タイトルは「さんかく」ですが
三角関係ってのとはちょっと違う気がします。
三角関係に満たないから平仮名で
さんかくなのかしらん。
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| 「ドミノin上海」 | 2020年2月28日 |
恩田陸さんの「ドミノin上海」は
ポップな表紙が楽しげです。

このアウトローパンダは漢詩を詠むくらい賢いのです。
読みながら和歌山のアドベンチャーワールドで
みたパンダを何度も思いだしました。
「パンダバックヤードツアー」に参加したことがあります。
開演前から並んで(やるときはやるのです)
5組だけがパンダ舎に入ってにえさやり体験とか
できるチケットをゲットしました。
近くで見ると茶と黒(白黒ではない)の二色で
どでかくすんごい迫力!
体験ツアーでおやつをあげたパンダは
動きもあってまあまあ愛想ありました。
ですが、通路をはさんだとこにいた
パンダのやさぐれ感は、はんぱなく
「ワイは出番ちゃうし」ってな顔で
檻の中で笹を食べながら同時に脱糞も
しているというふてぶてしさでした。
出番のパンダは可愛い仕草で
愛らしいことこのうえないのです。

やっぱ、パンダは知恵がありそうです。
この時、生まれたてのパンダの赤ちゃんいました。

可愛くってかわいっくて赤ちゃんパンダ舎の前は
七往復くらいしましたね。
このボクは今、10才になっていて中国に帰ったらしいです。
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| 「夜はおしまい」 | 2020年2月25日 |
島崎理生さんの小説って
切なくなったり息苦しくなったりします。
「夜はおしまい」の四つのお話も
もの哀しく痛みを感じるものでした。

「雪ト逃ゲル」は雪の金沢を歩く
回想シーンから物語が始まります。
「雪の兼六園が見られて良かったね、
綺麗だったから」と道ならぬ関係の二人が話します。
「正方形に切り抜かれた金沢21世紀美術館の
天井から本物の空を見ていた」という
シーンではタレルの部屋から
にび色の空を仰ぎ見た気分になりました。
繊細な描写に冬らしい金沢の
独特の湿度も感じられるようでした。
四つの短編は深い闇をもつ女性たちの愛が
儚げで甘美に紡がれていました。
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| 「清く貧しく美しく」 | 2020年2月21日 |
石田衣良さんの「清く貧しく美しく」は
主人公の二人があまりにも弱気で善良で
それでも容赦なくイヤなことは起こるわけで
しんどくなって一度は読むのをやめました。

不器用な二人はお互いを恥ずかしがらずに
ほめ合おうという決まりを作り慎ましく暮らしています。
どんな立派なほめ言葉であっても
”芯にひとかけらの真実”がないと
成立しないはわかります!
お世辞になってしまいますものね。
「ネガティブ」「甘い」「向上心がない」とも
感じる二人ですが愛情を持ちより
些細なことも大げさにほめ合いながら
生きる姿は微笑ましいことでした。
弱いも強いに変えてゆけますように。
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| 「できない相談」 「おとぎカンパニー日本昔ばなし編」 | 2020年2月17日 |
森絵都さん「できない相談」 は
「わかるわー」ってものから
「へ?」ってなものまでシュールで
ブラックな38のお話です。

人には何でもないような些細なことが
気になって気になってしかたがない。
それが、大マジメだったりするから笑けますね。
「クソテン」には共感できました。
私もちょうど秋にテンの騒々しさに
手をやいていたので。
あ、Windows10のことです。
「イマジネーションの檻」という関西弁で
象が主張するお話がとても好きでした。
ひょうひょうとしていてけだるげな動物園の
象さんに情もあってホロリときました。
続いてのショートショートは田丸雅智さんの
「おとぎカンパニー 日本昔ばなし編」。

以前、グリムやアンデルセンのアレンジの
「おとぎカンパニー」を読んだことがあり
ユニークで楽しい内容でした。
今回の日本昔ばなし編は
シニカルでビターな内容のものが多かったです。
「おむすびころりん水玉ころりん」が好きな
お話でした。
女子の胸のうちの思いにクスリと笑えました。
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| 「雲を紡ぐ」 | 2020年2月12日 |
伊吹有喜さんの「雲を紡ぐ」 は高校生の美緒が
くるまっていた赤いショールから始まる
もの作りのお話で、親と子、妻と夫、
家族の再生の物語でもありました。

