| 「家族じまい」 | 2020年9月5日 |
桜木紫乃さん「家族じまい」は気持ちが
重たくなるようなテーマを扱っているのですが
読後感は爽やかでした。

桜木さんがおっしゃるにこの物語での
『しまうは終わりの「終う」ではなく
ものごとを片付ける「仕舞う」』ということであると。
長く連れ添った認知症の妻との「最後の旅」と
船旅をする老夫婦が愛おしく
泣けて泣けてしかたなかったです。
船のラウンジで懐かしい映画音楽の演奏に
感動する認知症の老女の描写に切なくなりました。
「映画音楽には百人百様の記憶がついてくる」
聴いただけでなんだか泣きたくなる曲ってありますよね。
私は「ニューシネマパラダイス」の
「愛のテーマ」を聴くと映画の感動がよみがえって
鎖骨の下あたりがゾワっとします。
記憶の痛みが忘れられる認知症は神様からの
贈り物なのかもしれないと考えたりしました。
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金澤syugenはオーダーメイドの少人数の結婚式、
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| 「ミライヲウム」 | 2020年8月31日 |
水沢秋生さんの「ミライヲウム」は
好きになった人の未来がみえるという
サイエンス・ファンタジーです。

主人公の父親が穏やかで優しくて
父親との会話のシーンでは
ウルウルしっぱなしでした。
触れ合うと、好きな人の未来、
それも不幸なことが見える体質って
恐怖でしかないですよね。
その不思議な能力ゆえに過去のことが
トラウマになっていて恋ができない
そんな、主人公が少しずつ心を
とかしてゆく感じも好きでした。
主人公の叔父さんが言う
出会ったから今の自分があるし、
出会ったことには意味がある
っていい言葉です。
終盤は逆境に負けずに進む
主人公達を応援していました。
未来が変えられるのか
先が気になってしかたなく
何度もハラハラしてイッキ読み。
あ、今ジャケット見ていて気づきました!
「未来を生む」なのですね☆”
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金澤syugenは、お急ぎ婚、こぢんまり婚、
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| 「君が夏を走らせる」 | 2020年8月27日 |
瀬尾まいこさんの「君が夏を走らせる」は
金髪の不良少年が髙二の夏休みに
戸惑いながらも1歳10ケ月の女の子の
子守をすることで自身も成長してゆくというお話でした。

おさな子の描写にわかるわかると
我が子の幼い頃の可愛かったこと
困らされたこと感動したことなどなどを
懐かしく愛しく思いだし涙ぐみながら読みました。
我が子が小さい時、こんなに丁寧に
接していなかったなぁと反省もしきり。
あわせて、卒業新郎新婦様達の
お子さん達の思い出をあれこれたぐり
どの子も可愛かったなぁとニヤニヤ(o^^o)
少年は運動ができて掃除も得意で料理上手
相手の思いを想像するチカラもある
さらに母親は働き者で情があり親子仲もいい
なぜ?そんな子が?小学生デビューで
不良になったんだ???
と、そこだけがずっと違和感でした。
21日間のバイトが終わりに近づく頃
私も寂しくなって平和なお話なのに
メソメソ泣きながら読み進みました。
読後は、少年と女の子の家族が
幸せでありますように
と、祈る清々しい気分です。
続編待っています☆”
PS
腕を広げて「おいで」と言うと
全力で走ってきて飛び込んでくれる喜び
わかるわかる!
「ゆうくん、おいでー」と言うと
笑いながら走ってきてくれたウチの坊主
可愛いかったなぁー。
こういう思い出貯金があるから
生きてゆけますね\(^_^)/
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| 「一人称単数 」 | 2020年8月24日 |
村上春樹さんの「一人称単数 」は
ノンフィクションっぽいお話と
おとぎ話っぽい感じもする短編が八つです。

「ヤクルトスワローズ詩集」では
ファンである著者が球場で観戦のさい
勝利を祈りながらも負けを覚悟していたそうで
「人生、負けることになれておくのも大事」に
クスリと笑えました。
著者が普段着ない スーツを着てバーに
出かける「一人称単数 」。
スーツを着ると違和感があって
なにやら気恥ずかしい、ってのわかるのです。
私には過去、スカートをはくことが
どうにもこっぱずかしい時期があって
着物は平気なのにスカート姿は
我が身が女装化趣味の人っぽく思えて
落ち着かずでしばらく遠ざかっていました。
が、昨年あたりからシャツワンピースが流行って
夏のワンピースを楽しめるようになりました。
この夏、石田ゆりこさんの高温多湿の日本の夏を
オーバーサイズのナチュラルなワンピースで
過ごすという投稿が話題になりましたね。
勝手に親近感♫•*¨*•.¸¸♪✧
麻や木綿の涼しげな色合いワンピースを
纏うことでお目にかかる方の体感温度が
少しは下がったらいいなぁと願っています。
小説に話は戻ります。
良かったのは「ウィズ・ザ・ビートルズ」で
冒頭から、あ!そういうことかって共感&納得しきりとでした。
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| 「魔女たちは眠りを守る」 | 2020年8月21日 |
村山早紀さんの「魔女たちは眠りを守る」は
悠久の時を生きる魔女が登場する七つのお話です。

