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「スナック墓場」
2019年10月25日

嶋津輝さん「スナック墓場」は昭和の
懐かしい邦画を彷彿とさせる七つの人情話です。



表題作「スナック墓場」まさに、レトロな
場末のスナックが舞台の切なくなるお話でした。

 

一番好きなのは「駐車場の猫」です。
いつもの地域猫を見かけないと
不安になる主人公の気持ちわかります。
金澤syugenの通勤の道中
いつもの時間にいそうな子がいないと
どうしたのかな
誰かに保護されたのかな。
だったらいいのだけど
などと考えますから。

 

特別なことも起きず、各章は
結末らしくないぼんやりとした結末があって
きっとこんな日常がつづくのだろうなぁと
想像できる平和なお話しでした。

 

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金澤syugenは、衣装コーディネート、生家ご出立や
挙式サポート、フォトプロデュース、
オリジナルアイテムのデザイン、
会場紹介などポイントサポートもいたします。
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「のっけから失礼します」
2019年10月21日

三浦しをんさんの自虐ネタエッセイ
「のっけから失礼します」は
ノリツッコミも軽快で何度も吹き出しました。



「心を動かされると、文章化したい」
すごくわかります!
私も感動すると稚拙ではありますが
文字にしたくなります。

 

しをんさんは、すごく知的なんだけど
子供みたいに脳内妄想がとまりません。
身近の出来事をいろんな角度から観察していて
日常に「あるかもね」くらいのことも
特別に楽しい出来事にしてくれます。
擬人化や比喩が秀逸で、例えば
オンボロな自転車を「うちのぼうや」と言い
まるでその自転車に意思が
あるたみたいに書かれているのです。

 

心がきれいな人しか見えないインクで
書かれた巻末おまけ、私には見えました!
和歌山アドベンチャーワールドの
楽しさはわかります!
坊主と開演前から順番ついて
1日20組限定だったかの
「パンダ舎バックヤードツアー」と
「イルカとふれあい体験」をゲット!
もてもてパンダの永明パパの勉強もして
ぐうたら感いっぱいのパンダ舎で
リンゴのおやつあげ体験しました。
イルカにイワシをあげてイルカの肌に
触れたらツベツベのゴム長靴の感じでした。
あと、フラミンゴの羽根は高貴な触感で
ペンギン撫でたら手が生臭くなりました。
人間がオリに入ったカタチの車での
サファリツアーでライオンにトングで
生肉あげるのはびびりできず坊主にまかせました。
キリンに歩道橋みたいな高いとこから
エサをあげるのは平和な感じです。
赤ちゃんパンダは、たまらなく
可愛くて5回見に行きましたっけ。

 

閉園までいたので動物や鳥たちが
各お部屋に帰って行くところも
見られました。
飼育員のお姉さんと歩くカピパラと
しばらく一緒でカピパラがトコトコ
先に歩いて違う通路に行きお姉さんに
呼び止められて「あ!間違った」って
顔が可愛いらしいことでした。

 

あと、飛行機が嫌いもわかるわかるでした。

 

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「縁 YUKARI」
2019年10月18日

小野寺史宜さんの「縁」は心がほっこりするような
五つのお話が繋がってゆきます。



笑顔がいいのは強い、泣き顔より笑顔、真顔よりも笑顔。

っていい言葉でした。

 

日常のイラつきや妬みや虚栄心、
人のココロの奥底に潜む闇な部分が
穏やかに描かれていて
嫌な気持ちにならずに受け止められました。

 

読後、最終章で主人公のもとに
靴を直しに来た人って誰だったんだろう?
って、読み返し、ああ、きっと!(*^▽^*)
そんな明るい未来を想像できる
終わり方をするお話は好きです。

 

ほんの少しの幸せが日々の励みになって
人は生きているんだなぁ。
人との縁はどこかで繋がっていて
大切に結んでゆきたいと感じました。

 

