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「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」
2017年7月9日

図書館で借りた島本理生さんの
「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」を
読みました。



恋人がHIV感染者であることを知った
主人公が恐怖感を持つ描写で

病気の事、ちゃんと教えてくれない過去。
よく知らない男の人に対する緊張感。


恋人が治らない病で
しかも、感染する病だと知って
混乱する様子が痛々しいことでした。
恋人の病気を受け入れてからも葛藤が続きます。


また、主人公の姉妹がそれぞれ
互いに対してコンプレックスを持っています。

未来は確実にやって来るけど、
きっと予想もしていなかったことや
叶わないことも多いだろう。
だけど、なんとかなるのだ、と思えるほどの
現実感がさっきの夢にはあって(略)


いつかは姉妹がわかりあえて
認め合えるのかしらと読み手が
希望を持てる物語の終わりかたでした。


各章になにかと美味しそうなお料理と
お酒が細やかに描かれています。
そして素敵な旅風景の描写には
瞬間、気持ちがワープできる感じです。

黄色いかぼちゃは、広い空と海を無言で見つめているようだった。

草間彌生さんの黄色いかぼちゃを思い描き
坊主と行った直島の旅の高揚感が蘇りました。


重たい題材を扱ってはいるのだけど
爽やかな読み心地のお話でした。


【追記】
本を読みながら、あれこれ想いを馳せるのが好きです。
集中力がないって言われそうですが^^;


例えば、直島で美術館めぐりしたことがあって、
陸の先端の草間彌生さんの黄色い
かぼちゃが鮮やかにブツブツだったこと。
赤かぼちゃの中に入ってサザエさんの歌を
歌ったらよく反響したこと。
真っ青な空のもと潮風を受けながら
自転車で島をぐるんとめぐったこと。
島の高いところから見下ろした
穏やかな瀬戸内の海に感動して
「おーしゃんびゅー♪」と叫んだこと。
ビビットなオブジェ達が楽しかったこと。
島の猫ちゃん達とのふれあったこと。
古民家で食べたピザがカリカリで好みだったこと。
坊主が直島アートな銭湯に入っている時
港でソフトクリームを食べながら
凪いだ海を眺めて待っていたこと。
などなど、幸福な思い出を取り出していましたヽ(^◇^*)/。


【もういっこ追記】
ワーカホリック気味の主人公が旅で

たくさんの疲れや悩みが、指先から泡になって、
しゅわしゅわと溶けていく。
初夏の蒸れた植物の匂いすらも清々しい。


私もワークホリックと言われたことあります。
ほぼほぼ四六時中、新郎新婦様の
ことを考えています。
ですが、ありがたいことに
仕事をしている時が一番ストレスが発散されます。


打合せで新郎新婦様達と過ごす時間は
楽しくてなんとも癒されます。
新郎新婦様が描き続けた夢を一緒に
紡ぐという大きな喜びにあふれていますから。


そして、むかえるハレの日の
感動ったらなくてお客様から
素晴らしいお福分けをいただいています。


そんなわけで、普段も新郎新婦様や
OBさんのことを考えている時間が
この上なく大好きです(^O^☆♪。。

投稿者 rin5chan : 2017年7月9日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

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