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「霧町ロマンティカ」
2016年9月14日

昨日、一昨日と見えなかった遠くの山が
今日は、輪郭を現しました。
毎朝、目覚めてすぐ山を見ます。
山が見えない時もそこにあるのは
「山の風景」なのです。


さて、読みたかった本がいっきに手元にやってきましたヽ(^◇^*)/



読みたい本があると
「早く(仕事や家事)かたづけちゃおう」と励みになります。
あと、晩酌は控えようって思えます。




まずは、唯川恵さん「霧町ロマンティカ」
夜更かしして一日で読めた!
って、言うか読み出したらどうにもとまらなくなったわけで。


軽井沢に住居するようになった主人公が

軽井沢に来て、人間が山を信仰の対象にする思いが
素直に理解できるようになった。
何があろうと山はそこにある、
その約束を決して違えない。
そんな存在が何よりも人を落ち着かせてくれる。
岳夫もまた、今は毎日のように浅間山を見る。
ただ、見る。それだけでいい。それだけで安心する。

私も山を見ることが好きです。
毎日何度も山をみます。
その都度、山は表情をかえていてあきることがないのです。
山はいつも優しく迎えてくれます。


急速に衰える老犬を介護する主人公に獣医さんが

「(略)飼い主さんが犬を思う気持ちはもちろんですけど、
犬の、飼い主さんを思いやる深さにはいつも胸を打たれます」
「(略)『もう思い残すことは何もない』と思ってもらうために
頑張ってるんじゃないかしら。(略)」


犬とのくだりでは大いに泣きしました。 
私は猫と暮らしたことがあるのですが
動物が旅立つ時、私達に大切なメッセージを
残して行ってくれたような気が多いにします。


主人公は、憎めなくて応援したくなるような
甲斐性無しの男でした。


唯川さんの「啼かない鳥は空に溺れる」がとても好きです。
この作品もおもしろかったです。




時間がない日は、何日にもまたがって
読んでもいいように短編のエッセイを選びます。
今日は時間がとれるって日には
長編に手をつけます。
しかし、読みだすと自宅のソファには、
閉館時間ってのがないから
やめられないとまらない。
で、夜更かししてまう。。。。

投稿者 rin5chan : 2016年9月14日 カテゴリー: 気まま図書館 | コメントはまだありません »

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