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「世話を焼かない四人の女」
2019年10月11日

麻宮ゆり子さんの「世話を焼かない四人の女」は
自分を強く持っている個性的な女性達が
元気に活躍するお仕事小説でした。



第一章では猫ちゃんがいなくなって
車にひかれていないか
いじめらていないか
ヘンなもの食べていないか
寒くないか、などなど一緒に心配しました。

 

この作家さん、初読みでしたが
描写が新鮮なのです。
例えば、日和さんがドイツパンを作るシーンでは
機械から取り出したパン生地を
「ぐにゃりと気を失った美少年のようだ」と言い
生地を寝かせた後は
「生気と艶を増していく」とまるでパン生地を
尊ぶべき命があるように描かれています。


 

空気の読めない斎木くんが全編に登場しますが
必ず水玉アイテムを一点身につけていて
水玉を好きな理由が
「命を表す水のしずく」であって
「規則正しい、幸福の象徴」と言います。
そして、疲れないか?ってくらい
自分自身の決め事をいくつもキチンと毎日守っているのです。

 

斎木くんに限らず適材適所、
それぞれの個性が理解され
発揮できる場所があったらとても
素敵な社会になるのだろうと感じました。

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「平凡」
2019年10月4日

無数の選択から成り立っている人生。
大なり小なり「たられば」を思うことがあると思うのです。



角田光代さんの「平凡」は、もしあの時
別の道を選んでいたらというお話でした。

 

表題作の「平凡」では、ずっと昔に
理不尽な別れたかたをした男性の人生を
「ど平凡であれと呪い続けた」と言う女性。
なんと強烈な!
が、それは「波乱万丈なんかじゃなく
平凡に生きていてほしい」と願いに近い
感情だったというのです。
別れた男性の今の暮らしが穏やかで
あって欲しいと知らず知らず願う女性にうるっときました。

 

むっつの短編集には、妬み、僻み、
恨み、嫉み、見栄、未練と人間味ある感情が
鮮やかに描かれているのですが
重たくもドロドロもしていなくて、
やっぱり今生きている時間が現実なのだ
と、読後感は清々しいものでした。

 

自分がこの選択をして正解だったと
他の誰かの評価じゃなくって
自分自身で思えたらと素晴らしい人生
だったと言うことですかね( •ॢ◡-ॢ)-♡。

 

表紙のデザインが牛乳石鹸の青箱の
猫ちゃん、決して平凡ではないですね。

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「夏の騎士」
2019年9月30日

百田尚樹さん「夏の騎士」は、
共感できるエピソードもいっぱいの
ノスタルジー小説でした。



昭和時代の六年生のひと夏の冒険&
成長が描かれています。
小学生の男の子ってみんな
秘密基地を作りたがるのかな。
我が家の坊主も仲良し三人組で
基地づくりしてましたっけ。

 

友情と恋心のチカラは偉大で
力を合わせて困難を乗り越えていく
姿は清々しいことでした。
気付きで人は成長する
自己啓発本のように心にとめておきたい
言葉がいくつもありました。

 

夏の名残りのよな暑い日に読めて良かった。
セミの啼き声でなく鈴虫の音の
季節ではありましたが。
読後感は爽やかさ残る瑞々しい青春物語でした。

 

子供だけに見えた世界あったんだろうな。
いいお友達に出会えて良かったね。

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「虹にすわる」
2019年9月27日

瀧羽麻子さんの「虹にすわる」は
夕飯後に読み始めスラスラっと一気に読みました。



慎重すぎる真面目な主人公と
感性というかノリで生きている後輩
二人のコンビネーションがつくりだす
日々は、ほほえましくもありました。

 

物づくりが好きな二人が
「座る人にぴったりの椅子」を
作りあげてゆく様子が金澤syugenが
ウェディングを創作する姿勢と
似ているとこがあると感じました。

 

モノづくりをする人のお話しが好きです。
心地いいオーダーメイドの椅子を
作り続けたという二人の夢が叶いますように☆”

