| 「彼女が天使でなくなる日」 | 2020年10月8日 |
寺地はるなさんの「彼女が天使でなくなる日」は
子育てや親子関係、夫婦関係に悩みを持つ人々の
物語でそこかしこで様々な価値観がぶつかりあいます。

島には御利益があるという母子岩があって
そこに人々は願かけに訪れるのですが主人公は
パワースポットとか信用しておらず
願いを自覚した人間がどのように行動するか。
とうことに意味があると言うのです、なるほど。
飾り気なく正しくないと思った事に違うと伝える
主人公の熱い言葉がかっこ良かったですね。
誰もがすぐに立派な親になれるわけじゃない。
読んでいて我が子の幼い頃を思い出し、もっと
余裕持って相手をしてあげたら良かったと反省。
「個性です」なんて言葉で納得できないくらいの
暴れん坊の怪獣は寝顔と笑顔は天使だったけどね。
周りが無理解だと感じられ孤立感に悩み
仕事から遠ざかっているいることや
我が身をかまえないことに自分が社会から
取り残されていくよな焦りもありました。
夜泣きがひどく寝不足で、自分の時間が欲しいと
ひたすら願った心も体もしんどかったあの時期・・・・。
ですが、人生の中で幸せで尊い季節だったと今は思えます(*^^*)。
もう一度あの頃に戻って小さくて
可愛かった怪獣に会いたいっ!抱きしめたいっ!
っと、あいかわらずちっとも立派じゃない
母は思うのです(*^_^*)。
主人公を見守る島の人達がとにかくファンキーで
温かく逞しくて時々は、うるっときます。
子供にかかわることで悩む人にオススメ本☆”
読後感がとても良いです。
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金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
生家ご出立、挙式、フォト婚のサポートもいたします。
衣装コーディネート、オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもご相談ください。
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| 「CAボーイ」 | 2020年10月5日 |
宮木あや子さんの「CAボーイ」は軽快なお仕事小説です。

主人公の男性の関西弁と標準語をフレキシブルに
使い分けている感じがかっこ良く
トランスジェンダーのシンガポール人女性の
話す言葉がおもしろく大笑いし
登場人物がみな個性的で楽しいのです。
ホテルや航空業界の裏側もお勉強できたキブン。
国の文化によっては膝まづくことが
「服従」の意になるというのは驚きでした。
作り笑顔の奥についてふれることが多いのですが
確かにCAさんのあの笑顔はチト怖い、
それでなくとも飛行機が怖くてびびっているとこに
あの笑顔をむけられるとますます緊張します。
コロナ禍で航空業界を取り巻く環境が大きく
変わり当初オリンピックで最終章という予定
だったのを書き直したということです。
作中の「捉え方次第で時間の経つスピードは
変えられる」という前向きの言葉が好きです。
登場人物達の夢が叶いますようにと読み終えました。
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| 「アスク・ミー・ホワイ」 | 2020年10月2日 |
古市憲寿さんの「アスク・ミー・ホワイ」は
オレンジデイズのあの電撃引退の俳優さんを
イメージさせるプロローグから始まります。
全編アムステルダムが舞台で現実の出来事や
人物や店名、作品名がそこかしこに出てきて臨場感があるのです。

人の能力はさほど変わらない
違いは勇気なんだという言葉が好きでした。
主人公が元俳優に影響され仕事にも恋にも
人との関わりにも積極的になってゆく姿に好感が持てました。
人が人を好きになっていくのは自然なこと。
そんな切なさ甘さを描いたボーイズラブは
物語の終わり方も良かたったです。
古市さんって毒舌キャラだけど
ピュアな人なんだろうなーっと感じました。
追記
いっこだけ気になるのが紙質というか
紙の色なのでしょうか、ペカペカ光って
読みにくく何度も何度も照明の角度を
変えながら読み進めるも目が疲れたぁーでした(^_^;)。
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| 「fishy」 | 2020年9月29日 |
金原ひとみさんの「fishy」は年齢も仕事も環境も
思考も異なる三人の女性の視点でかわるがわる語られます。

居酒屋で会う飲み仲間の三人は常にマウントの
取り合いをし、互いのことを冷酷に観察しあっています。
さらに会う度、理屈っぽく相手をやりこめて
お酒うまいですか?って感じでした。
良い関係を構築したく意見したりされたりは
あるけどこういうのは経験がないため
遠慮のない言葉に自分が言われている訳じゃないのに
息が詰まるようなしんどさを感じました。
終盤はこの虚無の繋がりに互いが救われて
前進してゆく女性達の姿が頼もしいことでした。
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| 「夢魔の牢獄」 | 2020年9月25日 |
西澤保彦さんの「夢魔の牢獄」は主人公が
過去へとタイムリープし他人に憑依し
その人の視点と感覚でその時間を体感できます。

同じ時間に何度もループしその都度、
憑依する身体が違うって、最初は
こういう体験できたらおもしろそう!
なんか思ったのです。
が、憑依する度にその人の感情も入ってくるわけで
主人公は心理的に同化できないから
大変なストレスになるのです。
そして、自分が知っている人柄じゃなかったり
知らなくて良かった人間関係や嗜好が
見えるのはしんどかろうと。
裏表ってことだけではなくやはり相手によって
見せる顔も境界線も違って当然ですから。
昭和の殺人事件の真犯人が令和になって
明らかになる結末、もしかしてなんて
思っていたけど・・・・・・
身も凍るような真実がありました。
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| 「やわらかい砂のうえ」 | 2020年9月22日 |
寺地はるなさん「やわらかい砂のうえ」に
ほっこり癒されました。