亡くなった愛おしい人や猫と会えたり
カワウソや狼の魂と話したり
時空を越えた人形との出会い
そういうことが私にもおこって欲しいなぁと
無邪気にも想いました。
どのお話しもおおいに泣けて「天使の微笑み」は
終盤、賛美歌「Amazing Grace」が脳内でなり響きました。
「雨のおとぎ話」は旅立つ大好きな祖母を
見送る孫達の想いがとても切なく愛おしく
緩やかに命を見送ることの尊さが描かれていました。
キラキラしたファンタジーな魔女の話ではなく
戦争のむごさやキリスト教弾圧の歴史なども
描かれていて、その昔のとんがっていた
思秋期の私に読ませたかったです。
戦争について考えることの多いこの季節
そして、愛猫モコちゃんの命日の頃に読めて
良かった☆”癒されました。
あとがきで「私には魔法の力はない」とありますが
魔法のような美しい言葉があふれていました。
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| 「カケラ」 | 2020年8月17日 |
湊かなえさんの「カケラ」は美容整形がテーマで
各章でその人物から見た一人の少女の自殺についての
”事実”が口語体でつづられています。

外見の自意識や幸せの感じ方って多様で
他人にはわからない苦悩もあって当然で
どんなことも主観の問題なんだよねーっと感じました。
エピローグでの美容外科医の主張
「あなたというカケラがぴったり
はまる場所は、必ずあるから」はなるほどで
タイトル「カケラ」の意に納得しました。
イヤミス苦手でおそるおそる読み始めるも
真実が気になって二日で読み切りました。
読後の今も真実はどうもわからずで
しっくりこない思いがひっかかる・・・・・
ぁ、これがイヤミスってことか。
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| 「ファルセットの時間」 | 2020年8月14日 |
坂上秋成さんの「ファルセットの時間」は
かっては女装を楽しんでいて今は妻子もいる
34歳の主人公が16歳の見目良く歌声美しい少年に惹かれます。

女装化というだけでひとくくりにはできない
様々な人々の生きにくさが描かれていました。
女性であればマニッシュスタイルやボーイッシュも
ファッションとして公にできるのに
男性が女性っぽい装いをすることはとても大変なようです。
話し言葉はカギカッコで囲んでいなく
改行もされていなくて誰が話したという説明もなく
ですが、まったく混乱することなく
リズムもあって読みやすくきれいな文体でした。
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| 「奈緒と私の楽園」 | 2020年8月11日 |
藤田宜永さんの「奈緒と私の楽園」で
昭和ノワールの世界を楽しみました。

主人公の作家がずっと昔に女性のふりをして
雑誌に書いたフィクションの人生相談。
数十年後、それを手に「これは私の母です」と
母親を探す若い女性が現わるという
不思議なはじまりかたでした。
終盤、刺激的な内容へと変わってゆきます。
藤田作品は今まで何冊か拝読し
最近の作品であっても昭和っぽく
どこか湿度もあって懐かしさが感じらます。
今年お亡くなりになった藤田さんは
福井から東京、そしてパリで勤め人となり
結婚、離婚とかなり波乱万丈の人生だったようです。
帰国されてからは小池真理子さんと
小説家になることを夢みて同居されたそうです。
小池作品には、時折軽井沢のお家や風景が
紹介されていますがそこに藤田さんも
お住いだったのですね。
お二人が寄り添って笑う写真に
素敵なご関係だったことがうかがい知れます。
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| 「ただいま神様当番」 | 2020年8月7日 |
青山美智子さんの「ただいま神様当番」は
神様が願い事を叶えてくれるのではなく
神様の願い事を叶えなければならないというお話です。

ジャ-ジ姿の神様はちっとも威厳がなくて
人間くさくもある可愛いキャラクターです。
五つの連載短編のそれぞれの主人公に
当番がまわってきてお当番さんの間は
神様は左腕に宿っていて
その左手は時に、本人の思いとは違う
勝手で大胆すぎな行動をします。
神様の願いは、ワガママを言っているようで
お当番さんに気づきをもたらせてくれるものなのです。
抱える不満や悩みが次第に変化し
お当番さんが成長するといつのまにか
当番が終わっていたという
ユーモラスであったかいお話でした。
今作品も作者さんの猫好きが伝わってきます。
昔の人は猫の目を見て時計代わりに
したにはへぇーでした。
ウチのモコちゃんが赤ちゃんの頃
朝と夕では瞳の色が違って見えました。

ミニチュアアートの田中達也さん(Instagramで
フォローしています)のカバー写真も可愛いのです。
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| 「夜の向こうの蛹たちは」 | 2020年8月4日 |
近藤史恵さんの「夜の向こうの蛹たちは」は
本来なら、撫でるくらいの関係で終わるはずの
三人の女性の人生が深くからみあい
人生が大きくかわっていく心理サスペンスです。

主人公のキャリア7年の女流作家が
文壇のパーティーで話題の
美貌の新人作家と挨拶を交わします。
主人公はこの時、新人作家の作品と
本人の話し言葉とのあいだに違和感を覚えるのです。
新人作家には秘書がいて
主人公はその秘書に興味を持ち
会話するう秘書秘書が小説を書いて
いるのではないだろうかと考え始めます。
容姿が邪魔をしていると思い込む女性と
誰かに寄生しないと生きていけない女性に
疑惑の目をむける主人公。
そして、真相を知るうちに三人の関係は
意外すぎる方向に流れてゆくのでした。
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