「切れたってつながる。右と左の糸を
握手させて、撚りをかけれが必ずつながるって」
盛岡の町の人の優しさと手仕事を通して
美緒の心も溶けてゆくのです。
美緒の母親が最初は、病んでいると感じたけど
気づきがあってからは明るく
しなやかな女性になってゆくのです。
「私たち、尻尾のはえた蛙だったんだ」って
夫に話すシーンでは続く言葉にぐぐっと
くるのですがネタバレになるのでかきません。
美緒が手織りのホームスパンの
ジャケットを羽織って
「手で持ったときより、うんと軽い」と驚きます。
「良い職人の仕事は調和と均衡が取れていて
心地よいんだ」とお祖父ちゃんが言うのですが
この感じ、わかります!はたおり娘の
結城紬の着物を纏うと柔らかく暖かく
そして、軽くなっているのです。
お祖父ちゃんの暮らしや知識、ポツポツと
話す言葉がとにかくかっこいいのです。
自身の老いを感じているお祖父ちゃんが言う
「子どもと一緒に暮らした日々は本当に短い」に
うるうる涙が出ました。
息子の広志が「子どもがつくったものは
捨てられんと言った父の声がよみがえる」と
回想のシーンでは大いに泣けました。
お祖父ちゃんが幸せで良かった、本当に良かった。
終盤はテイッシュを抱えて読みました。
読み終える頃、気づきました!
栞紐がショールの鮮やかな赤色でした。
優しくて心地よいお話で、こういう本に
出会うと読書していて良かったなぁと思うのです。
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| 「リボンの男」 | 2020年2月7日 |
山崎ナオコーラさんの「リボンの男」は
子育てに専念する主夫である主人公が
自身を経済的に何も生み出さない
マイナス時給のヒモと卑下しています。

我が子に「おとうさんはねえ、
ヒモじゃなくてリボンだよ」と話します。
私にも経験があります。
休職して子育てしていると
自分が狭い世界でのみ生きていて
社会から置いて行かれるような
焦りを感じました。
仕事に復帰してからは、余裕がない時には
我が子が子供らしいおっとりさでいると
(子供って無駄な動きがあるのが
子供らしさなのだと今なら思える)
時間が無駄にされるような気がして
子どもを急かしたことが多々ありました。
今、子育て真っ最中の新郎新婦様へ。
宝のような今の時間を存分に楽しんでください。
子供に手がかかる頃は
人生でもっとも豊かで幸せな季節です。
宝のような時間だったと思うのです。
タロウとの散歩の時間が穏やかで好きでした。
河原の風景を脳内で描くことができました。
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| 「これでもいいのだ」 | 2020年2月3日 |
ジェーン・スーさんのエッセイ「これでもいいのだ」 は
あるあるな共感にあふれていました。

「行事で季節を迎えにいく」
金澤syugenそばの散策マップのような
ものが記憶にあって「あの道の木蓮が咲く頃」
「今年は鬼柚子がなる年」などなどと
公園やお庭へ遠回りしても見にいきます。
ああ、そっか私も季節を迎えに行ってたんだ。
最近は、用水のわきの水仙の花が咲き
消防署のお向かいで梅がほころび始めました。
「喜びはいつも新鮮だ」
「鮮度の高い人生保っていられる」
仕事柄、感動をいただくことが多く
例えば、自然栽培で蓮根を作りたいと
語っていた新郎新婦様が結婚後、夢が叶って
蓮根農家さんになって初収穫の蓮根を
とどけてくださったことあります。
結婚式後の新郎新婦様から暮らしぶりに
嬉し涙もしょっちゅうです。
「大人にだって、子どものしっぽが残っている。
誰かに安心させてほしくなるときだって、
背中をさすってほしくなるときだってあるのだ」
自分が描いて大人ってこんなじゃなかったなぁ
なんてこともちょちょいあります。
これでもいいのだってほっこりもできた一冊でした。
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| 「みちづれの猫」 | 2020年1月24日 |
唯川恵さんの「みちづれの猫」は猫とめぐりあい
ともに生きる七人の女性が主人公の短編集です。

「ミャアの通り道」は金沢に帰る主人公が
雪の越後湯沢駅で「はくたか」に乗り換える
シーンから始まります。
新幹線が開通する前のことがすでに懐かしい感じです。
東口を出て鼓門から武蔵が辻、橋場の実家へと
むかいます。
この地域の水気の多い雪事情を普段の冬なら
ホント雪はやっかいでこんな感じと読みました。
「運河沿いの使わしめ」のお話が大好きです。
心が弱っていると寄りそう猫が、その人が立ち直ると
次の人の所におもむく使わしめだと知るのです。
猫には高貴な癒やしパワーがあると感じています。
「約束の橋」の「猫好きは、すべての猫を好きになる」は
共感できます。
あたたかく優しく人生の最期が描かれていて大いに泣けます。
猫に出逢えて色んな感情を知ったんだなぁ
と、お空にいった我が家の
モコにゃんのことを思い出し涙。。。
猫好きさんにオススメの一冊です。
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