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「空から森が降ってくる」
2019年9月23日

森の中の家で創作を続けている
小手鞠るいさんの「空から森が降ってくる」は
時々おとぎ話のような愛らしさを感じられるエッセイでした。



 

森にはなんと多くの物語が秘められているのだろう。

花が咲く感動
野生の生き物の愛らしさ
深い樹木の香り
さまざまな雪の色
季節を迎える感動と草花や動物との再会の喜び
停電や豪雪、猛暑、容赦ない動物の命の連鎖。
自然の非常や過酷さを受け入れて
逞しくもしなやかに暮らす日々が綴られています。

 

庭に植えた薔薇や睡蓮を鹿に食べられて
悔しがるのだけど野生の鹿が庭に
来てくれることを喜んでいたり
家のそばの池に来る熊の成長を
見守っていたりするのです。
小熊を連れて来たり恋人同士でじゃれあう様子が
熊もユーモラスで可愛い仲間のようです。
時々、ウルウルっとくるページもあって
あ、愛猫の思い出話はボロ泣きです。

 

「生き物の死体を見つけたら葉っぱで
包んで森まで運ぶ」そうです。
森で生まれ育った魂は
「森に還ってこそ成仏できる」というのです。
自然の優しさや懐の深さを感じ
心あらわれるエッセイでした。

 

追記

オレンジのかぼちゃはpumpkin
で、深緑のかぼちゃはkabochaなのだそう!
日本語が英単語になっていてびっくり☆”

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「ムスメからおとうさんへ。」
2019年9月17日

なかがわみどりさんとムラマツエリコさんの
「ムスメからおとうさんへ。」はイラストも
ほっこり愛らしいことです。



第一章では顔が水浸しになりました。
読みながら、思いだしたのは幼い頃、
夜中に熱を出した私を抱いて
小児科へと父と母が走っている光景です。
朦朧とした意識の中だったろうけど
鮮明に覚えています。

 

友達が家に来て父に会うと
「お父さんかっこいい」「お父さんきれいな顔してる」
って言われたこと、鼻高々だったなぁ♪
(私は、残念なことにちっとも父に似てやしない)
思春期は反抗しっぱなしでごめんなさい。

 

今、金澤syugenの新郎新婦様達と
お話ししていて素敵だなぁと感じるのは
親御様に感謝の思いをしっかり持っていて
素直に表現されているということです。
それぞれにカタチは違うのだけど
新郎新婦様達の思いをうかがうと
すごくあたたかで清らかな気持ちになれます。

 

一番最後に父と旅をしたのは、
紅葉の白川郷でした。

お蕎麦食べたね、
とちの実煎餅も
紅葉がきれいだったね。

永眠した日も、町に紅葉が降りてきた頃でした。
一番好きな季節を選んで旅だったんだと思えます。
父の思い出をあれこれ再生したくなる一冊でした。

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「かわいい見聞録」
2019年9月13日

益田ミリさん「かわいい見聞録」は
かわいいものへの愛が満ち溢れていました。



「駅弁のお茶のかわいさ」の章で
幸せな時間の象徴としてポリ容器のお茶が登場。
覚えていますとも!
小学生の頃、絵の具の筆を洗うのに
持ってくる子がいました。
新しめの容器だと「どっか旅行してきたんだな」と
なんだかまばゆく見えたものでした。

 

「コンペイトウのかわいい演出」の章では
お茶のお稽古の時間、瓢箪っぽい形の
振出(菓子器)をまわす時の
『何色が出てくるのかしらん』と
ワクワクした感じを思い出しました。

買って食べるというより、もらって「わっ、かわいい」と喜ぶお菓子。

わかります!金澤syugenの引き出物でも
金箔の金平糖は人気商品です( •ॢ◡-ॢ)-♡

 

イラストもシュール感と文章のリズムも楽しく
時々は懐かしさもこみあげるエッセイでした。
最後に作者の撮ったかわいいものたちの
写真の中に金沢の金花糖もあって嬉しかったです。

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