潔癖で真面目すぎ融通きかなさすぎの主人公が
自意識や他者とのつきあい方に何かと理屈っぽく悩み
いとも簡単にしょっちゅう傷つきます。
親しい人との意見の違いにしっくりこなくて
深刻になるのも若い女子にありがちです。
心の機微の描写が細やかで「脳内一人反省会」や
自身に突っ込みを入れる感じが
可愛らしく微笑ましいことでした。
そんな主人公がずいぶん年上で立場も考え方も
大いに違う素敵な大人女性3人と出会い
その中でぶつかったり刺激を受けるとこが
臨場感あって良かったです。
さらに主人公の父親のお人柄があたたかく
主人公の職場の所長さんとお父さんの
会話シーンがほのぼのしていて泣きました。
成長した主人公がラストでは自信を持って
一歩踏み出す姿は清々しく応援したくなりました。
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| 「雨の中の涙のように」 | 2020年9月18日 |
遠田潤子さんの「雨の中の涙のように」は
一話ごとに独立している七つの短編に
堀尾葉介が脇役として登場します。

各章は背景や家庭や季節や時代も様々で
中心になる男性が葉介に関わることで
過去の呪縛を乗り越えていく様が描かれています。
そして、自身のあずかり知らぬところで
人を救っていた葉介が最後の八つ目の
お話しで主人公になります。
それまでのお話しで葉介の切りとられた人生が
うかがい知れるものの、その生い立ちは
なおも衝撃的でした。
「もう、僕も救われていいのだろうか」という
言葉に切なくなりました。
思い出も時と共に消える。雨の中の涙のように。
葉介の過去の思い出にある心の傷が消えて
穏やかで幸せな人生をおくれますようにと
祈りつつ読み終えました。
追記
作中に様々な映画や映画音楽が登場してきます。
「リバー・ランズ・スルー・イット」は
モンタナの渓流でフライ・フィッシングする
風景がなんとも叙情的で美しく私の中で
映像が好き部門のナンバーワンです。
家族愛と兄弟の絆に感動して泣いたなぁ♫•*
で、若きブラッドピットが
とにかくかっこ良かったなぁ♫•*
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| 「ミッドナイトスワン」 | 2020年9月15日 |
内田英治さんの「ミッドナイトスワン」は
性同一性障害の女性(戸籍は男性)と
親から虐待され心に深い闇を持つ少女の
心のふれあいが描かれています。

衝撃的な日々の描写が続く中で
二人が心を溶かしてゆく季節は
なんとも愛おしく心があたたかくなり
ずっとこのまま幸せな時間が流れ
続けますようにと願いながら読み進みました。
作中で性同一性障害と言われる人々が
「なんで障害?」と疑問を持つところは
なるほどって思いました。
LGBTに限らずマイノリティへの
差別はなかなかなくならないものですよね。
終盤は、もうありえんっそんなっと泣きました。
読み終えて気づきましたが表紙は
草彅剛さんだったのですね。
少女の髪に白鳥の羽根を飾るシーンの
写真にまたジワ~っと涙が出てきます。
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| 「銀花の蔵」 | 2020年9月11日 |
遠田潤子さんの「銀花の蔵」は健気な少女の
一世一代記で歴史ある醤油蔵がその舞台です。

読み始めて、主人公の少女が可哀想すぎて
「幸薄いにもほどがある」「そんな理不尽な」
と読むのをやめようかと迷ったりもしました。
読み進めるとさらなる衝撃が続くのですが
後半は先が気になってイッキ読みしました。
物づくりのお話しがもともと好きなのだけど
お醤油ってとこが興味深かったです。
お醤油大好きでイタリアンでもフレンチでも
チラチラっとお醤油をかけたくなります。
美味しいですよね♫•*
お醤油の国に生まれて良かったって心から思ってます。
「お父さん」「お母さん」という言業は特別だ。
見かけは小さくてなんの変哲もないのに、
ありとあらゆる言葉が詰まっている魔法の箱
この言葉好きでした。
それぞれの「お父さん」「お母さん」に
いろんな言霊が詰まっているというのです。
波瀾万丈すぎるファミリーヒストリーは
読後はあたたかい気持ちになれました。
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| 「クローゼット」 | 2020年9月8日 |
千早茜さんの「クローゼット」は洋服愛が
いっぱいのお話しで勉強になりました。

3人のメーンの登場人物が魅力的なのです。
トランスジェンダーの男の子の
キラキラした好奇心が素敵で、
才能を持ちつつ男性に恐怖心を持つ
補修士の女性が弱々しく心配になります。
そして、その友人をいつも優しく守る
女性はおしゃれでカッコ良くって強いのです。
さて、私の母は「服育」ってことを
非常に大切にしていたところがあり
小学校は制服があったのに
始業式や終業式の日は節目の行事ってことで
母が仕立てた新しいワンピースを着せられました。
おかげで私も少し主張の強い子に育ち
中学校に入ると指定のスクールコートが
あったのですがグレンチェックのコートで
通学していて先生に目をつけられていましたっけ。
お話しの中で
ファッションは幸福のイメージを体現するもの
なるほどです。
嬉しい時、大切なハレの日は特別な衣を纏い
装うことでさらに気持ちがあがります。
ウェディングにかかわっていることもあり
晴れ着を纏う文化はずっと大切にしたいですね。
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